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[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第30号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第30号

第5章 新たな価値観の展開  

5-3.新しい価値観の醸成 

3.「和・真・善・美・律」

「精神性を重視する価値観」の要点である「和・真・善・美・律」を個別にご説明していきます。

(1)「和」: 周囲との調和を何よりも大事にします。

○理想的には、周囲の全てと良好な関係を維持するように努力します。先ずは敵対関係の相手を減らし、良好関係の相手を増やしていきます。

○寛容の精神を大事にします。

○エゴイズム、利己主義を抑えます。

〇自己愛と同様に利他愛を大事にします。思いやりの気持ち、おもてなしの心も、ここから生まれ拡がります。

〇他を排斥したり、おとしめたり、いじめたり、陰口を言ったり、支配しようと考えません。

○「和」の心が拡がると、周囲が穏やかになり、明るくなり「信頼」が強まります。

○「和」の心が拡がると、自分の存在を脅かす敵対関係の相手がいなくなり、精神的な安定感が増し、物質重視の価値観も次第に薄らいでいきます。

○周囲にマイナス影響を与えるのでなく、プラス影響を与えるように努力します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

○子供のころから「和」の教育、躾をすることにより、いじめや非行が減少する筈です。

〇組織では、組織内の和、組織間の和、周囲との和、社会との和に注力します。

〇独裁政治体制は「和」の精神から懸け離れていると考えます。

○「和」を無視して膨張主義を続ける国家は「悪」であり、紛争と悲劇の源泉であり、人類の平和と安寧の敵であると捉えます。

「和」は聖徳太子の時代から、いや遥かに古く縄文時代から大切にされてきた「日本の心」の底流であり核心部分であると考えられます。日本人が率先して「和」の価値観を拡げていくことが期待されます。日本人は明治以前に既に西欧人が羨む理想的な社会、国を作っていました。そのエッセンスを復元して、世界の大きな潮流にしていく必要があると考えます。

「和」の価値観が拡がったら何か変わるのか? と思われるかも知れません。いや、静かにではあっても驚くほど大きく世の中が変化し得ると考えます。

例えば、北朝鮮は世界中の多くの国々と非良好関係にあります。また北朝鮮国内においても、政府中枢は過半数の国民と非良好関係にあると考えられます。他の様々な観点から評価しても、北朝鮮政府の「和」の精神は最悪レベルであると評価されることになるでしょう。

適切な方法で「和」の観点から評価を行い、その結果を数値化または記号化して公表できれば、世界中がその評価を心に留めることになります。北朝鮮自身は当然反発するでしょうが、次第にそのことを「意識」せざるを得なくなる筈です。時間はかかるでしょうが内部から少しずつ変化していくことが期待できます。

同様に、世界中の国々の政府、組織、大企業などの行動、動きに関して「和」の観点から評価を行い、その結果を公表できれば、世界中が少しずつ良い方向へ変化する可能性が高まります。紛争や戦争が減り、理不尽な政治や事件が減少する可能性が高まります。

「和」の心が拡がると、物質重視の価値観が次第に変質していきます。自分だけが利己的に物質に固執するのは間違っていると気付くようになります。モノ、カネの獲得競争が次第にやわらぎ、結果的に自然破壊、地球温暖化、気候変動、海面上昇、ゴミ問題など地球環境の悪化に歯止めをかけられる可能性があります。

「和」は「心のあり方」ですから、基本的にはお金も物も必要としません。多くの人々が共鳴・協調できるかどうかの問題です。

(2)「真」:  真実を追求し、正義、信義、誠実を重視します。

○何が真実なのか万象に対して真理を追究する努力を続けます。

○嘘・偽りを言わないようにします。 

○真実を隠さないようにします。

○「真」に反する行動をしたら「恥じる」心を持ちます。

○組織では、正義、信義、誠実を重視して周囲との信頼関係を深め、信用を拡げます。

○他者に対して嘘で固めた虚偽宣伝を行うことは最大の罪悪と考えます。

「真・善・美」は、ギリシャの哲学者プラトンの時代に既に「人間の目指すべき理想」として考えられていたようです。

世の中には、平気で嘘・偽りを口にする人々がいます。そのような国家さえあります。嘘をついてもその場を切り抜けられれば良い、捕まらなければ勝ちだと考える人々も多くいます。

中国の政府筋の会見、発表などでは、しばしば黒を白と平然と言い張る実例が多くあります。真実を記録した映像が公表されて明らかに事件の決着がついたのに、謝罪どころか相手を非難し続けたりします。また南京大虐殺のように、明らかな証拠がないのに旧日本軍によって30万人が虐殺されたと虚偽の情報を繰り返し発信して反日キャンペーンを続けています。

嘘・偽りによって人を騙すことができても「天」(「気の海」)は騙せません。「大宇宙のしくみ」から考えると、全てが「お見通し」です。人間には見つからなくても天は全てを知っています。自分の死後そのことに気付いて無知と恥ずかしさに苛まれることになるでしょう。

日本の武士道では、「誠」(真実、誠実を重視する 武士に二言なし)、「義」(不正・卑劣を戒める)、さらに「名誉」、「勇」、「礼」、「仁」、「品格」などをとても大事にしました。

(3)「善」: 自分の周囲のために善いことをします。

○周囲を思いやる気持ちをいつも持ちます。そして周囲のためになり周囲が喜ぶような善いことを行います。

○他者の善を尊重し評価し感謝します。

○モラル(倫理・道徳・良識)を大事にし、善に反することは行いません。

〇組織では社会貢献、地域貢献、福祉向上に注力します。

〇周囲にマイナス影響を与えるのでなく、プラス影響を与えるように努力します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

周囲を思いやる気持ちを持っていると、周囲からも同じ気持ちが還ってきます。作用・反作用の法則です。暗い夜にオレンジ色の電灯を灯すと周囲がオレンジ色に照らされ、青い色の電灯を灯すと周囲が青く見えるのに似ています。

善をなせば結果的に良いかたちで還ってくる可能性が高まります。悪をなせば何れは悪いかたちで還ってくる可能性があります。大宇宙にも作用・反作用の法則が生きています。

周囲を思いやる気持ちを持つためには、自分自身の心が穏やか、爽やかな状態であり、前向き積極的な気持ちになっている必要があります。エネルギー体が充実している必要があります。

(4)「美」: 美しい心・美しいものを大事にします。

○自分の心から雑念や悪感情を洗い流して心を透明な状態に近づけ、心が穏やかで爽やかな状態を維持します。

○美しい心・美しいものを味わい、鑑賞し、共感し、感銘します。

○自分の周囲に美しいと思えるものを少しずつ増やし豊かな心を拡げていきます。

〇自ら美しいもの(詩歌、音楽、絵画、工芸品など)を創作しようと努力します。

○飾り立てた虚飾の美ではなく、自然・純粋な美、簡潔・清明な美を大事にします。

〇組織では、環境対策、環境美化などに注力します。

周囲に美しい心・美しいものが多くなると、それが心の栄養になり、自らの心が和み、さらに心が豊かに元気になっていきます。そして幸せ感が拡がり、知らず知らずの内に気品が生じ、気高さを感じさせるようになっていきます。

「美」は文化・芸術の核心です。「美」の意識が拡がると心が穏やかになり、豊かになり、次第に世界が平和の方向へ向いていくことが期待できます。

(5)「律」: ルール、マナー、法律、国際法などを尊重します。

○自らを律して、自分の損得よりも、ルール、マナーなどの順守を優先させます。

○モラル(倫理・道徳・良識)を大事にし、善悪の判断に関する感性を磨きます。

○利己的、独善的にルールを変えようとしません。

○善に反することは行いません。

〇組織では、ルール、マナー、法律、国際法などを遵守します。

○自分がして欲しくないことは他に対しても行いません。

私たち日本人にとって、ルール、マナー、法律、国際法などを尊重するのは当たり前であり、あらためて「律」など掲げる必要はありませんが、世界はそうでもありません。ユダヤ教やキリスト教の世界ではモーゼの十戒のように、殺すなかれ、盗むなかれ、姦淫するなかれ、など極めて基本的なことまで神に誓う世界のようです。

中国は、南シナ海領有権問題に関する仲裁裁判所の裁定を無視し続けています。核心的利益と称する自国の主張だけを繰り返し、自分に都合の悪い国際的裁定を無視する中国は、「律」の観点から最悪の評価を受けることになるでしょう。

「和・真・善・美・律」を尊重し実践する人には、「品格」が感じられるようになってくる筈です。「品格」とは、その人が身につけている品位、風格のことであり、節度や人徳や礼儀、気高さに富んでいる様子を言います。品格が備わっている人は周囲から尊敬の念をもたれ、また信用を得ることになるでしょう。

そのような人は「大宇宙のしくみ」に沿った生き方をしている「理想的な人」に近いということができそうです。「和・真・善・美・律」は、人間の生き方における基本的な指針・目標と考えることができます。個人だけでなく、組織や国家も同様です。

そのような人、組織、国家が増加すれば、世界は醜い利己的競争・紛争の時代から、和やかな調和、協調、共存、平和の時代に進化していくことと確信しています。


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   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp









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by jiriki-tachikawa | 2018-02-12 09:08 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第29号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第29号

第5章 新たな価値観の展開 
 

5-3.新しい価値観の醸成 

1.現代の価値観

価値観という言葉は広範な意味合いを含み、その内容は個人によって、集団によって様々に異なり、また時代によって変化します。現代文明における共通的・代表的な価値観はどのようなものでしょうか?

