第8号 からだの歪み(2) 矯正法1
ガンを予防しましょう 2013年2月7日
第8号 からだの歪み(2) 矯正法1
バランステストを試してみていただけましたでしょうか?
テスト(1)、(2)、(3)の結果は如何でしたか?
人間を数十年続けていると、生活様式によって身体のクセが出来上がってきます。
無意識に部分的に力が入っていて、抜いたつもりでも実際には力が抜けていない
部位が生じてきます。
力が抜けない部分では、筋肉がいつも緊張しており、筋肉が疲労困憊して硬直
していることもあります。そして全身のバランスが乱れる原因になり得ます。
全身がほど良くリラックスして、脱力できないと、足裏全面を柔らかく床に着け
るのは難しいと思います。そして目を閉じて足踏みしていると自然に移動して
しまいがちです。
アンバランスがそれ程大きく無い場合は、クセとして片つけられるかも知れませ
んが、大きくなってくると、骨盤、股関節、背骨などに歪みがある可能性が高い
ので矯正する必要があります。
先ず、とても簡単な下記を試してみてください。
[功法3] : 振動法
1.両足を肩幅より少しだけ狭くして立ちます。
爪先を真前に向けて両足を平行にします。全身脱力します。
2.股関節と膝を柔らかく緩めて、身体全体を2~4cm程度上下にリズミカル
に揺すります。身体をほぐしていくイメージを思い続けます。
3.揺するスピードは1分間に110回~140回程度が一般的ですが、いろいろ
変化させてみて気持ちの良いスピードでゆったり揺すります。
4.揺すりながら、身体の上部から順番に力を抜いていくイメージを続けます。
身体を上下に揺すりながら、頭から、両肩から、胸から、お腹から、背中
から、腰から、お尻から力を抜いて、力を足裏に落とし込んでいくイメー
ジを続けます。実際に力が抜けてくると、足裏で身体の重みがかなり重く
なったように感じられてきます。
5.揺する時間は、出来れば4~5分、最初は疲れない範囲で2分程度でもOK
です。少しずつ長くしてきます。
目的は、揺すって、緩めて、柔らかくして、身体をほぐして、歪みを少なく
していくことです。
6.1日2~3回程度でも続けていると、身体の固い部分がほぐれてきて、少し
ずつですが身体のアンバランスが小さくなって消えていきます。
また足裏で身体の重みが増してくるように感じられてきます。
身体の重みを感じることはとても重要です。
[補足]
ポイントは、「リラックスして」、「力を抜きながら」、「リズミカルに」身体
を上下に揺することです。
当然ながら、力を入れて頑張って揺するのではありません!
揺するだけで何故歪みが取れるの? と不思議に思われるかも知れません。
器に豆や塩などを入れて表面が凸凹している状態を想像してみてください。
器の縁をトントンと軽く叩いていると、次第に凸凹が小さくなって表面が平ら
になっていきますね。それと同じ原理です。
からだにクセや歪みがあるということは、筋肉などに部分的なコワバリが定着し
ているからです。振動法を継続していると強張りが次第に取れて、クセや歪みが
軽減されていきます。
からだが緩み、脱力出来るようになることは、「生命力」を高く維持するため
に極めて重要です。
以上
第8号 からだの歪み(2) 矯正法1
バランステストを試してみていただけましたでしょうか?
テスト(1)、(2)、(3)の結果は如何でしたか?
