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[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第30号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第30号

第5章 新たな価値観の展開  

5-3.新しい価値観の醸成 

3.「和・真・善・美・律」

「精神性を重視する価値観」の要点である「和・真・善・美・律」を個別にご説明していきます。

(1)「和」: 周囲との調和を何よりも大事にします。

○理想的には、周囲の全てと良好な関係を維持するように努力します。先ずは敵対関係の相手を減らし、良好関係の相手を増やしていきます。

○寛容の精神を大事にします。

○エゴイズム、利己主義を抑えます。

〇自己愛と同様に利他愛を大事にします。思いやりの気持ち、おもてなしの心も、ここから生まれ拡がります。

〇他を排斥したり、おとしめたり、いじめたり、陰口を言ったり、支配しようと考えません。

○「和」の心が拡がると、周囲が穏やかになり、明るくなり「信頼」が強まります。

○「和」の心が拡がると、自分の存在を脅かす敵対関係の相手がいなくなり、精神的な安定感が増し、物質重視の価値観も次第に薄らいでいきます。

○周囲にマイナス影響を与えるのでなく、プラス影響を与えるように努力します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

○子供のころから「和」の教育、躾をすることにより、いじめや非行が減少する筈です。

〇組織では、組織内の和、組織間の和、周囲との和、社会との和に注力します。

〇独裁政治体制は「和」の精神から懸け離れていると考えます。

○「和」を無視して膨張主義を続ける国家は「悪」であり、紛争と悲劇の源泉であり、人類の平和と安寧の敵であると捉えます。

「和」は聖徳太子の時代から、いや遥かに古く縄文時代から大切にされてきた「日本の心」の底流であり核心部分であると考えられます。日本人が率先して「和」の価値観を拡げていくことが期待されます。日本人は明治以前に既に西欧人が羨む理想的な社会、国を作っていました。そのエッセンスを復元して、世界の大きな潮流にしていく必要があると考えます。

「和」の価値観が拡がったら何か変わるのか? と思われるかも知れません。いや、静かにではあっても驚くほど大きく世の中が変化し得ると考えます。

例えば、北朝鮮は世界中の多くの国々と非良好関係にあります。また北朝鮮国内においても、政府中枢は過半数の国民と非良好関係にあると考えられます。他の様々な観点から評価しても、北朝鮮政府の「和」の精神は最悪レベルであると評価されることになるでしょう。

適切な方法で「和」の観点から評価を行い、その結果を数値化または記号化して公表できれば、世界中がその評価を心に留めることになります。北朝鮮自身は当然反発するでしょうが、次第にそのことを「意識」せざるを得なくなる筈です。時間はかかるでしょうが内部から少しずつ変化していくことが期待できます。

同様に、世界中の国々の政府、組織、大企業などの行動、動きに関して「和」の観点から評価を行い、その結果を公表できれば、世界中が少しずつ良い方向へ変化する可能性が高まります。紛争や戦争が減り、理不尽な政治や事件が減少する可能性が高まります。

「和」の心が拡がると、物質重視の価値観が次第に変質していきます。自分だけが利己的に物質に固執するのは間違っていると気付くようになります。モノ、カネの獲得競争が次第にやわらぎ、結果的に自然破壊、地球温暖化、気候変動、海面上昇、ゴミ問題など地球環境の悪化に歯止めをかけられる可能性があります。

「和」は「心のあり方」ですから、基本的にはお金も物も必要としません。多くの人々が共鳴・協調できるかどうかの問題です。

(2)「真」:  真実を追求し、正義、信義、誠実を重視します。

○何が真実なのか万象に対して真理を追究する努力を続けます。

○嘘・偽りを言わないようにします。 

○真実を隠さないようにします。

○「真」に反する行動をしたら「恥じる」心を持ちます。

○組織では、正義、信義、誠実を重視して周囲との信頼関係を深め、信用を拡げます。

○他者に対して嘘で固めた虚偽宣伝を行うことは最大の罪悪と考えます。

「真・善・美」は、ギリシャの哲学者プラトンの時代に既に「人間の目指すべき理想」として考えられていたようです。

世の中には、平気で嘘・偽りを口にする人々がいます。そのような国家さえあります。嘘をついてもその場を切り抜けられれば良い、捕まらなければ勝ちだと考える人々も多くいます。