私は、物質的な豊かさ、すなわちお金や物の所有増加に価値が置かれてきたように感じています。多くの人が高収入を目指し、資産家を羨む心理を持っています。現代文明は、一言で言えば「物質偏重文明」であると言って過言ではないと思います。

私自身も子供のころ、時々でよいから美味しいものを食べたい、好きな本や物を手にいれたい、良い会社に入ってお金を稼ぎたい、財産を増やして良い生活をしたいと、馬車馬のように働いてきました。人生の半分以上は物質的豊かさの追求でした。しかし、物質的な豊かさを得られれば幸せになるかというと、必ずしもそうではありません。苦労して500万円の財産を作れば、いやまだ心配だ、2000万円、さらに5000万円、と上を目指します。人間の欲望には際限がありません。なかなか満足できません。

一方、物質的な豊かさの追求には限界があります。地球は有限だからです。物質文明の土台である、資源とエネルギーには限りがあります。既に人類は、遠い未来の子孫たちの分まで地下資源を掘りつくそうとしています。地下資源は数十億年という気が遠くなるような長い時間をかけて少しずつ蓄積されてきた貴重な天然資源です。そして何処にでもあるわけではなく偏在しています。

それなのに新たな資源が発見されれば、目先の利益のために直ちに掘り尽そうとします。人類は未来の子孫に対して大罪を犯しているといっても言い過ぎではないと私は思っています。

今までは限られた先進国が物質文明を堪能できたかも知れません。しかしこの先、中国、インド、アジア、アフリカをはじめ全世界の百億人近い人々が同様な物質的豊かさを享受する余地はありません。資源争奪、領土拡大のために必ず紛争や戦争が頻発します。

中国が南シナ海、東シナ海で傍若無人の振舞いをしているのもそれが一因でしょう。そしてそのことが急速な地球の破壊に直結していきます。

先に見てきた国際的な諸難問を考えてみても現代社会は病んでいます。決して健康状態ではありません。病状は悪化の傾向にあります。

それではどうしたら良いのか? 具体的な妙案はありますでしょうか?

私は何よりも価値観の大転換が必要と思います。西欧起源の物質的な豊かさよりも、精神的な豊かさを重視する価値観に転換する必要があると考えています。といっても、物質的な豊かさを追求するなと言っているわけではありません。ほどほどにしましょう、それなりに平均化、平準化しましょうということです。

そもそも明治前までの日本では、物質偏重の価値観はありませんでした。秀吉の黄金の茶室・茶器などの僅かな例外はあります。既に見てきたように多くの日本人は、質素ではあっても、楽しく豊かな生活を営んできた立派な実績を残してきました。特に武士階級は、志、礼節、忠義、名誉、恥、誠、美意識、など「心」、「精神」を大事にしてきました。「武士は食わねど高楊枝」はその象徴かも知れません。

一方、世界的大企業の社長の年俸は数十億円が普通ですし、著名なサッカー選手や野球選手の契約金や年俸も大差ないほどの驚くべき高額になっています。とても使い切れる金額ではありません。ところが低開発国では1200円程度で辛うじて命をつないでいる多くの人々がいます。あまりにも格差が大き過ぎます。狂っています!! これを少しでも平準化できれば、多くの悲惨な貧者を救うことができます。地球を救うこともできます。

201611月のアメリカ大統領選挙におけるトランプ現象も、この格差による不満が想像以上に拡がっていたことが大きな要因になっていると思われます。この格差を縮小するためにどうしたら良いのでしょうか? 革新的な対策案はほとんど出ていないのではないでしょうか? 

私は発想の大転換が不可欠であると思っています。先ず、新しい価値観を展開する必要があると考えます。年収が数億円、数十億円の高所得者はむしろ「恥ずかしい!」と感じるような新しい価値観を拡げることができれば世界が変化していく筈です。地球の破壊にもブレーキがかかる筈です。不可能ではありません。既に述べたように、日本の武士たちは「金儲けのような不名誉な行為」には関わろうとしませんでした。

驚くような高所得者の増加は、行き過ぎた現代資本主義、利己主義の歪の結果であると考えられます。過度に物質的な豊かさを求める人々の価値観は遅れている、ズレている、気の毒な人と指摘できるような新しい価値観の醸成が望まれます。物質的ではなく、精神的な豊かさを重視する価値観を拡げる必要があります。

2.新しい価値観

前節で見てきたように、私たち日本人は自分では気付いていない数々の素晴らしいものを内に秘めています。それを一言で纏めれば「日本人特有の心」と言ってよいかと思います。お隣の中国では数千年にわたって絶えず王朝が交代し、しばしば虐殺が繰り返されてきました。日本では一度の王朝交代もなく、内部紛争による人口半減などもなく、比較的平穏に成長、繁栄してきました。その核心は「日本人特有の心」、すなわち「精神性を重視する価値観」であると考えられます。

それでは、「精神性を重視する価値観」とはどのようなものでしょうか?

一言で言えば、「和」を何よりも尊重する価値観です。少し拡げて、「和・真・善・美・律」を重視する価値観です。これらは「日本人特有の心」の基本でありエッセンスであると考えられます。1400年前に聖徳太子によって制定されたと言われる「十七条憲法」でも、その筆頭は「和をもって尊しとする」でした。

日本人の「精神性を重視する価値観」は、もちろん「和・真・善・美・律」だけではありません。一部を既に述べたように、「礼」、「誠」、「義」、「勇」、「仁」、「品」、「志」、「名誉」、「恥」など極めて多様であり、かつ深化しています。江戸時代、幕末、明治初期にかけての日本人の精神性は極めて高かったと思われます。

そのことが近代日本興隆の原動力になったと思われます。残念ながら現代の日本人は恐らくその多くを既に失っています。せめて基本のエッセンスである「和・真・善・美・律」だけでも復活させ、日本だけでなく世界に広め、地球レベルの様々な諸問題の解決に寄与し、世界全体を少しでもあるべき方向へ、平和の方向へ近づけたいと私は願っています。

なお、「真・善・美」は、既に古代ギリシャのプラトンの時代から「人間の目指すべき理想」として捉えられていますので、欧米人にとっても違和感は少ない筈です。「律」は日本人にとってはあらためて掲げる必要もありませんが、無法国家が跋扈していますので、敢えて加えています。

ある狭い地域に数家族が暮らしていたとします。その中で富者と貧者の格差が大きく乖離すると、互いに平穏ではいられません。貧者だけでなく富者であっても心の平和を妨げられます。日本人は何とかして互いの「和」を維持しようと努力します。物質的な豊かさよりも心の平穏を重視し、利他心をもって共に生きようとしてきました。その結果、地域も国全体も総じて永続的に発展してきました。歴史がその正しさを証明していると言えるのではないでしょうか。

西欧の多くの国々では、貧者は服従させられ、搾取され、場合によっては奴隷として虐げられ、恨みの念を拡げることになりました。西欧的な個人主義、合理主義、利己主義、物質主義に基づいた植民地経営は、短期的な繁栄はもたらしても、決して永くは続きませんでした。次々と覇権を握ったポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランス、アメリカの繁栄もそれぞれ200年さえ続きませんでした。侵略的であり征服的であり、「和」の精神が希薄だったからだと考えられます。

西欧的な利己主義、物質主義は、一握りの成功者と多くの敗残者を生じさせることになり、格差を増大させ、世界中のあちこちで混乱と紛争の原因を作り出し、地球環境を破壊し、既に破綻の直前まで来ていると考えられます。

私は先ず、「物質偏重の価値観」から、「精神性を重視する価値観」に転換していくべきと考えます。第1節で述べた地球規模の様々な問題点を根本的に解決するためには、先ずこの価値観の転換が不可欠です。そして、それが「第2章」でご説明した「大宇宙のしくみ」に沿った解決法であり、人類が目指すべき方向であると考えています。


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   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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by jiriki-tachikawa | 2018-02-01 14:38 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第28号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第28号

第5章 新たな価値観の展開  

5-2.日本人の特性

4.日本人の人気

英国のBBC放送が2006年に行った世界的な調査があります。33か国の4万人を対象にした幅広い世論調査の結果、「世界に良い影響を与えている国」として最も高く評価されたのが日本でした。全体の55%が日本を肯定的に評価し、18%が否定的に評価しました。ところが困ったことがあります!

多くの外国では、自国をとても高く評価しています。例えば、ブラジルの肯定的な自己評価が84%、中国は81%、ドイツは79%、ロシア、韓国は76%、それに対して日本の肯定的な自己評価は、僅か43%です。日本人は自国を評価していないのです。他国は日本を一番に評価しているのに! 

日本人は自らに自信が持てないようです。明治時代以降の近代化の過程において、欧米の文明・文化は素晴らしい、日本の文化は旧態的、封建的、迷信的として惜しげもなく破壊してきました。浮世絵は輸出する陶器類の梱包補助材料として粗末に扱われ、貴重な美術・工芸品などが安値で大量に海外に流出してしまいました。西欧化、国際化の名のもとに、自国の伝統文化を否定してしまった悲しい歴史を繰り返してはいけません。

さらに第二次世界大戦後の連合国の占領方針によって、日本人は民族の誇りを徹底的に否定されました。戦後70年以上経過した現代でも、その呪縛から逃れていない知識人が多く、また大新聞まであります。欧米の文明・文化・主張が正しいとは限りません。それどころか多くの問題点を抱えています。欧米の個人主義、合理主義、自由経済システムなどでも問題点が目立ってきています。後進国のモデルとしては「難」が多過ぎると感じるのは私だけでしょうか。日本人はもっと自信を取り戻す必要があります。

英国BBC放送の調査は以後も毎年行われ、日本は毎年5位以内に入っており、2012年度、2008年度、2007年度でも1位にランクされています。

他にも日本は世界一という評価が沢山あります。

(1)「国家イメージ」: 日本は世界1

米タイム誌が主要20カ国を対象に実施した「国家イメージ」に関する調査で、日本は2007年から4年連続で第1位に選ばれました。

(2)「行ってみて良かった都市」: 東京が世界1

トリップアドバイザーは、2012年に世界の主要40都市を訪問した75000人の旅行者を対象に、「旅行者による世界の都市調査」をおこなった。この調査は、その都市を訪問した際の体験をもとに、街の清潔さ、公共交通機関、タクシー運転手の親切さなど10項目を010点のスコアで評価してもらったもの。その結果、総合1位を獲得したのは「東京」でした。