人間を数十年続けていると、生活様式によって身体のクセが出来上がってきます。
無意識に部分的に力が入っていて、抜いたつもりでも実際には力が抜けていない
部位が生じてきます。
力が抜けない部分では、筋肉がいつも緊張しており、筋肉が疲労困憊して硬直
していることもあります。そして全身のバランスが乱れる原因になり得ます。
全身がほど良くリラックスして、脱力できないと、足裏全面を柔らかく床に着け
るのは難しいと思います。そして目を閉じて足踏みしていると自然に移動して
しまいがちです。
アンバランスがそれ程大きく無い場合は、クセとして片つけられるかも知れませ
んが、大きくなってくると、骨盤、股関節、背骨などに歪みがある可能性が高い
ので矯正する必要があります。
先ず、とても簡単な下記を試してみてください。
[功法3] : 振動法
1.両足を肩幅より少しだけ狭くして立ちます。
爪先を真前に向けて両足を平行にします。全身脱力します。
2.股関節と膝を柔らかく緩めて、身体全体を2~4cm程度上下にリズミカル
に揺すります。身体をほぐしていくイメージを思い続けます。
3.揺するスピードは1分間に110回~140回程度が一般的ですが、いろいろ
変化させてみて気持ちの良いスピードでゆったり揺すります。
4.揺すりながら、身体の上部から順番に力を抜いていくイメージを続けます。
身体を上下に揺すりながら、頭から、両肩から、胸から、お腹から、背中
から、腰から、お尻から力を抜いて、力を足裏に落とし込んでいくイメー
ジを続けます。実際に力が抜けてくると、足裏で身体の重みがかなり重く
なったように感じられてきます。
5.揺する時間は、出来れば4~5分、最初は疲れない範囲で2分程度でもOK
です。少しずつ長くしてきます。
目的は、揺すって、緩めて、柔らかくして、身体をほぐして、歪みを少なく
していくことです。
6.1日2~3回程度でも続けていると、身体の固い部分がほぐれてきて、少し
ずつですが身体のアンバランスが小さくなって消えていきます。
また足裏で身体の重みが増してくるように感じられてきます。
身体の重みを感じることはとても重要です。
[補足]
ポイントは、「リラックスして」、「力を抜きながら」、「リズミカルに」身体
を上下に揺することです。
当然ながら、力を入れて頑張って揺するのではありません!
揺するだけで何故歪みが取れるの? と不思議に思われるかも知れません。
器に豆や塩などを入れて表面が凸凹している状態を想像してみてください。
器の縁をトントンと軽く叩いていると、次第に凸凹が小さくなって表面が平ら
になっていきますね。それと同じ原理です。
からだにクセや歪みがあるということは、筋肉などに部分的なコワバリが定着し
ているからです。振動法を継続していると強張りが次第に取れて、クセや歪みが
軽減されていきます。
からだが緩み、脱力出来るようになることは、「生命力」を高く維持するため
に極めて重要です。
以上
#
by jiriki-tachikawa
| 2013-02-07 00:00
| ガン予防2メールマガジン
第7号 からだの歪み(1) テスト法1
ガンを予防しましょう 2013年1月31日
第7号 からだの歪み(1) テスト法1
3週にわたって呼吸法の基礎を説明してきました。
呼吸法は生命力を高く維持するためにとても重要です。
後日、「逆腹式呼吸法」の例もご紹介する予定です。
ところで皆さん ご自分のからだのクセや歪みを気にしたことはありませんか?
からだのクセや歪みも、生命力を阻害する要因の一つになり得ます。
先ず、次のバランステストを試してみてください。
[功法2] : バランステスト(1)
(1)畳やフローリングの床に仰向けに寝ます。両膝、両足を自然に伸ばし全身
を脱力させます。顔だけ持ち上げて、ご自分の足先の角度を観察します。足先は
少し斜め外側に傾くのが普通だと思いますが、左右の足先の角度に差がないか
チェックします。左右がほぼ同じ角度に傾いていれば取り敢えずOKです。
また出来れば、足の長さに差がないかをチェックします。
(2)風呂上りで両足が少し濡れているままで、床の上に自然に立って足跡を
つくり、少し離れて足跡を観察します。足跡の着地状況を見ることで左右前後の
アンバランスがないかを調べます。
左右対称になっているかどうか、土踏まず以外は足裏全面が均等に床に着いて
いるかどうか、両足の10本の指も床に着いているかどうかをチェックします。
(3)8畳間、出来ればもう少し広い部屋の中央に立ち、足踏みをします。
膝を高く(腿が水平になるくらいまで)上げ、手も交互に大きく振って元気に
足踏みをします。
次に、両目を閉じて、同様に足踏みを100歩続けます。
100歩足踏みしたら目を開けて、最初の位置からどの程度移動しているかを
チェックします。足踏みですから、本来は最初の位置に居る筈ですが、両目を
閉じていると実際にはかなり移動していることがあります。
家具などにぶつからないように出来ればご家族に監視してもらいます。
(1)、(2)のバランステストで、極端な左右差がある場合、および(3)の
バランステストで1m以上移動する場合は、歪みがあると考えて矯正した方が
良さそうです。
[補足]
(1)のテストでは左右差がハッキリ出る方は少ないかも知れません。
(2)では足裏全面が均等に床に着かない方が意外と多いかも知れません。
(3)は多少なりとも前後左右に移動する方が多いと思います。
1m、2m、人によっては3m以上移動する方もいます。移動する方向も様々
です。前後にずれる場合は重心が前後に偏っています。左右に移動する場合は、
骨盤、股関節などに左右のアンバランスがありそうです。
膝の高さや足踏みの速度にもよりますが、1m以上移動する場合は骨盤などに
歪みがあると考えて矯正した方が良いと思います。
「生命力アップ」の観点からとても大事です。
次回は簡単な矯正法をご紹介します。
以上
#
by jiriki-tachikawa
| 2013-01-31 00:00
| ガン予防2メールマガジン
第6号 呼吸法(3) 呼吸法による自律神経の調整
ガンを予防しましょう 2013年1月24日
第6号 呼吸法(3) 呼吸法による自律神経の調整
前回、呼吸法によって自律神経の調整ができると記述しました。
1.自律神経とは?