中国の政府筋の会見、発表などでは、しばしば黒を白と平然と言い張る実例が多くあります。真実を記録した映像が公表されて明らかに事件の決着がついたのに、謝罪どころか相手を非難し続けたりします。また南京大虐殺のように、明らかな証拠がないのに旧日本軍によって30万人が虐殺されたと虚偽の情報を繰り返し発信して反日キャンペーンを続けています。

嘘・偽りによって人を騙すことができても「天」(「気の海」)は騙せません。「大宇宙のしくみ」から考えると、全てが「お見通し」です。人間には見つからなくても天は全てを知っています。自分の死後そのことに気付いて無知と恥ずかしさに苛まれることになるでしょう。

日本の武士道では、「誠」(真実、誠実を重視する 武士に二言なし)、「義」(不正・卑劣を戒める)、さらに「名誉」、「勇」、「礼」、「仁」、「品格」などをとても大事にしました。

(3)「善」: 自分の周囲のために善いことをします。

○周囲を思いやる気持ちをいつも持ちます。そして周囲のためになり周囲が喜ぶような善いことを行います。

○他者の善を尊重し評価し感謝します。

○モラル(倫理・道徳・良識)を大事にし、善に反することは行いません。

〇組織では社会貢献、地域貢献、福祉向上に注力します。

〇周囲にマイナス影響を与えるのでなく、プラス影響を与えるように努力します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

周囲を思いやる気持ちを持っていると、周囲からも同じ気持ちが還ってきます。作用・反作用の法則です。暗い夜にオレンジ色の電灯を灯すと周囲がオレンジ色に照らされ、青い色の電灯を灯すと周囲が青く見えるのに似ています。

善をなせば結果的に良いかたちで還ってくる可能性が高まります。悪をなせば何れは悪いかたちで還ってくる可能性があります。大宇宙にも作用・反作用の法則が生きています。

周囲を思いやる気持ちを持つためには、自分自身の心が穏やか、爽やかな状態であり、前向き積極的な気持ちになっている必要があります。エネルギー体が充実している必要があります。

(4)「美」: 美しい心・美しいものを大事にします。

○自分の心から雑念や悪感情を洗い流して心を透明な状態に近づけ、心が穏やかで爽やかな状態を維持します。

○美しい心・美しいものを味わい、鑑賞し、共感し、感銘します。

○自分の周囲に美しいと思えるものを少しずつ増やし豊かな心を拡げていきます。

〇自ら美しいもの(詩歌、音楽、絵画、工芸品など)を創作しようと努力します。

○飾り立てた虚飾の美ではなく、自然・純粋な美、簡潔・清明な美を大事にします。

〇組織では、環境対策、環境美化などに注力します。

周囲に美しい心・美しいものが多くなると、それが心の栄養になり、自らの心が和み、さらに心が豊かに元気になっていきます。そして幸せ感が拡がり、知らず知らずの内に気品が生じ、気高さを感じさせるようになっていきます。

「美」は文化・芸術の核心です。「美」の意識が拡がると心が穏やかになり、豊かになり、次第に世界が平和の方向へ向いていくことが期待できます。

(5)「律」: ルール、マナー、法律、国際法などを尊重します。

○自らを律して、自分の損得よりも、ルール、マナーなどの順守を優先させます。

○モラル(倫理・道徳・良識)を大事にし、善悪の判断に関する感性を磨きます。

○利己的、独善的にルールを変えようとしません。

○善に反することは行いません。

〇組織では、ルール、マナー、法律、国際法などを遵守します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

私たち日本人にとって、ルール、マナー、法律、国際法などを尊重するのは当たり前であり、あらためて「律」など掲げる必要はありませんが、世界はそうでもありません。ユダヤ教やキリスト教の世界ではモーゼの十戒のように、殺すなかれ、盗むなかれ、姦淫するなかれ、など極めて基本的なことまで神に誓う世界のようです。

中国は、南シナ海領有権問題に関する仲裁裁判所の裁定を無視し続けています。核心的利益と称する自国の主張だけを繰り返し、自分に都合の悪い国際的裁定を無視する中国は、「律」の観点から最悪の評価を受けることになるでしょう。

「和・真・善・美・律」を尊重し実践する人には、「品格」が感じられるようになってくる筈です。「品格」とは、その人が身につけている品位、風格のことであり、節度や人徳や礼儀、気高さに富んでいる様子を言います。品格が備わっている人は周囲から尊敬の念をもたれ、また信用を得ることになるでしょう。