(3)「人口1人当たりの富」: 日本は世界1

「リオ+20」会議で国連環境計画(UNEP)における「包括富レポート2012」では、人口1人当たりの富は、日本が堂々の世界第1位でした。

(4)「対外資産総額」: 日本は世界1

1991年に対外純資産47兆円(1ドル140円~160円)で世界一になって以後、バブル崩壊で日本経済が低迷しているにも拘らず円ベースで6倍、ドルベースでは11倍に膨れ上がり23年連続で世界最大の債権国となっています。

以上のように日本人は世界中の多くの方々から評価され尊敬されています。その意味で私たち日本人は日本人であることにもっと誇りをもって良いと思います。

5.日本人の役割

西欧文明の拡大は15世紀の大航海時代から始まりました。先ずポルトガルがアフリカ沿岸を次々と植民地化し、1498年ヴァスコ・ダ・ガマが初めてインドまでの海路を開拓しました。ポルトガルはさらにマレー半島・セイロン島にも侵略、1557年には中国マカオに要塞を築いて極東の拠点としました。

ポルトガルに遅れをとっていたスペインからは、コロンブスの船団が西に向けて出港し1492年、西インド諸島のバハマに到着しました。コロンブスは翌年スペインに帰還して西回りインド航路を発見したと宣言しました。しかしコロンブスは5万人の原住民を餓死させています。

その後、スペインのフランシスコ・ピサロなどが中南米奥深くまで侵略し、インカやアステカを征服し、金銀をはじめ略奪の限りを尽くし、さらに原住民の虐殺を繰り返しました。ピサロに同行した従軍司祭ラス・カサスは「この40年間にキリスト教徒たちの暴虐的で極悪無慙な所業のために、男女、子供合わせて1200万人以上の現地人が殺された」と述べています。

2国に遅れて、オランダ、イギリス、フランスなどが、アジア・北米に進出し第2段階の植民地化政策を推進しました。西欧の白人たちは、当然の権利の如く、非白人の領土を侵略し、奪略し、奴隷化し、夥しい数の虐殺を繰り返してきました。これら西欧諸国は多くを語ろうとしませんが、侵略、略奪、虐殺の歴史に血塗られているのです。真の世界リーダーになる資格があるのでしょうか?

日本は、19世紀末まで続いたこれら西欧人の植民地化圧力を自力で跳ね返した唯一の独立国です。当時の大帝国ロシアを日露戦争で打ち負かしました。日本海対馬沖の海戦でロシアのバルチック艦隊を壊滅させ、旅順港や203高地を殲滅し大勝利を得ました。

このことは日本人が認識するよりも遥かに大きな世界的・衝撃的ニュースでした。有色人種が初めて白人に勝利したのです。有色人種は決して白色人種に勝てない、という15世紀以降のヨーロッパ人による世界侵略の神話を完璧に覆しました。このことはアジアをはじめとする多くの国々が自信と勇気を持つ契機になりました。

そして第二次世界大戦後、これら植民地が次々と独立を果たしていきました。

日本人は世界の数ある民族の中で極めて重要な位置づけを果たしてきたのです。日本人は世界に対してもっと発言して良いのです。いや、発言すべきです。私はそう思います。

<補足> 日米戦争を起こしたのは誰か?

194112月、日本は真珠湾奇襲を行い、一方的に日米戦争を仕掛けたと考えている方々が多いと思います。しかし事実は大分異なります。

31代アメリカ大統領フーバーの回顧録が数年前に発行されました。実は60年以上も前に書かれたものですが禁書同様の扱いで日の目を見ることがなかった本です。1000ページにも及ぶ膨大な回顧録であり日本語版は現時点でまだ発行されていません。最近、英文版を基にした関連本「日米戦争を起こしたのは誰か――フーバー大統領回顧録を論ず」が出版されています。

それによると日本は、第32代ルーズベルト大統領によって意図的に、戦争せざるを得ない状況に仕向けられたと明言しています。日本に対する石油禁輸や金融制裁などを行って日本を挑発し真珠湾を攻撃させました。事実上、米国が宣戦布告をしたのに等しいことになります。そして暗号を解読して事前に知っていた真珠湾攻撃情報を、ルーズベルト大統領は敢えて米軍には知らせませんでした。わざと損害を発生させて米国が参戦するための口実を作りたかったのです。

このことは以前から様々なルートで言われてきたことですが、同時代の米国政治に関わったフーバー大統領の回顧録となると重みが決定的に大きく、様々な傍証も多数記述されています。米国自身が自らの歴史観を変えざるを得ない貴重な内容になっています。

戦後、東京裁判を指揮したマッカーサー司令官も、日本の戦争は侵略戦争ではなく自衛のための戦争であったと明確に証言しています。

米国は、広島、長崎の原爆投下で無実の一般市民を大量虐殺しただけでなく、それに先立つ194411月以降東京その他に対して100回以上に及ぶ無差別空襲を行いました。1945年3月の一晩の東京空襲だけでも10万人の一般市民を焼夷弾によって大量虐殺しました。戦時下とはいえ米国も虐殺と謀略の歴史に血塗られているのです。

なお、米国は戦後の日本に対しても様々な謀略を行ってきました。日本人には戦争贖罪意識、自虐感を植え付け、日本の復活、再興を何としても抑え込もうとしてきました。また、韓国との慰安婦問題や竹島問題、中国との南京事件問題、ロシアとの北方四島問題などに関しても、敢えて明確な態度を明らかにせず、むしろ周辺国に日本を牽制させてきているようにさえ見えます。

私は米国を恨め、責めろと言っているのではありません。現実を認識すべきと言っているだけです。さらに言えば、混迷を深めているこの現実世界を、米国・西欧がリードして行く資格と、その精神的バックボーンがあるのか問いたいのです。

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   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp







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by jiriki-tachikawa | 2018-01-21 17:28 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第27号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第27号

第5章 新たな価値観の展開  

5-2.日本人の特性

2.日本人の特性 
    

日本人は大自然との調和を大事にしてきました。縄文時代の大昔から大自然を敬い、畏れ、そして活用してきました。大自然と人との和を重んじ、人と人との和を大事にしてきました。また万物に神が宿るという「八百万の神」(やおよろずのかみ)を直感してきました。オーストラリアの先住民アボリジニ、アメリカ先住民、ヨーロッパのケルトなど、大自然を大事にする少数民族は他にもありますが、国家として2000年にわたり永続的に発展してきたのは日本だけです。

日本は「和」の国であり、家族の和、地域の和、国の和を重視することで無益な紛争を減らし、そのことが日本を数千年の長きにわたり永続・発展させてきました。大自然との調和を大事にする心は、自然物を無駄にしないで利用し尽すという形に表れます。そして「もったいない」という心に発展します。さらに「足るを知る」という言葉が大事にされてきました。満足することを知っている者は、たとえ貧しくとも精神的には豊かであり幸福であるという意味合いです。

18世紀中ごろの欧州最大の都市=ロンドンの人口は70万人、同じ時期の江戸の人口は120万人であり飛びぬけた世界最大都市でした。しかも江戸の町は、海、町、畑、森が有機的につながり、全てを循環させる「持続する大都市」でした。江戸だけでなく、日本中の多くの都市が循環型のエコシティーでした。

永続的に発展・持続しているのは国家や大都市だけではありません。創業1400年の建築会社「金剛組」を筆頭に、千年以上も事業を継続している超長寿企業も多く、100年以上続いている企業が、10万社以上あると推定されています。世界的にみて極めて珍しい現象です。その秘密は「暖簾(のれん)」を大事にする長期的な「信用重視」の姿勢であり、それが日本的経営の中核を占めていると考えられます。

日本人の生活は概して質素であり、華美を蔑みました。金品を稼いでも尊敬されませんでした。豪商でさえ「士農工商」の最下位のランクに甘んじました。「宵越しの金は持たない」のが江戸っ子の自慢(?)でした。貧しくてもそれなりに人生を楽しむ術を知っていたようです。貧しくても礼節を重んじ、勤勉に働き、また学びました。

日常生活の中で、お金を使わずに楽しみを見つけました。独楽(こま)を回し、凧を揚げ、将棋を指し、碁を打ち、花を活け、句を詠み、茶を立て、独特の文化を醸成していきました。そして美術、工芸、文芸、演芸、芸道、風流、料理、園芸、武芸・・・などあらゆる分野で繊細で洗練された日本文化を花開かせてきました。多くの他国のように特権階級だけの文化ではなく、庶民文化が花開きました。総じて、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを追求してきました。

江戸時代の一般庶民の識字率の高さは特筆すべきかと思います。当時の欧米でも少数のエリート層を別にすると一般庶民の識字率は高くなかったからです。江戸時代後期には全国に寺子屋が20,000カ所もあり、武士はもちろん町民や農民の子供でも自由に通えたようです。国民の約半数が読み書きそろばんを習っていました。

そして明治40年からの義務教育の普及以降、識字率は100%になっています。しかし世界的には現在でも識字率100%の国は必ずしも多くありません。このことと相まって、日本人の倫理観、道徳観、礼節の心が、日本の治安の良さ、犯罪発生率の低さにつながっていると思われます。

日本の国家としての安定性は、世界史において例がない断突の世界一です。大和朝廷の成立後、一度の王朝交代もなく、国家分裂もなく、外国から征服されることもなく、独立と統一が維持されてきました。それは日本人の「和」を重視する心がもたらしたと言ってもよいと思われます。そしてこのことが日本独特の伝統文化の醸成に役立ってきました。