自律神経は、からだの活動度を自動的に調整する重要な神経系です。
からだを活動的にさせる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」
とから構成され、意識することなく自動的に身体を最適な状態に維持します。
(1)交感神経は、自動車に例えるなら、アクセルとして機能します。
いざという時(例えば敵と遭遇した時)、交感神経は、心拍数を上昇させ、
血圧を上げ、呼吸数を上げ、闘争準備や逃走準備を行います。
(2)副交感神経は、ブレーキとして作用し、上記と逆の働きを行い、また
消化機能や排泄機能を促進させます。
この交感神経と副交感神経の絶妙なバランスによって心身が快調に維持され
ますが、バランスが崩れると様々な不調が生じてきます。
2.自律神経の調整
(1)交感神経を高めるためには、意識して吸気を長めに吸い、吐くときは
短めに吐いて呼吸を続けます。次第に交感神経が刺激されて、アクセルの働き
が優位になります。
気持ちが落ち込んで元気が出ないとき、やる気が湧いてこないときに試します。
(2)副交感神経を高めるためには、意識して呼気を長めに吐き、吸うとき
は短めに吸って呼吸を続けます。次第に副交感神経が刺激されて、ブレーキ機能
が優位になります。
気持ちを落ち着けて安静を得たいときに試します。
特に問題がないときの呼吸は、吸う時間と、吐く時間をほぼ同じ長さでゆったり
と深く気持ちよく呼吸を続けます。
3.呼吸法に関する補足
(1)先々ご週説明した「順式腹式呼吸」の4つのポイントに馴れてきた方は、
出来れば舌先を上の歯の根元か歯茎に軽く触れるようにします。
エネルギー(気)の流れが良くなります!
身体の背中側とお腹側を縦に循環する気の流れが良くなっていきます。
(2)もし息を吐くときに、鼻から吐くのに違和感がある方は、当面 口から
吐いても結構です。続けていると次第に鼻から吐けるようになっていきます。
(3)さらに馴れてきた方は、呼吸を続けながら「イメージトレーニング」を
重ねると効果が一段と大きくなりますが、具体的にはもう少し経ってからご説
明する予定です。
(4)日本は「呼吸法大国」と言っても良いかもしれません。
ただし明治時代前後の話です。高度で深遠で特徴ある呼吸法が次々と開発され
広まりましたが、残念ながら時代とともにその多くが消え行く過程にあります。
その中で今なお100年以上続いている高度な「調和道丹田呼吸法」という呼吸
法もあります。筆者も30年近く前になりますが本部道場にしばらく通い、その
後も様々な呼吸法を試してきました。
(5)明治時代前後および以降に来日した欧米人が日本人の精神性の高さに
ついて賞賛していますが、呼吸法の普及・拡がりと一部関連があるのかもしれ
ません。呼吸法は生命力を高め、精神力をも押し上げる働きがあります。
以上
第6号 呼吸法(3) 呼吸法による自律神経の調整
前回、呼吸法によって自律神経の調整ができると記述しました。
1.自律神経とは?
