富士健康クラブ

第6章 宇宙のしくみを活かす生き方

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第37号

第6章 宇宙のしくみを活かす生き方

6-1.幸福とは?

   

1.幸せな国「ブータン」

ヒマラヤの小国ブータンのワンチュク国王と王妃が度々来日し、また日本の皇族もブータンを訪問していますのでご存じの方が多いかと思いますが、ブータンは世界一幸せな国として有名になっています。

ブータン政府の国政調査で「あなたは今幸せか?」という問いに対して、国民の45%が「とても幸福」、52%が「幸福」と答えています。すなわち国民の97%が幸せであると感じています。ただしこの調査では「どちらでもない」がないため、上振れしているとも言われていますが、それでも素晴らしいと思いませんでしょうか?

ブータンでは、「国民全体の幸福度」を示す“尺度”として、「国民総幸福量」GNHGross NationalHappiness)という指標を掲げています。国民総幸福量は、精神面での豊かさを数値として表し、国民の社会・文化生活を国際社会の中で評価・比較・考察することを目標としています。1972年国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクの提唱で、初めて国内調査され、以後、国の政策に活用されています。

一般的に普通の国が使用している国民総生産 (Gross National Product, GNP) や国内総生産 (GDP) が、物質主義的な「豊かさ」に注目し、その国の国民生活を「金額」として数値化しているのに対して全く異なった考え方です。

「国民総幸福量」(GNH)は、 1.心理的幸福、2.健康、3.教育、4.文化、5.環境、6.コミュニティー、7.良い統治、8.生活水準、9.自分の時間の使い方 の9つを構成要素として数値化しています。

心理的幸福感には様々な感情が関係します。正の感情では 1.寛容、2.満足、3.慈愛。負の感情では 1.怒り、2.不満、3.嫉妬などを重視します。これらを心に抱いた頻度を地域別に調査し、国民の感情を示す地図を作成することにより、どの地域のどんな立場の人が怒っているか、満足し慈愛に満ちているのか、一目でわかるようです。

精神的な豊かさを求めるブータンの幸福に対する考え方は、その背景や経緯もあるかと思いますが、物質偏重の世界に大きな問題提起を投げかけていると思われます。

なお、ブータン王国、通称ブータンは、北は中国、南はインドと国境を接しています。民族はチベット系8割、ネパール系2割。公用語はゾンカ語。首都はティンプー。宗教はチベット仏教のカギュ派が主であり、遺伝子タイプは日本人の遺伝子タイプととても近いようです。


<補足>

「幸福」に関する指標は他にもあります。

例えば、「地球幸福度指数 」(TheHappy Planet Index) は、イギリスの環境保護団体が紹介した、国民の満足度や環境への負荷などから「国の幸福度」を計る指標です。

また、イギリスの社会心理学者エイドリアン・ホワイトは、国別の幸福度を健康、富、そして教育の観点から抽出し、世界幸福度指数(Satisfaction with Life Index:人生満足指数)を算出し、「世界幸福地図」(World map of happiness)として地図化しています。

関連する指標として他にも、教育指数 、人間開発指数、平和度指数、民主主義指数、国家ブランド指数、世界寄付指数など様々な指数が発表されています。

2.「幸福」の研究

(1)ハーバード大学75年間の研究結果

米国ハーバード大学では「人を幸せにするものは何か?」というテーマで長年研究が続けられてきました。研究は1938年に開始されてから80年間にわたって続けられています。世界に存在する最も長期的な研究のうちの1つであり、さまざまな研究結果が報告されています。

仕事、結婚、育児、離婚、戦争、老後といった人生の場面ごとの追跡調査をはじめ、あらゆる要素から幅広い分野で調査、研究が行われました。

この研究を30年以上指揮しているGeorge Vaillantさんは、老年における幸福、健康、暖かな人間関係の3つが大きく相関していると述べています。また幼年期に母親との関係が良好だった人はその後の人生に好影響を与えており、長期にわたって母親との関係の暖かさが重要であると述べています。

2000万ドル(約20億円)をかけた長年の研究によって様々な研究結果が出ていますが、「人間の幸福」という観点で導き出せるのは、非常にシンプルな結論のようです。「幸福とは愛です。それ以上の何物でもありません」とVaillantさんは語っています。

(2)最近の日本での調査

20171月に「あなたは今幸せですか?」と尋ねる民放テレビ番組が放映されました。その調査では8割以上の回答者が幸せであると回答していました。その要素は様々ありますが、大きな事柄は2つに絞られます。

一つは仕事や趣味に没頭できていること、すなわち、打ち込むべきものを持っていることがとても大事です。もう1つは、家族や仲間と良好な人間関係が構築出来ていること、広く言えば、愛のある生活が重要であるという結論になるようです。

両方とも「心」の状態そのものです。

3.愛とは何か?

愛とは何でしょうか? 夫婦愛、親子愛、友人愛、恋人との愛、いろいろな愛があります。さらに、隣人愛、自然愛、地球愛まで拡げることもできます。

共通的には、慈しむ心、いたわりの心、大事なものとして慕う心、唯一無二の存在だと感じて大切に思う気持ちなどが愛と呼ばれるようです。

もっとも純粋で解かり易い愛は、母親の子供に対する愛ではないでしょうか。相手の全てを認め、自分の全てを与え、相手の成長と幸せを願う無償の愛、これが愛の原点ではないかと思います。

愛は相手に対して最良かつ最大のプラスエネルギーを与えます。人間は、両親や家族や周囲からたっぷりの愛のエネルギーを受け取って成長し、また相手や周囲に対して愛を与えることにより人間らしく生きることができます。そしてそれが幸福につながるのです。そのことが前記2つの研究・調査でも明らかになっていると考えられます。

愛は、こころ、意識の働きですが、エネルギー的に考えると次のようになります。愛とは、相手に対して良いエネルギーを流し、エネルギー的に相手とつながり、相手と融和・融合しようとする働きと言えます。

繰り返し述べていますが、大宇宙は「気の海」そのものです。そして「気の海」は、全ての物質、非物質、心、意識、いのちの「ゆりかご」であると述べました。「ゆりかご」は赤ちゃんを優しく育てる場であり、穏やかで和やかな、調和のとれた空間に包まれています。「気の海」は「愛」が拡がる空間なのです。

親が子を愛し慈しむのは、大宇宙のしくみに沿った愛の働きによっているのです。子以外の相手に対しても同様です。


富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp



















by jiriki-tachikawa | 2018-05-02 15:10 | 応用編メールマガジン

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