成田空港や羽田空港に飛来する外国人に対して「Youは何しに日本へ?」と問うテレビ番組や、「日本に行きたい外国人」をサポートする番組などがあります。日本の伝統文化に深い興味を持って様々な国々から日本にやってくる老若男女が多くいます。彼らの日本文化に対する理解度は想像以上に深く広く、その知識と造詣に驚かされます。それに比較して、多くの日本人は日本の伝統文化を深く知りません。その価値に気付いていません。残念ながらそのような教育を受けてこなかったのです。

<補足>

日本人の大元を辿ると「縄文人」につながります。最近の研究で縄文人のイメージが急速に見直されてきています。エジプト文明やインダス文明などの遥か以前、今から16500年前に土器を制作し、6000年前には稲作を行っていたことが解かってきました。弥生時代の遥か以前のことです。船を作り近海での漁はもちろん、驚くほど広い範囲で交易を行っていました。

どうやら6000kmも離れた南太平洋のバヌアツや、16000km離れた南米エクアドルまで到達していたようです。そこで5000年前の縄文土器やその破片が多数発掘されているのです。縄文人は遥か古代から高度な文明・文化を持っていたようです。今までの日本史では殆ど触れられていませんが。

3.心のつながり

日本人にとっては普通の行動であっても、外国人を感動させる事柄が多々ありました。

例えば、明治23年トルコ軍艦「エルトゥールル号」が和歌山県沖で遭難した事件は、現在でもトルコの教科書に載っており、トルコでは知らない人はいません。外国船の遭難を知った串本の地元住民は、命の危険を顧みず生存者の救助と介護に尽力し69名を助け、手厚く看病しました。そして明治天皇は軍艦2艦をオスマントルコに派遣し、生存者を丁重に送り届けました。トルコが大の親日国になった理由の一つです。

その95年後、イラン・イラク戦争の最中に日本人だけが多数イランに取り残されたことがあります。日本は憲法の制約で自衛隊機を派遣できず、民間機も危険過ぎると躊躇して救助不能状態に立ち至りました。そのときに、トルコ政府が飛行機2機をテヘランに飛ばして、215人の日本人全員を間一髪で救助してくれたという後日談があります。このような事例は、トルコだけではありません。台湾をはじめアジア各国、その他でも多数あり日本人の評価を押し上げ、親日度を高めています。

これらは、人としてのあり方、行動、伝統、人との触れあい、心のつながりなどの精神的な豊かさの「力」が何よりも大きいことを示しています。国の評価は、物質的な豊かさだけでは決まりません。米国は第二次大戦後、飛躍的に経済が発展して経済大国、軍事大国となり物質的豊かさを誇りました。確かに米国には友好国が多い反面、敵対する国々も多く、9.11を始めとする深刻なテロのターゲットになっています。本当の国の価値は、経済力や軍事力だけでは決まらないのです。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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by jiriki-tachikawa | 2018-01-10 18:35 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第26号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第26号

第5章 新たな価値観の展開  

5-2.日本人の特性

1.外国人の見た日本

私たち日本人にとっては当たり前のことですが、外国人から見ると大変な驚きであることがたくさんあります。しかし日本人自身はそのことをあまり認識していません。

(1)東日本大震災の日本人のふるまい

東日本大震災の際、海外のメディアは日本人の素晴らしさを競って世界中に配信しました。大地震、巨大津波による多数の行方不明者と死者、複数炉同時発生した原発事故による放射線汚染・・・。未曽有の大災害の中で、日本人被災者は黙々と秩序を守り、お互いを思いやり、助け合いながら困難と悲しみに耐えていました。

外国ならこのような場合、大混乱、暴力、略奪が起こって当たり前なのに、まったくそのようなことが起きない日本人の我慢強さ、助け合いの心、そして礼節と美徳と品性に世界中が驚嘆しました。メディアによって流された大震災の様々な情報、特に写真や動画を見た海外の人々の反応の一部です。

○日本ほど素晴らしい国は、世界中どこにもないだろう!

○この状況下で略奪の報告がひとつもないなんて信じられない!

○先進国と言われる国々で起きている暴動、放火、窃盗、略奪などの犯罪の数々を考えても、日本は地球上に唯一残る文明が行き渡った国だと思う。

○自分は見たものだけを信じる。だから日本人はすごく尊い人たちだと思う。日本から学ぶことが沢山あるよ。

○私は日本人好きだよ。彼らは本当に誠実。日本に住みたいよ。

○買い物をしてお釣りの額を確認しなくていい国は、私が知る限り世界で日本だけ。私が回った海外各国では多くの場合お釣りの額が合っていなかった。

(2)ベンゲル元名古屋グランパス監督の言葉

1995年のJリーグ最優秀監督賞を受賞した元名古屋グランパスのベンゲル監督は次のように言っています。日本人はヨーロッパを美しく誤解している。しかし実際のヨーロッパは全然違う。治安が悪いのはもちろんのこと、日本人と比較すればヨーロッパ人の民度は恐ろしく低く、日本では当たり前に通用する善意や思いやりは全く通じない。隙あらば騙そうとする奴ばかりだ。日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう。これは私の確信であり事実だ。

問題は、日本の素晴らしさ・突出したレベルの高さについて、日本人自身が全くわかっていない事だ。おかしな話だが、日本人は本気で、日本はダメな国と思っている。最初は冗談で言っているのかと思ったが、本気とわかって心底驚いた記憶がある。信じられるかい? こんな理想的な素晴らしい国を築いたというのに、誇ることすらしない。本当に奇妙な人達だ。しかし我々欧州の人間から見ると、日本の現実は奇跡にしか思えないのである。

(多くの日本人にとって意外に感じると思いますが、日本人は西欧の良い面だけを過大評価し、影の面をあまり認識していないと思われます。)

() アルバート・アインシュタイン

1922(大正11)、アインシュタインは日本のある会社の招待に応じて初めて日本を訪れました。ヨーロッパから日本へ向かっている日本郵船の船上でノーベル物理学賞受賞の知らせを受け取りました。アインシュタインにとって日本は是非とも訪れたかった「神秘のベールに包まれた国」でした。彼のいたドイツでは、生存競争に勝ち抜くための凄まじい個人主義が当たり前になっていました。家族の絆は弱まり穏やかな人間性が損なわれつつありました。

アインシュタインは日本各地で熱狂的な歓迎を受け、また何度も長時間の講演を行いました。そして多くの日本人と会いました。「日本人は他のどの国の人より、物事に対して物静かで、知的で、芸術好きで、思いやりがあって、家族や集団との絆を大事にし、控えめで非常に感じのよい人たちです。美しい風光と人間が一体化しているように見えます。」と感嘆しています。アインシュタインは欧米の個人主義が行き過ぎであることを痛感し、むしろ日本の大らかさ、家族主義、集団主義に親しみを感じていたようです。

アインシュタインの日本滞在は僅か1カ月強でしたが、鋭い洞察力を発揮して次のような趣旨の警告を発信しています。「日本人は、西洋の現代文明に憧れ西欧化を志向しています。しかし西洋と出会う以前に日本人がもっていた、純粋で静かな心、個人の謙虚さと質素さ、建築・美術・音楽などの芸術、生活自体の芸術化、伝統的な価値観などを純粋に保っていて欲しいものです。」

(4)明治初期の外国人の記述

江戸時代末期から明治時代に来日した多くの外国人が残した紀行、記述がたくさん残されています。その共通的な感想に「日本は夢のような国」、「お伽の国」(ラフカディオ・ハーン)、「理想郷」(バジル・チェンバレン)、「天国にもっとも近い国」(エドウィン・アーノルド:英国)、「エデンの園」(イザベラ・バード:英国)などがあります。

末端の車夫や馬丁にいたるまで、その仕事に対する律儀さ、礼儀正しさ、心づかい、純朴さに驚いています。そして工芸品や美術品はもとより、日常使用するありふれた道具類まで細部にわたる工夫・技巧や繊細な目配りに驚いています。庶民の家はいつも開放的で外から内側が丸見えであり、戸締りや鍵など不要で泥棒の心配をしていないことに驚愕し羨望しています。これは周辺の人々との間で十分な信頼関係があり、心から安心できる生活があり、安全で平和な社会が構築されていたことを示しています。

日本人は長年にわたって高度な精神性を磨き上げ、世界が羨む理想的な国、夢のような国を築き、明治の文明開化直前まで維持していたことを証明しています。

(5)フランシスコ・ザビエル

16世紀半ばに日本を訪れたスペインの宣教師フランシスコ・ザビエルは次のように言っています。日本人の民度の高さは飛びぬけておりこれほど優秀な民と会ったことはない。多くの民は読み書きができ、本国スペインよりも識字率が高そうである。清貧を良しとし、何よりも名誉を重視するので、武士たちは金儲けのような不名誉な行為には関わらない。進取の気風が極めて強く、いざ戦いとなると手強い存在である。

(6)魏志倭人伝の記述

さらに時代を1200年遡ります。魏志倭人伝の中に「日本人は盗みをせず、訴え事も少ない。」との記述があります。紀元2~3世紀の日本では既に市が立ち、租税の徴収、刑法の施行、中国との貿易が行われていました。中国人から見て「盗みをしない」ことは驚愕でした。そしてこのことは明治初期まで2000年近く続き、家は開放的で戸締りや鍵をかける習慣も不必要でした。明治前後に日本を訪れた西欧人にとっても羨望の極みでした。


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   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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by jiriki-tachikawa | 2018-01-04 18:28 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第25号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第25号

第5章 新たな価値観の展開  

5-1.今何が問題か? 