自律神経は、からだの活動度を自動的に調整する重要な神経系です。
からだを活動的にさせる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」
とから構成され、意識することなく自動的に身体を最適な状態に維持します。
(1)交感神経は、自動車に例えるなら、アクセルとして機能します。
いざという時(例えば敵と遭遇した時)、交感神経は、心拍数を上昇させ、
血圧を上げ、呼吸数を上げ、闘争準備や逃走準備を行います。
(2)副交感神経は、ブレーキとして作用し、上記と逆の働きを行い、また
消化機能や排泄機能を促進させます。
この交感神経と副交感神経の絶妙なバランスによって心身が快調に維持され
ますが、バランスが崩れると様々な不調が生じてきます。
2.自律神経の調整
(1)交感神経を高めるためには、意識して吸気を長めに吸い、吐くときは
短めに吐いて呼吸を続けます。次第に交感神経が刺激されて、アクセルの働き
が優位になります。
気持ちが落ち込んで元気が出ないとき、やる気が湧いてこないときに試します。
(2)副交感神経を高めるためには、意識して呼気を長めに吐き、吸うとき
は短めに吸って呼吸を続けます。次第に副交感神経が刺激されて、ブレーキ機能
が優位になります。
気持ちを落ち着けて安静を得たいときに試します。
特に問題がないときの呼吸は、吸う時間と、吐く時間をほぼ同じ長さでゆったり
と深く気持ちよく呼吸を続けます。
3.呼吸法に関する補足
(1)先々ご週説明した「順式腹式呼吸」の4つのポイントに馴れてきた方は、
出来れば舌先を上の歯の根元か歯茎に軽く触れるようにします。
エネルギー(気)の流れが良くなります!
身体の背中側とお腹側を縦に循環する気の流れが良くなっていきます。
(2)もし息を吐くときに、鼻から吐くのに違和感がある方は、当面 口から
吐いても結構です。続けていると次第に鼻から吐けるようになっていきます。
(3)さらに馴れてきた方は、呼吸を続けながら「イメージトレーニング」を
重ねると効果が一段と大きくなりますが、具体的にはもう少し経ってからご説
明する予定です。
(4)日本は「呼吸法大国」と言っても良いかもしれません。
ただし明治時代前後の話です。高度で深遠で特徴ある呼吸法が次々と開発され
広まりましたが、残念ながら時代とともにその多くが消え行く過程にあります。
その中で今なお100年以上続いている高度な「調和道丹田呼吸法」という呼吸
法もあります。筆者も30年近く前になりますが本部道場にしばらく通い、その
後も様々な呼吸法を試してきました。
(5)明治時代前後および以降に来日した欧米人が日本人の精神性の高さに
ついて賞賛していますが、呼吸法の普及・拡がりと一部関連があるのかもしれ
ません。呼吸法は生命力を高め、精神力をも押し上げる働きがあります。
以上
#
by jiriki-tachikawa
| 2013-01-24 00:00
| ガン予防2メールマガジン
第5号 呼吸法(2) 呼吸法の効果
ガンを予防しましょう 2013年1月17日
第5号 呼吸法(2) 呼吸法の効果
「順式腹式呼吸法」を試してみて頂けましたでしょうか?
馴れるまでの間、しばらくやり難く感じることと思いますが、続けている
と気持ちよくできるようになります。
そしてその効果を実感できるようになってきます。
「呼吸法」は想像以上に大きな効果をもたらします。
健康長寿の「鍵」といっても良いと思います。
単に酸素と養分を全身・全組織に廻らせるだけではありません。
普段我々が無意識に行っている呼吸は、「自律神経」が自動的に呼吸を制御
しています。一方、呼吸法による呼吸は、呼吸のしかたによって逆に自律
神経を望ましい状態に調整することができます。
また内臓が程よい刺激を受け、内臓自身の働きが活性化されていきます。
さらに、リラックスし易くなり、心が落ち着き、心の働きを活用しやすく
なってきます。
呼吸法の効果を整理すると:
(1)生命力、免疫力が高まります
長く深い呼吸によって、体内の全ての細胞に血液が送られ、酸素と養分が十分
に届けられます。
そして全ての細胞が活性化され、生き生きと本来の機能を取り戻していきます。
生命力、免疫力が高まり、元気が湧いてきます。
そして病気やガンを未然に予防します。
(2)自律神経の調整
呼吸法によって自律神経が調整されていきます。
自律神経は交感神経と副交感神経とから構成されており、両者のバランスが
乱れると様々な不調が生じてきます。
呼吸法によって自律神経のバランスを整えることができます。
このことは次回もう少し具体的に説明します。
(3)内臓の活性化
お腹が前後に大きく動くと同時に、横隔膜が上下に動くので、横隔膜周辺の
内臓が動かされ、程よい物理的な刺激を受けます。そして内臓自身の働きが
活性化されていきます。
(4)リラックスし易くなり、次第に脱力できるようになってきます。
その結果、「エネルギー(気)」が身体中を滞りなく循環するようになって
きます。そして「エネルギー(気)」が全身に満ち満ちてきます。
(5)心が落ち着いてきます。雑念を排除し易くなってきます。
そして「心」の働きを活用し易くなってきます。
「心」の働きの活用については別途ご説明します。
[補足] 呼吸法の種類
呼吸法の種類は沢山あります。
目的も方法も流派も難度も様々です。
・健康増強のための呼吸法
・病気を治すための呼吸法
・願望を成就するための呼吸法
・武術鍛錬としての呼吸法
・修養の過程としての呼吸法
・悟りに至る道程を含む呼吸法
などなど色々あります。
呼吸法はびっくりする程奥が深いのです。
呼吸法は、心の深い領域とも密接に関係します。
何故なのか については、段階を追って少しずつご説明する予定です。
以上
第5号 呼吸法(2) 呼吸法の効果
「順式腹式呼吸法」を試してみて頂けましたでしょうか?
