[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第8号
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第2章 大宇宙のしくみ(概説)
2-2.大宇宙のしくみ(概説)
[仮説E]
生命体に生ずる「心」を「意識」と呼ぶ。
意識の主体を「自我」と呼ぶ。
生命体は自我を中心にして生命活動を営む。
「意識」の変化の集積が生命体を進化させる原動力になる。
(1)「心」は「気の海」の振動ですから、宇宙全体に拡がっています。宇宙いたるところに心が拡がっており、絶えず振動しています。
特に、生命体に生ずる「心」のまとまりを「意識」と呼びます。意識は心の一部です。広い「心」の中に、生命体ごとの無数の「意識」があると考えます。
(2)意識の主体を「自我」(私)と呼びます。
生命体は自我を中心にして生命活動を営みます。
(3)全ての生命体は「意識」を持っていると考えます。もちろん生物の種によって意識の濃い、薄いの差はあると思います。動物はもちろん、植物や単細胞の細菌でさえ、それぞれの「意識」を持っていると考えます。
現代の多くの科学者は、生命体の中で「意識」を持つのは、人間と一部のサルの仲間だけであると考えているようです。それ以下の生物は意識を持たず、機械仕掛けの玩具のように、定められた反応と動きをするだけと考えているようです。
しかしそれでは動植物や細菌類などの見事な生命活動や様々な不思議を説明することは困難です。
(4)生命体が生きて活動している間、意識が発生し自我が生じます。
もし環境が悪化して生命維持に困難が生ずると、自我は何とかして生き残ろうと、必死に困難を打開するための模索を続けます。
すなわち「意識」は、様々な環境において生命を維持するために、耐えて、模索して、工夫して、変化して、学習して、生き延び、発展しようと努力します。そして可能な範囲で個体の変化を誘導します。「意識」は「気」の振動ですから、物質である肉体や遺伝子を変化させる「エネルギー」を動かせるのです。
(5)個々の生命体だけでなく、同種の多くの生命体の「意識」が同じ傾向を指向すると、「気」のエネルギーの集積と流れと増幅が起こります。
その結果、大きなエネルギーを持った「意識」が、大元の「生命情報」に変化を与えることができると、遺伝子を書き換えることがあり得ます。その場合、個体だけでなく、その種全体が進化し、あるいは枝分かれして新たな種が誕生することもあり得ます。
すなわち、「意識」の変化の集積が、ある臨界点を超えると、個体の変化を起こすだけでなく、進化の原動力になり得ると考えられます。こうして地球上では、多くの種が個別に変化し、進化して、実に多様な生物が栄えてきたと考えます。
(6)ダーウィンの進化論では、全ての生物には共通の祖先がいて、その祖先から長い時間をかけて少しずつ変化し枝分かれして、現在の多様な生物に進化したとしています。これは大筋として正しいと思います。ただし、ダーウィンは、「突然変異と適者生存」のみでその過程を説明していますが、それだけで説明できない生物事例が現実に多数あります。
(7)私は「意識」と「環境変化」が進化に大きな役割を演じていると考えています。生物は、動物であれ、植物であれ、単細胞生物であれ、程度の差はあるにせよ、全て「意識」を持ちます。この「意識」が環境の変化に対応して何とか生き延びようと模索し、それが生物変化の原動力になると考えます。したがって環境が大きく変われば変わるほど、「意識」の働きが活発化して、より大きな変化や進化を促すことになります。
<補足1> 顕在意識と潜在意識
(1)脳を持つ動物の場合、脳は顕在意識(=表面意識)の主役となります。顕在意識は、主として脳の神経細胞の活動によって生じます。同時に神経細胞の動き(振動)が周囲の「気の海」に拡がり、心となり意識となります。顕在意識は、物質である脳の働きが主役ですが、非物質である心(意識)と密接な相互作用を持ちます。脳の活動による顕在意識は「表」であり、その結果生ずる心(意識)は「裏」であり、表裏一体の関係とも考えられます。
(2)脳を持つ動物は、顕在意識の他に潜在意識も持ちます。
意識の主体である「自我」でさえも、潜在意識の中身はほとんど認識できないため「潜在」の2字がついています。潜在意識は謎に包まれており全く解明されていません。
潜在意識は、心(意識)の累積結果であり、脳の外側の「気の海」に拡がっていると私は考えています。そして驚くような様々な特性をもっています。後にご説明します。
(3)顕在意識の舞台は主として脳であり、潜在意識の舞台は「気の海」すなわち宇宙空間そのものです。前者は物質であり、後者は非物質であり脳の外側に拡がって存在します。全く異質です。
脳を持たない動物や植物や細菌は、顕在、潜在の区別のない、それぞれの「意識」をもつと考えます。
<補足2> 細菌たちの「意識」
脳を持たない動物や植物や細菌が、それぞれの「意識」をもつという根拠の一つは以下のとおりです。
20世紀前半に「ペニシリン」が初めて実用化されました。「ペニシリン」は病原性細菌を退治する抗生物質の第1号でありその有用性は素晴らしいものでした。しかし間もなく、ペニシリンが効かない「薬剤耐性菌」が現われました。それに対応してペニシリンの代わりに「メチシリン」が開発されました。しかしこれも効かない新たな「薬剤耐性菌」が現われ、今度は「バンコマイシン」を開発しました。しかしこれさえ効かない「多剤耐性菌」が出現しました。現在これに効く薬剤は開発できていません。
脳はもちろん、眼さえ持たない「単細胞生物の細菌」が、21世紀の人類の知能に対抗しているように見えます。そして環境に対応して驚異的な速度で遺伝子を変化させ、進化を遂げているのです。ダーウィンの偶然による突然変異と自然淘汰だけでは、何万年、何百万年とかかる進化を、わずか数十年の間に矢継ぎ早に成し遂げています。偶然の突然変異でなく、明らかに強い意志をもって最短時間で進化しているようです。単細胞の細菌でさえ、「意識」を持ち、高度な知性を有しているように見えます。それとも全くの偶然なのでしょうか?
実は「抗生物質」は人間が創ったのではなく、青カビや放線菌など細菌類が自らを守るためにその体内で合成したものです。人間はその成分を抽出して薬剤化したのに過ぎません。大自然では単細胞の細菌たちが、互いに競い合って攻防を繰り広げ、猛スピードで進化を遂げています。細菌は明らかに「意識」を持っているように見えます。
科学者たちはこの事実をどう説明するのでしょうか?
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
by jiriki-tachikawa
| 2017-07-05 07:00
| 応用編メールマガジン
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