 

3.日本の難問

日本国内でも様々な問題があります。個々の問題はさて置き、共通的、根源的な大きな問題を考えてみたいと思います。

(1)人口減少

日本の人口は、2010年頃なだらかなピークを過ぎ、以降人口減少局面に入っています。総務省の国勢調査速報値では、201510月1日現在の人口は1億2711万人。前回調査比で約947000人、0.7%減少しました。39道府県で減少となり、減少率では秋田県がトップで5.8%でした。

米国のウォール・ストリート・ジャーナル紙は、2014年の日本の出生率は1.42で、2100年には人口は8300万人まで減るという国連の報告を紹介し、安倍内閣が目指す「2060年に人口1億人維持」に、疑問符を投げ掛けています。実際にも昭和24年の年間出生数は270万人でしたが、今では100万人を割り込んでいます。

人口減の要因として少子高齢化や晩婚化、東京一極集中などが挙げられます。このまま減少が続けば年齢構成の偏りが加速し、社会保障制度が維持できなくなります。各種サービスの存続が難しくなり、社会の活力や経済力が大幅に衰退して地域社会が崩壊する恐れが現実化してきます。

実は東京都でさえ間もなく人口の減少が予想されており対策が検討され始めています。日本はかつて経験したことのない急速な人口減少局面を経験することになり、右肩下がりの「縮小社会」を体験せざるを得ない状況です。

一方、人口が減少すると様々な変化がおきますが、必ずしも全て悪いことばかりとは言えません。人口が減少すると経済成長率が低下するという意見がありますが、日本は既に1999年から労働力人口が減少に転じているにも拘わらず、成長率が大きく低下したという事実はないようです。

人口が減少することによって、結果的に生産性が高まる可能性も高いと言えます。しかし個々の国民にとって様々な変化が起きるのは当然であるし、国全体としても大きな歪を抱えることになります。大事なことは、国家として人口動態の緻密な推計と対応策を練り長期計画を作り、それに向かって着実に政策を実施することでしょう。

ただし、人口1億人を維持するために安易に移民を増やすべきではないと思います。EUでは移民問題、難民問題が深刻な軋轢を生み、EU崩壊の引き金になっています。EUの二の舞にならないように移民は極力避けるべきです。先ず本当に人口1億人維持が必要なのかについても吟味する必要があります。

(2)過密と過疎

都市部、特に東京に人口が集中し、地方は過疎化が急激に進行しています。過疎化にともない地方での高齢化と荒廃が進んでいます。地方の小学校では在籍生徒数が10人程度に減少し、やむなく廃校になっていく事例が数多く見られます。

一方都会では、待機児童の増加に代表される過密問題が深刻です。この過密と過疎問題、そして人口減少問題を早期に解決しない限り、日本の明るい未来は望めそうにありません。

地方からの人口の流出防止と、逆に地方への移住者の増加が必須ですが、地方の取組みだけでは限界があり、国家レベルでの抜本的な対策を加速する必要があります。

若者対策では、地方における雇用創出や起業支援の他、子育て世代の優遇策、保育・教育環境の整備などが必須であり、高齢者対策では地域医療や包括ケア、見守り体制の充実なども重要です。

(3)安全保障意識

戦後の日本人は謙虚かつ穏やかであり、平和愛好者がとても多いと思われます。二度と戦争をしてはならない、他国に迷惑をかけてはならないと考える方が多いと思います。その結果として、全体として「安全保障意識」がとても薄くなってしまっていると感じます。

安全保障とは、一言で言えば他国からの脅威に備えることです。「平和! 安全!」と唱えているだけでは平和と安全は得られません。中国は隙あらば尖閣諸島を占領しようとしています。沖縄をも中国の支配下におこうと様々な画策をしています。

対日工作のために毎年1兆円以上を使って、日本の内外に様々な工作を仕掛けています。そして残念ながらそれに呼応する日本人やマスコミが少なからずいます。

一度占領されてしまうと奪還は非常に困難です。北方4島の返還は70年経っても目算も立っていません。竹島も同様です。最近の例では、ロシアによるクリミア占領も同様であり、現実問題として占領された領土を取り戻すことは極めて困難です。

したがって占領されないように様々な手を打つ必要があります。安全保障対策が何よりも重要です!

また中国は、南シナ海だけでなく太平洋の西半分を中国の支配海域にしようと企み、海軍力を急激に拡大しつつあります。もしそうなれば、中東からの石油をはじめ、世界中の様々な物資が途絶える可能性も生じ、資源貧国の日本はたちまち干上がってしまいます。

それをどうやって防止するか、これも安全保障の重要点です。幸か不幸か、最近のいくつかの国際事件の結果、安全保障を意識する方々が多少増えてきているのではと期待しています。

東シナ海での中国漁船の体当たり事件、尖閣諸島問題、南沙諸島での中国軍拡域問題、トランプ発言などなど、最近の様々な動きによって安全保障が何よりも大事であることを認識される方々が増えていくことを願っています。

清く正しく行動し自ら戦争を起こさないことを宣言すれば安全ということには決してなりません。現実にチベットは共産中国によって占領され、何の落ち度もない穏やかなチベット人が120万人以上虐殺されてきました。ダライラマもインド亡命を余儀なくされました。貴重なチベット密教の寺院も次々と破壊され僧侶や民衆が虐殺され、チベットは中国に同化されつつあります。新疆ウイグル(旧東トルキスタン)でも同様です。力がないと簡単に侵略されてしまうのが現実であり、世界の歴史が証明しているのです。

「どんなことがあっても戦争は二度としてはならない」と日本人の多くの方々が考えているようです。しかし、自分や家族だけは安全だと暗黙の前提条件を想定していないでしょうか? 自分自身はもちろん、家族、親類、友人が虐殺されてもよいから、それでも戦争をするなと言い切れるのでしょうか? 

自分は平和志向だから、善良な市民だから殺されないという保証は全くありません。チベットを見れば明らかです。チベットや新疆ウイグルと同様になっても良いのでしょうか? 国民全員がもっともっと安全保障意識を高める必要があります。

安全保障にとって情報力が決定的に重要ですが、残念ながら日本の情報戦対応力は冷や汗がでるほど劣っています。今すでに日本は極めて危ない状況にあります!

(4)巨大災害対策

日本はその立地上、古代から様々な自然災害に見舞われてきました。地震、噴火、台風、大雨など繰り替えし被害を受けています。中でも巨大地震は日時を特定できなくても必ず高確率で発生し、甚大な被害が発生することが解っています。残念ながら災害の発生を止めることはできません。しかし、被害を最小化することは可能な筈です。

必ず発生すること、必ず被害を受けることを覚悟した上で、いざ発生してしまった時に、如何にして被害を最小限に抑えるのか、ダメージコントロールを行う必要があります。特に巨大地震に対しては、あらゆる角度から検討し想定して、複層的な対応策を準備しておく必要があります。

そして、電気、通信、交通、流通は当然として、警察、救急、医療などほとんどの文明の利器が一定期間使用できなくなることを想定する必要があります。行政はもちろん、自衛隊、マスコミ、企業、個人それぞれが、どんな場合、何をすべきか「被害抑制プログラム」を絶えず意識している必要があります。そして様々なケースを想定して被害を最小限に留めるための訓練を定期的に実施すべきと思います。

それらをやらない場合に比べて、おそらく人的被害が半分以下に抑えられると思います。いや、抑えなければなりません。

大災害に対するダメージコントロールが極めて重要です。富士山噴火に関しても同様です。また東京に過度に集中した人、モノ、カネを地方に分散させる必要があります。

ちなみに「世界都市危険度ランキング」が発表されています。スイス再保険が201404月にまとめたものですが、世界の大都市で災害被害想定の一番大きな大都市は、東京・横浜であり、5710万人が影響を受けると予想しています。第4位は大阪・神戸(日本)で3210万人 、第6位は名古屋で2290万人 、アジアが上位を独占しています。

4.今後予想される問題  <人工知能対策> 

コンピュータは70年前に誕生し、以後急速に進歩を続けてあらゆる分野で欠かせない存在になっています。コンピュータは人間に比べて、データ処理量と処理スピードが圧倒的に優れているため様々な分野で活用されてきました。ただし、コンピュータの持つ機能は、人間(ソフトウェアエンジニア)が予め指定(プログラム)した範囲内でその能力を発揮します。

一方20年ほど前から、人工知能(AI:Artificial Intelligent)が急速に発達してきています。人工知能もコンピュータ技術を基礎にしていますが、その機能は人間(ソフトウェアエンジニア)が指定(プログラム)した範囲を飛び越えて、自律的に機能と能力を増大していきます。

簡単に言えば「学習機能」を持ち、人工知能自らが経験則を増やしていきます。人間でも経験を重ねれば重ねるほど賢くなり、失敗が減少し、成果が大きくなります。人間の場合の経験は、自分自身の狭い経験の集積ですが、人工知能の場合は、入手可能な全ての経験データを取り込み瞬時に学習することによって、圧倒的に膨大な経験則を手に入れることができます。

2016年春、最も高度なゲームとされている囲碁において、人工知能がプロ棋士に快勝したニュースが流れ話題になりました。このケースでも人工知能は過去の膨大な対戦データを学習して経験則を強化していました。今は「ビッグデータ」と呼ばれるさらに大量のデータを簡単に利用できる時代ですから、人工知能の能力はますます飛躍的に向上するでしょう。そして、学習だけでなく、認識、理解、予測、計画など人間と同様な高度な能力を発揮できるでしょう。

人工知能の対象は、囲碁やチェスなどのゲームだけではありません。その応用範囲は極めて広く、自動車の自動運転、自動製造、自動介護、自動翻訳、自動診断、自動教育、訴訟自動判決、経営自動判断、自動戦闘など多分野に広がります。

実際の病気診断の例として、人工知能「ワトソン」は、2000万件に及ぶ医学論文を検索して、人間の専門医師が思いつかなかった特殊白血病を診断し、その具体的な処方を提示し、患者を救った実例が報告されています。人工知能は、物づくり、流通、金融、サービス、教育、医学、軍事などの実用分野だけでなく、小説、作詞、作曲、絵画など芸術分野でも応用が可能であり既に様々な試みがなされています。

しかし喜んでばかりいられません。人間のできることは、人工知能がより良くできるからです。むしろ人間よりも圧倒的に早くかつ完璧に近い判断を行い作業完結することができます。基本的に「人間は不要」になる可能性が極めて高いのです。既に一部の銀行やホテルの受付業務や、家電量販店の接客要員が人工知能を内蔵した人型ロボットに置き換わってきています。

普通の会社の大部分の仕事は人工知能に置き換わる可能性があります。会社の部下の管理や、弁護士など知的労働も人工知能が行うことになりそうです。もちろんコストや時間の関連がありますから今直ぐにというわけではありません。しかし、間もなくです!