馴れるまでの間、しばらくやり難く感じることと思いますが、続けている
と気持ちよくできるようになります。
そしてその効果を実感できるようになってきます。
「呼吸法」は想像以上に大きな効果をもたらします。
健康長寿の「鍵」といっても良いと思います。
単に酸素と養分を全身・全組織に廻らせるだけではありません。
普段我々が無意識に行っている呼吸は、「自律神経」が自動的に呼吸を制御
しています。一方、呼吸法による呼吸は、呼吸のしかたによって逆に自律
神経を望ましい状態に調整することができます。
また内臓が程よい刺激を受け、内臓自身の働きが活性化されていきます。
さらに、リラックスし易くなり、心が落ち着き、心の働きを活用しやすく
なってきます。
呼吸法の効果を整理すると:
(1)生命力、免疫力が高まります
長く深い呼吸によって、体内の全ての細胞に血液が送られ、酸素と養分が十分
に届けられます。
そして全ての細胞が活性化され、生き生きと本来の機能を取り戻していきます。
生命力、免疫力が高まり、元気が湧いてきます。
そして病気やガンを未然に予防します。
(2)自律神経の調整
呼吸法によって自律神経が調整されていきます。
自律神経は交感神経と副交感神経とから構成されており、両者のバランスが
乱れると様々な不調が生じてきます。
呼吸法によって自律神経のバランスを整えることができます。
このことは次回もう少し具体的に説明します。
(3)内臓の活性化
お腹が前後に大きく動くと同時に、横隔膜が上下に動くので、横隔膜周辺の
内臓が動かされ、程よい物理的な刺激を受けます。そして内臓自身の働きが
活性化されていきます。
(4)リラックスし易くなり、次第に脱力できるようになってきます。
その結果、「エネルギー(気)」が身体中を滞りなく循環するようになって
きます。そして「エネルギー(気)」が全身に満ち満ちてきます。
(5)心が落ち着いてきます。雑念を排除し易くなってきます。
そして「心」の働きを活用し易くなってきます。
「心」の働きの活用については別途ご説明します。
[補足] 呼吸法の種類
呼吸法の種類は沢山あります。
目的も方法も流派も難度も様々です。
・健康増強のための呼吸法
・病気を治すための呼吸法
・願望を成就するための呼吸法
・武術鍛錬としての呼吸法
・修養の過程としての呼吸法
・悟りに至る道程を含む呼吸法
などなど色々あります。
呼吸法はびっくりする程奥が深いのです。
呼吸法は、心の深い領域とも密接に関係します。
何故なのか については、段階を追って少しずつご説明する予定です。
以上
#
by jiriki-tachikawa
| 2013-01-17 00:00
| ガン予防2メールマガジン
第4号 呼吸法(1) 呼吸法の基本
ガンを予防しましょう 2013年1月10日
第4号 呼吸法(1) 呼吸法の基本
生命力、免疫力を阻害する要因のひとつに酸素不足があります。
酸素不足を回避するために「呼吸法」が重要であるとお話ししました。
呼吸法を大別すると、胸式呼吸と腹式呼吸に分かれます。
子供の頃から無意識に行っている呼吸は胸式呼吸であり、肋骨を動かせる範囲
内の比較的浅い小さな呼吸です。
それに比べて腹式呼吸は、練習によって大きくお腹を動かせるので、深くゆっ
たりとした大きな呼吸を行うことができます。
そして健康増進に効果が大きいのは腹式呼吸と言われています。
腹式呼吸の中で基本は、「順式腹式呼吸法」です。
先ず以下を試してみてください。
[功法1] : 順式腹式呼吸法
(1)鼻からゆったりと息を吸いながら、お腹を前側に膨らませます。
鼻からゆったりと息を吐きながら、お腹(丹田)を後側に引き込みます。
(2)吸うときも、吐くときも、出来れば 「細く、長く、深く、均一に」
呼吸します。ただし、ゆったり気持ちよく呼吸できる範囲で結構です。
吸う時間と、吐く時間はほぼ同じ長さに、あるいは吐く時間を少し長めにして
吐きます。
(3)心を落ち着けて、雑念を排除して静かに呼吸します。
呼吸そのものに意識を集中しても結構です。
(4)一番大事なことは、決して無理をしないことです。ご自分のペースで
ゆったり気持ちよくできる範囲で続けていると、次第に腹式呼吸法に馴れて
きます。そして「細く、長く、深く、均一に」呼吸できるようになっていき
ます。
もし息を吐くときに、鼻から吐くのに違和感がある方は、当面 口から吐いて
も結構です。続けていると次第に鼻から吐けるようになっていきます。
上記の「順式腹式呼吸」を出来れば1日 3回以上行います。
はじめは1回あたり3分ほどで結構です。
無理をせずに、ご自分のペースでゆったり気持ちよく腹式呼吸をしましょう。
お試しあれ!!!