そのような人は「大宇宙のしくみ」に沿った生き方をしている「理想的な人」に近いということができそうです。「和・真・善・美・律」は、人間の生き方における基本的な指針・目標と考えることができます。個人だけでなく、組織や国家も同様です。

そのような人、組織、国家が増加すれば、世界は醜い利己的競争・紛争の時代から、和やかな調和、協調、共存、平和の時代に進化していくことと確信しています。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp









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by jiriki-tachikawa | 2018-02-12 09:08 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第29号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第29号

第5章 新たな価値観の展開 
 

5-3.新しい価値観の醸成 

1.現代の価値観

価値観という言葉は広範な意味合いを含み、その内容は個人によって、集団によって様々に異なり、また時代によって変化します。現代文明における共通的・代表的な価値観はどのようなものでしょうか?

私は、物質的な豊かさ、すなわちお金や物の所有増加に価値が置かれてきたように感じています。多くの人が高収入を目指し、資産家を羨む心理を持っています。現代文明は、一言で言えば「物質偏重文明」であると言って過言ではないと思います。

私自身も子供のころ、時々でよいから美味しいものを食べたい、好きな本や物を手にいれたい、良い会社に入ってお金を稼ぎたい、財産を増やして良い生活をしたいと、馬車馬のように働いてきました。人生の半分以上は物質的豊かさの追求でした。しかし、物質的な豊かさを得られれば幸せになるかというと、必ずしもそうではありません。苦労して500万円の財産を作れば、いやまだ心配だ、2000万円、さらに5000万円、と上を目指します。人間の欲望には際限がありません。なかなか満足できません。

一方、物質的な豊かさの追求には限界があります。地球は有限だからです。物質文明の土台である、資源とエネルギーには限りがあります。既に人類は、遠い未来の子孫たちの分まで地下資源を掘りつくそうとしています。地下資源は数十億年という気が遠くなるような長い時間をかけて少しずつ蓄積されてきた貴重な天然資源です。そして何処にでもあるわけではなく偏在しています。

それなのに新たな資源が発見されれば、目先の利益のために直ちに掘り尽そうとします。人類は未来の子孫に対して大罪を犯しているといっても言い過ぎではないと私は思っています。

今までは限られた先進国が物質文明を堪能できたかも知れません。しかしこの先、中国、インド、アジア、アフリカをはじめ全世界の百億人近い人々が同様な物質的豊かさを享受する余地はありません。資源争奪、領土拡大のために必ず紛争や戦争が頻発します。

中国が南シナ海、東シナ海で傍若無人の振舞いをしているのもそれが一因でしょう。そしてそのことが急速な地球の破壊に直結していきます。

先に見てきた国際的な諸難問を考えてみても現代社会は病んでいます。決して健康状態ではありません。病状は悪化の傾向にあります。

それではどうしたら良いのか? 具体的な妙案はありますでしょうか?

私は何よりも価値観の大転換が必要と思います。西欧起源の物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを重視する価値観に転換する必要があると考えています。といっても、物質的な豊かさを追求するなと言っているわけではありません。ほどほどにしましょう、それなりに平均化、平準化しましょうということです。

そもそも明治前までの日本では、物質偏重の価値観はありませんでした。秀吉の黄金の茶室・茶器などの僅かな例外はあります。既に見てきたように多くの日本人は、質素ではあっても、楽しく豊かな生活を営んできた立派な実績を残してきました。特に武士階級は、志、礼節、忠義、名誉、恥、誠、美意識、など「心」、「精神」を大事にしてきました。「武士は食わねど高楊枝」はその象徴かも知れません。

一方、世界的大企業の社長の年俸は数十億円が普通ですし、著名なサッカー選手や野球選手の契約金や年俸も大差ないほどの驚くべき高額になっています。とても使い切れる金額ではありません。ところが低開発国では1200円程度で辛うじて命をつないでいる多くの人々がいます。あまりにも格差が大き過ぎます。狂っています!! これを少しでも平準化できれば、多くの悲惨な貧者を救うことができます。地球を救うこともできます。

201611月のアメリカ大統領選挙におけるトランプ現象も、この格差による不満が想像以上に拡がっていたことが大きな要因になっていると思われます。この格差を縮小するためにどうしたら良いのでしょうか? 革新的な対策案はほとんど出ていないのではないでしょうか? 