人工知能のもうひとつの特色、それは進歩が圧倒的に急速であることです。ここまで来ると、この先は指数関数的にあっという間に、信じられない速度で進化していきます。このことによって産業再編や雇用の流動化など、社会構造が一変する可能性があります。

いったい、人間は何をすべきなのでしょうか? 人間はいかにして収入を得たら良いのでしょうか? 間もなく人工知能に追われた大量の失業者が巷にあふれ、社会全体が産業革命をはるかに上回る激変に見舞われることになりそうです。大々問題ですね!

それだけではありません。コンピュータ界では、「ウイルス」のように悪意をもって他のコンピュータを害するソフトウェアが後を絶ちません。同様に人工知能が悪意を持つ可能性を否定することはできません。悪意を持つ人間が手を貸すケースと、人工知能自体が悪意に目覚めるケースがあり得ます。人類滅亡の引き金になると警告する著名な科学者もいます。私は人工知能の開発に適切な指針と倫理的制限を導入すべきと考えます。

私たち日本人は、もっともっと人工知能に注力する必要があります。既に人工知能の複数の分野で周回遅れになっており、世界的に見ると第2集団の中位に甘んじていると言われています。人工知能を制する者が世界を制することになりそうです。

代表的な様々な問題点に触れてきましたが、これらを解決する方法があるのでしょうか?

私はあると考えます。ヒントは「日本人の特性」と、日本人の心の底に流れる「精神性を重視する価値観」です。

これらが多くの方々に認識されていけば、地球レベルの大問題まで解決の方向へ導けると考えています。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp












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by jiriki-tachikawa | 2017-12-25 09:39 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第24号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第24号

第5章 新たな価値観の展開 

5-1.今何が問題か?  

1.世界情勢

20世紀末に米ソを対立軸とする東西冷戦が終焉しました。当時のある著名な未来学者は21世紀は、大きな争いのない穏やかで平穏な新世紀が到来すると予想していました。

しかし現実には、21世紀に入って16年以上経過した今なお、世界情勢は混迷を深めつつあります。国際政治、国際経済、宗教などが絡み合った深刻な「紛争」が頻発しています。シリア、イラクを中心とする中東の悲劇的な紛争、EU統合崩壊の危機、中国の膨張主義・覇権主義、ロシアの他国侵犯、北朝鮮の狂気、米国の政治的混乱などなど、様々な難問が同時進行しています。世界大戦勃発の可能性さえ論じられています。様々な紛争をどのようしたら解決できるのでしょうか? 何らかの紛争抑制対策が不可欠です。

また経済的には「格差」の拡大が大問題になっています。個人間の格差はもちろん、地域による格差、世代間の格差、国別の格差など様々な格差が拡がっています。経済的な格差が日常生活だけでなく、個人の人生の有り様、さらに健康・寿命まで左右しています。紛争地域では大量の難民が流出して深刻な国際問題が発生しています。日本国内においても、格差は地方から都市部への人口流動を促し、ますます過疎化、過密化が進行しています。様々な格差をどのようしたら縮小できるのでしょうか? 広範な格差軽減対策が不可欠です。

2.地球規模の難問

環境汚染、地球温暖化など地球規模の大きな難題が提起されて久しいですが、根本的な解決は殆どできていません。

(1)地球環境悪化

文明の発展にともなって急激に地球環境が悪化しています。自然破壊、地球温暖化、気候変動、海面上昇、ゴミ問題、放射能問題、ヒートアイランド問題、生物多様性の損壊など極めて多方面にわたります。その対策も一部行われつつありますが有効性は未知数であり、恐らく大幅に不十分でしょう。今のままでは人間をはじめとして生物の存続に深刻な影響が出そうです。

(2)資源の収奪

もっともっと深刻な大問題があります。人類は石油をはじめ様々な地下資源を急速に消費しています。46億年の地球の歴史の中で少しずつ蓄積されてきた貴重な資源を、地球史レベルで見ればほんの一瞬の数百年の間に、その多くを使い果たそうとしています。私たちは後々の子孫の資源まで奪い尽そうとしているのです。子孫に対して資源泥棒を犯していると言っても過言ではないと思います。

地球資源は本来、子孫のために今後数百万年の間、持続させなければならない筈です。しかし今のままでは、せいぜい数十年~数百年程度しか持続できない資源が多いと考えられます。私たちは、大量生産、大量消費に代表される「物質偏重の現代文明」を大幅に軌道修正する必要があります。誰でも解かる単純なことですが、実際にはなかなか動きが見えません。

(3)驚愕の格差

オックスファム(世界90カ国以上で活動する貧困対策の国際協力団体)は、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に向けて毎年、年次報告書を発表しています。2015年版によると、世界の長者上位62人と、世界の下位半数に相当する36億人の資産は、どちらも計1兆7,600億ドル(約206兆円)でした。

つまり、トップの金持ち62人の資産は、貧しい方の36億人の資産に匹敵することになります。さらに、上位グループの資産は、5年間で60兆円増えました。下位半数の資産は、5年間で120兆円減りました。

さらに、上位1%の富裕層が持つ資産額は、残り99%の資産額を上回るというデータもあります。1日あたりの生活費が1.9ドル未満という極貧ライン以下の生活をおくる下位20%の所得は1988年から2011年までほとんど動きがなかったのに対し、上位10%の所得は46%も増加しています。世界には、1日当たり200円以下で暮らしている人が20%もいます。世界の人口が73億人とすると、146,000万人もいることになります。

富裕層と貧困層の所得格差が、驚くほど急速に拡大し続けているのです。これを放置して良いのでしょうか? 良い筈がありません! では具体的にどうしたら良いのでしょうか?

(4)持続不可能な現代生活 

地球の人口は 2012年時点で70億人以上、今後も加速度的に人口増加が進みます。人口13億人超の中国は、エネルギーと資源確保のため、なりふり構わず傍若無人の振舞いを続けています。東シナ海の無断ガス田開発、尖閣諸島の収奪計画、南シナ海の領海化、西太平洋への権益拡大化など目に余るものがあります。これらの大きな要因の一つは資源確保を緊急課題と捉えているからと思います。

今後さらに人口12億人超のインドの経済開発が進み、周辺のアジア諸国の開発が進むと、それらを賄う資源とエネルギーの確保はもはや困難でしょう。私たちの現代生活は持続不可能です! 

一見持続しているように見えるのは、後々の子孫の資源まで手を付けているからに過ぎません。物質偏重の現代文明は破綻が目に見えています。大幅に軌道修正する必要があります。では具体的にどのようにしたら上記の様々な問題点を解決できるのでしょうか?

このことを考えようとする際に、人間観、世界観、宇宙観がとても大事であると私は考えています。「大宇宙のしくみ」が理解できると、考え方が大きく変わってきます。


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   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp






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by jiriki-tachikawa | 2017-12-25 09:34 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第23号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第23号

第4章 宇宙のしくみを活かす健康法  

4-4.その他の健康法

  

3.その他のお奨め健康法

(1)太極拳

(a)中高年の方々にお奨めしたい健康法の一つに「太極拳」があります。太極拳は、とてもゆっくりした動作が中心であり、中高年が永く楽しめる健康法といって良いと思います。そして実はとても奥が深いのです。

(b)太極拳は、元来は中国武術の一種であり、特定の家系に代々継承されてきたといわれる秘術です。普通の武術は、力やスピードが重要な要素になりますが、太極拳では全く逆で、力を抜くことが最も重要になります。力を抜くことで生ずる「気」の働きを活用するのです。日本の合気道と根底で共通しているところが多いように思います。力を抜いて、ゆっくり動き、気の働きを導き出すわけですから、中高年にとって正にピッタリの健康法といって良いと思います。

(c)太極拳の特徴や効果の代表的なものは下記です。

◎ 健康増進効果が大きい

 ・足腰が鍛錬され、しなやかな身体を取り戻します。
 ・筋肉・骨格だけでなく、内臓や脳や精神面など全身に良い効果を及ぼします。

◎ 中高年向きである

 ・ゆっくりした穏やかな動作が中心であり、80歳でも90歳でも楽しく続けられます。

 ・何処でも何時でも気軽にできます。

◎ 気功の鍛錬として優れている

 ・脱力によって気の流れが良くなり、気功の鍛錬になっていきます。

 ・太極拳が終わった後、爽快感、軽快感を得られるようになります。

◎ 武術として達人の領域に到達できる可能性
 ・太極拳は気の武術であり、気の働きを引出せるようになってきます。

 ・老人でも弱者でも、気の働きで屈強な大男を跳ね飛ばすことができます。

太極拳の特徴を表わす言葉として、「小力で大力を制す」、「力ではなく意識を使う」、「柔をもって剛を制す」、「相手の力を借りて相手を制す」などがあります。最大の特徴は、力を抜きながら、意識の働きと、気の働きを活用することです。