[補足]
(1)順式腹式呼吸法の「順式」とは、息を吸うときにお腹を膨らませるのを
「順式」と言い、逆に息を吸うときにお腹を引き込むのを「逆式」と言います。
(2)「丹田」とは、からだにいくつかある重要なエネルギーセンターの一つ
です。丹田の場所は、流派や指導者によって異なりますが、お臍の指4本下の
内側にあるとする説が一般的です。
お腹側と背中側のちょうど中間あたりに位置し、ゴルフボールより少し大きめ
の容積を占め、エネルギー(気)が充満しているエネルギーセンターであると
考えられています。
続けていると、実際に丹田のエネルギーを感じられるようになってきます。
以上
第4号 呼吸法(1) 呼吸法の基本
生命力、免疫力を阻害する要因のひとつに酸素不足があります。
酸素不足を回避するために「呼吸法」が重要であるとお話ししました。
呼吸法を大別すると、胸式呼吸と腹式呼吸に分かれます。
子供の頃から無意識に行っている呼吸は胸式呼吸であり、肋骨を動かせる範囲
内の比較的浅い小さな呼吸です。
それに比べて腹式呼吸は、練習によって大きくお腹を動かせるので、深くゆっ
たりとした大きな呼吸を行うことができます。
そして健康増進に効果が大きいのは腹式呼吸と言われています。
腹式呼吸の中で基本は、「順式腹式呼吸法」です。
先ず以下を試してみてください。
[功法1] : 順式腹式呼吸法
(1)鼻からゆったりと息を吸いながら、お腹を前側に膨らませます。
鼻からゆったりと息を吐きながら、お腹(丹田)を後側に引き込みます。
(2)吸うときも、吐くときも、出来れば 「細く、長く、深く、均一に」
呼吸します。ただし、ゆったり気持ちよく呼吸できる範囲で結構です。
吸う時間と、吐く時間はほぼ同じ長さに、あるいは吐く時間を少し長めにして
吐きます。
(3)心を落ち着けて、雑念を排除して静かに呼吸します。
呼吸そのものに意識を集中しても結構です。
(4)一番大事なことは、決して無理をしないことです。ご自分のペースで
ゆったり気持ちよくできる範囲で続けていると、次第に腹式呼吸法に馴れて
きます。そして「細く、長く、深く、均一に」呼吸できるようになっていき
ます。
もし息を吐くときに、鼻から吐くのに違和感がある方は、当面 口から吐いて
も結構です。続けていると次第に鼻から吐けるようになっていきます。
上記の「順式腹式呼吸」を出来れば1日 3回以上行います。
はじめは1回あたり3分ほどで結構です。
無理をせずに、ご自分のペースでゆったり気持ちよく腹式呼吸をしましょう。
お試しあれ!!!
[補足]
(1)順式腹式呼吸法の「順式」とは、息を吸うときにお腹を膨らませるのを
「順式」と言い、逆に息を吸うときにお腹を引き込むのを「逆式」と言います。
(2)「丹田」とは、からだにいくつかある重要なエネルギーセンターの一つ
です。丹田の場所は、流派や指導者によって異なりますが、お臍の指4本下の
内側にあるとする説が一般的です。
お腹側と背中側のちょうど中間あたりに位置し、ゴルフボールより少し大きめ
の容積を占め、エネルギー(気)が充満しているエネルギーセンターであると
考えられています。
続けていると、実際に丹田のエネルギーを感じられるようになってきます。
以上
#
by jiriki-tachikawa
| 2013-01-10 00:00
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