私は発想の大転換が不可欠であると思っています。先ず、新しい価値観を展開する必要があると考えます。年収が数億円、数十億円の高所得者はむしろ「恥ずかしい!」と感じるような新しい価値観を拡げることができれば世界が変化していく筈です。地球の破壊にもブレーキがかかる筈です。不可能ではありません。既に述べたように、日本の武士たちは「金儲けのような不名誉な行為」には関わろうとしませんでした。

驚くような高所得者の増加は、行き過ぎた現代資本主義、利己主義の歪の結果であると考えられます。過度に物質的な豊かさを求める人々の価値観は遅れている、ズレている、気の毒な人と指摘できるような新しい価値観の醸成が望まれます。物質的ではなく、精神的な豊かさを重視する価値観を拡げる必要があります。

2.新しい価値観

前節で見てきたように、私たち日本人は自分では気付いていない数々の素晴らしいものを内に秘めています。それを一言で纏めれば「日本人特有の心」と言ってよいかと思います。お隣の中国では数千年にわたって絶えず王朝が交代し、しばしば虐殺が繰り返されてきました。日本では一度の王朝交代もなく、内部紛争による人口半減などもなく、比較的平穏に成長、繁栄してきました。その核心は「日本人特有の心」、すなわち「精神性を重視する価値観」であると考えられます。

それでは、「精神性を重視する価値観」とはどのようなものでしょうか?

一言で言えば、「和」を何よりも尊重する価値観です。少し拡げて、「和・真・善・美・律」を重視する価値観です。これらは「日本人特有の心」の基本でありエッセンスであると考えられます。1400年前に聖徳太子によって制定されたと言われる「十七条憲法」でも、その筆頭は「和をもって尊しとする」でした。

日本人の「精神性を重視する価値観」は、もちろん「和・真・善・美・律」だけではありません。一部を既に述べたように、「礼」、「誠」、「義」、「勇」、「仁」、「品」、「志」、「名誉」、「恥」など極めて多様であり、かつ深化しています。江戸時代、幕末、明治初期にかけての日本人の精神性は極めて高かったと思われます。

そのことが近代日本興隆の原動力になったと思われます。残念ながら現代の日本人は恐らくその多くを既に失っています。せめて基本のエッセンスである「和・真・善・美・律」だけでも復活させ、日本だけでなく世界に広め、地球レベルの様々な諸問題の解決に寄与し、世界全体を少しでもあるべき方向へ、平和の方向へ近づけたいと私は願っています。

なお、「真・善・美」は、既に古代ギリシャのプラトンの時代から「人間の目指すべき理想」として捉えられていますので、欧米人にとっても違和感は少ない筈です。「律」は日本人にとってはあらためて掲げる必要もありませんが、無法国家が跋扈していますので、敢えて加えています。

ある狭い地域に数家族が暮らしていたとします。その中で富者と貧者の格差が大きく乖離すると、互いに平穏ではいられません。貧者だけでなく富者であっても心の平和を妨げられます。日本人は何とかして互いの「和」を維持しようと努力します。物質的な豊かさよりも心の平穏を重視し、利他心をもって共に生きようとしてきました。その結果、地域も国全体も総じて永続的に発展してきました。歴史がその正しさを証明していると言えるのではないでしょうか。

西欧の多くの国々では、貧者は服従させられ、搾取され、場合によっては奴隷として虐げられ、恨みの念を拡げることになりました。西欧的な個人主義、合理主義、利己主義、物質主義に基づいた植民地経営は、短期的な繁栄はもたらしても、決して永くは続きませんでした。次々と覇権を握ったポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランス、アメリカの繁栄もそれぞれ200年さえ続きませんでした。侵略的であり征服的であり、「和」の精神が希薄だったからだと考えられます。

西欧的な利己主義、物質主義は、一握りの成功者と多くの敗残者を生じさせることになり、格差を増大させ、世界中のあちこちで混乱と紛争の原因を作り出し、地球環境を破壊し、既に破綻の直前まで来ていると考えられます。

私は先ず、「物質偏重の価値観」から、「精神性を重視する価値観」に転換していくべきと考えます。第1節で述べた地球規模の様々な問題点を根本的に解決するためには、先ずこの価値観の転換が不可欠です。そして、それが「第2章」でご説明した「大宇宙のしくみ」に沿った解決法であり、人類が目指すべき方向であると考えています。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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by jiriki-tachikawa | 2018-02-01 14:38 | 応用編メールマガジン

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