(2)自力整体

(a)「自力整体」(じりきせいたい)は自分ひとりで行う整体法です。兵庫県西宮市の「矢上 裕」先生が創案された世界的に見ても極めて画期的な整体法です。自分自身のからだの重みを使って、首、肩、腕、腰、膝、足など全身のコリをほぐし、からだの歪みを矯正していきます。大きな治療効果を発揮します。

(b)20数年前に公開されて以来、絶えず内容を充実して現在も発展を続けており、全国各地で教室が開設されています。私も20年ほど前から自力整体を始めてその効果を実感し、直ぐに東京立川市で教室やサークルを主宰しています。

自力整体の動作はストレッチの動作に似ていますが、単なるストレッチと異なり、筋肉のコリを取り、からだの歪みを矯正して「整体」にしていきます。正に「自分ひとりで行う整体法」です。

(c)動作は数え切れないほど沢山ありますが、大きく分類すると下記の3つのタイプの動作に大別されます。

◎ 自分自身のからだの重みを使って筋肉を伸ばし、適切に揺することによって筋肉中に溜まった疲労物質を血管やリンパ管から洗い流します。その結果、固くなっていた筋肉が柔らかくなり、しなやかさを取り戻します。(加圧伸展法といいます)

◎ ツボや経絡(気の流れ道)を刺激して、気の流れを調整していきます。気の流れが調整されると「気のからだ」が正常化されます。「気のからだ」が正常化されると、肉体の歪みが取り除かれていきます。

◎ 日常生活では、良く使う筋肉がある一方、あまり使わない筋肉も多く存在します。この差が極端になると身体に歪みが生じてきます。普段使わない筋肉を働かせてやり、筋肉のアンバランスを解消し身体の歪みの原因を取り除きます。

自力整体には、動作を中心とする「整体法」だけでなく、「自力整体整食法」や「自力整体整心法」などもあり、予防医学としての広範な健康情報を内包しています。

第4章はここまでに留めます。

現代科学が無視し続けている「根源のエネルギー」=「気」などの働きを、健康面で活用するための方法論を述べてきました。「気」、「意識」は生命体の根本であり、それらの働きを上手に活用するのが「大宇宙のしくみを活かす健康法」であると捉えています。

そしてその中心は、呼吸法、気功法、イメージトレーニングなどであり、一言で言えば「気功」ということになります。気功には、高度で難しい気功、1時間近くかかる長時間の気功、簡単で覚えやすい気功など様々な種類があります。しかし、効果の点から考えると、難しい気功だから、長時間の気功だから効果が高いとは言えません。簡単で短時間の気功でも継続さえできれば高い効果を発揮するものがあります。第4章ではそのようなものをご紹介してきました。

私が特にお薦めしたいのは、 [功法8]:「ガンを予防する歩く気功」です。人間誰でも歩きます。歩くときにご紹介したポイントを一つでも2つでも加味して歩くだけで結構です。毎日15分歩けば、15分気功を行ったことになります。30分歩けば30分気功を行ったことになります。これは凄いことです!

普通の気功は数分、せいぜい十分程度のものが多く、またそれを毎日行うことはなかなか難しいのが実情です。でも歩くことが気功になれば、継続の威力が発揮されます。体力、免疫力、気力が増進され、人間力グレードアップの基盤になります。是非お試しください。継続してみてください。

なお、紙数の制約から細部まで記述することができませんでした。拙書「ガンにならない歩き方」(アマゾン他から発行)では省略せずに記述している項目が多くあります。

次の第5章は「新たな価値観の展開」です。

「大宇宙のしくみ」と価値観と関係があるの? と不思議に思われる方が多いかも知れません。実は大有りです!

ご承知の通り、世界の政治情勢、経済情勢、社会情勢などが今大きな混乱に直面しています。そして地球環境が大幅に悪化して持続維持が懸念されてきています。そしてそれらに対する根本的な解決策は何も提示されていません。

「大宇宙のしくみ」にまで遡って考えると、諸難題に対する対応策が見えてきます。それが「新たな価値観の展開」です。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp







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by jiriki-tachikawa | 2017-12-16 11:42 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第22号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第22号


第4章 宇宙のしくみを活かす健康法  

4-4.その他の健康法:

  

1.NASA健康法

皆さん、「1時間座り続けると寿命が22分縮む」というお話を聞いたことがありませんか?

これは201611月にNHKの「がってん」で放送された「NASA直伝! 魅惑のアンチエイジング術」という番組のキャッチフレーズです。

宇宙飛行士が地球に帰還した直後は、一人で立上れないほど身体機能が低下することが良く知られています。その原因は「無重力」です。宇宙は無重力状態ですから筋肉をほとんど使わなくて済むため筋力が低下すると思われていました。したがって宇宙飛行士は毎日3時間も筋肉トレーニングをしていますが、それでも地上に降りた時は一人で歩けないのです。

筋力の低下だけではありません。骨密度、免疫力、循環機能、代謝機能、認知機能など様々な機能が低下します。宇宙に半年滞在すると筋力は半分になり、骨密度は1桁低下してしまいます。宇宙では地上の10倍老化が進むと言われています。

NASAによって最近その原因が明らかになってきました。耳の中の内耳にある「耳石」という微小な器官が大きく影響していたのです。耳石はいわば「重力を感知する装置」です。体が傾くと耳石が重力に引っ張られることで、その信号が脳に送られ、体の傾きを知ることができます。体の傾きを検出すると、脳はそれに対処するために様々な筋肉に指令を出します。しかし無重力状態では耳石は浮いた状態のため、体の傾きを検出できません。そのため筋肉に指令が出ないので全身機能が低下していくようです。

ここまでは宇宙飛行士のお話ですから私たちに直接関係がありません。ところが近年、「座り続けること」が無重力と同じ悪影響を体に及ぼすことが明らかになってきました。なんと、1時間座ると22分寿命が縮むという研究結果があります。

座り続けていると耳石はほとんど動きません。耳石は全身の筋肉や自律神経とつながっています。自律神経は内臓や血管をコントロールしているので、耳石が活発に働くと筋肉の活動がよくなるだけでなく、心臓などの働きも良くなって血流が活発化し、糖やコレステロールの代謝がよくなります。

一方、耳石が動かないと、全身の筋肉や自律神経が働かないので、筋力の低下や循環機能低下、代謝の異常など様々な悪影響が出ると考えられています。

NASAの推奨する超簡単健康法、それは「30分に1度立ち上がる」ことです。実は「立ち上がる」という動作によって頭が上下前後左右に動くため、耳石を効率的に動かすことができます。NHKは、座り続ける時間が長い人を対象にして「30分に1度立ち上がる」ことを2週間続ける実験を行いました。すると、中性脂肪が15%減少、悪玉コレステロールが5%減少、善玉コレステロールが11%も増加したという結果が得られました。

耳石は「老化スイッチ」であると考えることもできます。耳石を動かさないでいると、「老化スイッチ」がONになって老化がどんどん進行します。耳石を活発に動かすと「老化スイッチ」がOFFになって身体が若返っていきます。耳石を動かすことで、ハードな運動をしなくても脂肪を減らして筋肉を増やし、様々な病気のリスクを減らせる可能性があります。障害や病気のために立ち上がることができない方々は、頭部をゆっくり動かすだけでも耳石を動かすことができますね。

なお、既にご説明した [功法4]:振動功 は、NASA健康法の原理に合致しており、さらに効果が高いと思われます。

2.ちょこまか健康法

これまでご説明してきた呼吸法、気功、立ち上がり健康法などの他に、もっともっと簡単な健康法もあります。それは「ちょこまかと動く」ことです。日常の家事や仕事などでは、できるだけ静止しないで「ちょこちょこ動く」ことがとても大事です。

立上ったり、歩いたりでも良いですし、椅子に腰かけている場合なら、動かせる部分だけでも時々動かします。例えば、交互にかかとを上下させたり、つま先を上下させたりでも結構です。ふくらはぎの筋肉が収縮することによって下半身の血流が大幅に増強されます。あるいは首をゆっくり動かしたり、肩や肩甲骨を動かしたり、腰を小さく動かしたりなど、動かせる範囲で時々動かします。首をゆっくり動かすのは、前述の「NASA健康法」に合致しますね。座っていても「ちょこまかと小さく動く」ことはできるのです。

最近90歳超え、100歳超えの元気な高齢の方々が増えてきました。聞いてみると特別な健康法や運動をやっておられる方々は必ずしも多くないように感じられます。むしろ日常生活や農作業や仕事などの一環として、自然に動いている方々が元気溌溂と活躍しているようです。「ちょこまかと動く」ことで元気を維持しておられるように感じます。

第1章の最初の<補足1>でも述べましたが、オーストラリアの研究によると、座っている時間が長い人ほど死亡リスクが高まります。座る時間が1日4時間未満の人に対して、11時間以上座る人の死亡率は1.4倍に上昇すると言われています。同じ姿勢、同じ動作を長時間続けないようにしましょう。私たちの身体は就寝中でさえ寝返りその他で自律的にかなり動いています。

また、激しい運動を続けてきた方が急逝される例が比較的に多いように感じられます。しっかり運動することは素晴らしいのですが、激し過ぎる運動は避けた方が無難なようです。

<蛇足>

私は人生の半分以上45年間、ずーっと腰痛と闘ってきました。重症の脊椎間狭窄症をこじらせたため、今でも腰椎の下半分が破壊されています。それを克服するために様々な健康法を試し研究しました。その中で効果が各段に高かった「呼吸法、気功、イメージトレーニング、太極拳、自力整体」などを長年継続してきました。その結果、日常生活では大きな支障を来たすことなく過ごして来られました。それでも無理をしたり重いものを持ったりすると今でも腰痛が鎌首を持ち上げます。

数年前の年末に大分無理をして疲労が蓄積してきたので、腰を労わろうと考えて、正月の5日間ほとんど運動らしい運動をせずに寝正月を過ごしました。ところが4日目には腰痛が再発して5日目には動けなくなったことがあります。人間は動物ですから動くことを前提に設計されています。動かないでいると重大な支障を来すことを身をもって体験しました。

皆さん、「ちょこまか」と動きましょう!



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by jiriki-tachikawa | 2017-11-27 11:52 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第21号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第21号

第4章 宇宙のしくみを活かす健康法  

4-3.歩く気功法

[功法8] : ガンを予防する歩く気功

「ガンを予防する歩く気功」の[ポイント1][ポイント2]を試して頂だけましたでしょうか? 気功は理解しているだけでは役に立ちません。実際にやってみて初めて効果が得られてきます。気功においては、実践と継続が最重要です。

[ポイント3]

歩くのに合わせて、2回鼻から息を吸って、1回鼻から吐きます。

2回吸う時間と1回吐く時間は同じにします。

[ポイント3] の補足

(1)普通に歩きながら、1歩目で吸い、2歩目でも吸い、3歩目と4歩目の間中、吐き続けます。

4拍子の音楽でいうと、4分音符(吸う)、4分音符(吸う)、2分音符(2倍の長さで吐く)のリズムです。「風呼吸」 と呼ばれています。

(2)先ず上記で歩いて、風呼吸に馴れる必要があります。

「吸う-吐く」を1呼吸とすると、上記の歩き方は、1呼吸で4歩の風呼吸になります。これが風呼吸の基本です。

(3)上記に馴れてきたら次に、1呼吸で8歩の風呼吸を練習してみます。すなわち、1歩目と2歩目の間中吸い、3歩目と4歩目の間中でも吸い、5歩目から8歩目の間でゆったりと吐き続けます。

(4)どちらでも結構ですが、ゆっくり歩く場合は1呼吸4歩の風呼吸、早足で歩く場合は1呼吸8歩の風呼吸が歩き易いと思います。

[ポイント3] の留意点

(1)呼吸は決して無理をせず、気持ちよく呼吸することに心掛けます。少し、息苦しさを感じてきたら直ぐに自然呼吸に戻して、余裕がでてきたら再び風呼吸を続けます。このことは極めて重要です。

(2)歩く気功をやっている間中、必ずしもずーっと風呼吸をする必要はありません。例えば30分歩く場合でも半分の15分だけ風呼吸をする程度でも結構です。

(3)呼吸は鼻から吸って、鼻から吐くのが原則ですが、鼻から吐くのがやり辛い場合は、当面は口から吐いても結構です。呼吸は無理をしないのが大原則だからです。

[ポイント3] の効果

(1)ガン細胞を弱らせる効果があります。

細胞には、好気性細胞と嫌気性細胞があります。酸素が好きな細胞と、嫌いな細胞です。ガン細胞は嫌気性細胞であり酸素に弱いのです。

[ポイント3]で、 吸って、吸って、吐いて~ と、吸う回数を2回にして吸気を強調しているのは、少しでも酸素を多く取り込んでガン細胞を弱らせようという目的があるからです。風呼吸の一つの目的は、ガン細胞を弱らせることです。

(2)積極的な呼吸により、全身の細胞に酸素を供給して正常細胞を活性化していきます。全身の循環が高まり免疫機能も活性化されていきます。

[ポイント4]

歩く時、一瞬でよいから膝をちょっとだけ伸ばして歩きます。

後ろ足の踵が上がって、後ろ足が地面から離れる直前に、ちょっとだけ後ろ足全体を伸ばし気味にしてから地面を蹴ります。そして前足が地面に着地する直前に、前膝をちょっとだけ伸ばし気味にしてから、踵から着地します。

後足も前足も、しっかりピーンと伸ばす必要はありません。伸ばす意識があれば大丈夫です。出来るだけ全身の力を抜いて、特に腰回りの力を抜いて歩きます。

[ポイント4]  の効果

(1)結果として、歩幅が少しだけ大きくなり、歩行速度も多少速くなります。単位時間あたりの酸素やエネルギーの消費量が少し増加します。

(2)骨盤がより多く動くことになり、血液循環が良くなり、筋肉が少しずつ解れてきます。

腰周りと下肢には、脊椎-骨盤-大腿骨などを結び付ける沢山の筋肉群が何重にも重なって骨を取巻いています。それらの筋肉がより沢山動くことで、全身の血液循環が良くなり、仮に硬直した筋肉があっても次第に解れていきます。全身の血液循環が良くなると、腰痛予防、病気予防、ガン予防にも繫がります。

ウォーキングをされる方は、同じように歩かれている方も多いと思います。ただし、ここでは歩行速度を速くするのが目的ではありません。結果的に多少速くなってしまうだけです。あくまでも「歩く気功」としての歩行法の一環です。

<補足> 郭林新気功

気功には何千もの方法・スタイル・流派があると述べてきました。病気を予防したり病気を治す気功もいろいろあります。しかし、ガンは強力なため「ガンを治す」気功は、極めて少数です。「ガンを治す」気功の中で、有名かつ実践者が多いのが「郭林新気功」(かくりんしんきこう)です。

「郭林新気功」は、中国の郭林女史が自らの末期ガンを克服するために10年の歳月を費やして開発した「ガンを治す」ための新しい気功です。1971年から北京の公園で教え始め、今では150万人以上が郭林新気功を実践していると言われています。別名「歩く気功」と呼ばれ、伝統的な気功に現代科学的な視点からの改良を加えているので「新気功」の名が付いています。末期がん患者でも郭林新気功によって延命し、文字通り第2の人生を楽しんでいる方々が多くいます。

日本では、東京の萬田靖武氏が「郭林新気功協会」を設立し、30年間コツコツと郭林新気功の指導と普及に尽力されてきました。東銀座と早稲田大学構内で定例会が行われています。私も20年ほど前に郭林新気功協会に所属していました。

郭林新気功の中には沢山の種類の気功がありますが、その中で中心的な位置を占めるのが、「風呼吸自然行功」です。すなわち、風呼吸をしながら歩く気功です。ただし、体力が落ちたガン患者でも続けられるようにゆっくりと歩きます。

郭林新気功は、がん患者がガンを「治す」ことを主目的にした気功であり、ガンではない健常者が行う場合は、少々やりにくい点があります。そこで、私自身が歩くときは、「風呼吸自然行功」の中でも特に重要な2つのポイントを健常者向きにアレンジし、更に別のポイントを3つ付加して、ガンを「予防」する気功と位置づけて歩いています。

合計5つのポイントの内の2つ(ポイント2. とポイント3.)は、「風呼吸自然行功」 の中の重要点を健常者向きにアレンジしたものです。また、[ポイント1][ポイント4][ポイント5](この本では紙数の制約で説明省略)は私が付加したものです。現在私が歩くときは、合計10近くのポイントを織り交ぜながら歩いています。

末期ガン患者さえ治す力のある気功の中の重要ポイントを織り込んでいるわけですから、ガンの卵を消滅させる、すなわちガンを「予防」するのは決して難しいことではないと思っています。

[ポイント4]+アルファ :「省エネ歩行法」

歩く時、足を前に出すのではなく、片側の腰を前に出すつもりで歩きます。

歩き方については皆さんそれぞれ工夫されて、独自の歩き方を編み出している方もおられると思います。 私の普段の歩き方は、 [ポイント4] にバリエーションを加えて歩いています。「省エネ歩行法」です。とても効率の良い歩き方です。

普通の歩き方は、足を交互に前に動かして歩きますね。足の筋肉を使って足を前に運びます。大腿部や足は人体の中でも特に重い部品ですから、相当なエネルギーを使って足を動かして歩きます。

ここでは、歩く時、足を前に出すのではなく、片側の腰を前に出すつもりで歩きます。

(1)たとえば、右足を前に出すときは、右足でなく、右腰を前に運び、右足は右腰に連れられようにして前に出します。このとき、右膝を少し伸ばし気味にしてから、踵から着地します。

(2)大腿部や足は脱力します。極力筋肉を使わないようにして、腰に引っ張られるようにして楽に前に運びます。足は振り子のイメージです。振り子の先端は大きく動いても、振り子の根元はあまり大きく動きませんね。腰が振り子の支点に相当します。

(3)たとえば、右足を前に出すときは、反対の左足にしっかり重心を乗せて、左足裏を意識しながら右腰を前に運びます。結果として、後ろの左膝が少し伸ばし気味になります。

(4)手は自然に任せます。自然に振ります。最初のうちは手を動かさないようにして、歩く練習をしたほうが早く馴れます。例えば、両手を腰の後で組んだままで歩きます。馴れてきたら手を離して、自然に任せます。

(5)片側の腰を前に出して歩くと説明しましたが、「腰」だけに限定する必要はありません。「腰」の範囲を広く解釈してください。下のほうは、股関節、上のほうは胸を前に出す意識で歩いても結構です。やり易い部位を前に出し、足を誘導するようにして歩きます。体幹部の同側と同歩で歩けば結構です。

「省エネ歩行法」も膝を伸ばし気味にして歩くので、[ポイント4] の要件を満たしています。「省エネ歩行法」をご自分のものに出来ると、とても重宝します。特に上り坂や疲れている時に威力を発揮します。普通に歩く場合と比較して、感覚的には消費エネルギーが半分で歩けるような感じがしてきます。特に私のように腰椎が壊れている人間にとっては、長時間(5~6時間)でも歩けるという自信がでてきますし、腰周りのこわばりを解すのにも役立ちます。

もちろん、体重を減らしたい、カロリーを沢山消費したいという場合は、省エネ歩行法ではなく、筋肉を使って足と手を大きく前に振り出し、エネルギーを消費しながら歩きましょう。

「ガンを予防する歩く気功」の細部に関しては、拙書「ガンにならない歩き方」をご参照ください。














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by jiriki-tachikawa | 2017-11-27 11:46 | 応用編メールマガジン

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