[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第6号
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第2章 大宇宙のしくみ(概説)
2-2.大宇宙のしくみ(概説)
「大宇宙のしくみ」に関する仮説を詳細にご説明しようとすると、「21の仮説群」になります。それを個別にご説明していくと、それだけで百ページ近くの長文になります。
しかし本書は「大宇宙のしくみ」を活かすための「応用編」ですから、「仮説」の部分はできる限り簡単にして、概説に留めたいと思います。
そのために、「21の仮説群」の中で関連する仮説をいくつかまとめて簡略化し、「8つの仮説」(仮説A~仮説H)としてご説明していきます。
抽象的で雲をつかむようなお話しが多いのですが、もしご納得いただければ、宇宙や生命体の様々な不思議が次第に解消していきます。
[仮説A]
宇宙空間に「根源のエネルギー」が拡がっている。
「根源のエネルギー」は宇宙の根源である。
「根源のエネルギー」を「気」と呼び、宇宙空間を「気の海」と呼ぶ。
「気」は3次元よりも次元の高い「高次元の空間」に拡がっている。
(1)私たちの知るエネルギーは、熱エネルギー、運動エネルギー、電気エネルギー、原子力エネルギーなど、物質の変化に伴うエネルギーですが、「根源のエネルギー」は物質の存在を前提にしません。物質が無い空間にも拡がっています。宇宙空間は「根源のエネルギー」で満たされていると考えます。
(2)「根源のエネルギー」は全ての根源であり、大宇宙のあらゆる物や現象は「根源のエネルギー」から生じます。しかし「根源のエネルギー」は、見ることも観測することもできません。ただし、条件によっては、その一部またはその影を感じることが出来ます。
(3)「根源のエネルギー」を「気」と呼び、宇宙空間を「気の海」と考えます。
「気」は3次元よりも次元の高い「高次元の空間」に拡がっています。しかし、具体的な次元数は不明です。10次元以上と思われますが具体的な次元数は現段階では判りません。「気」は高次の空間に所属しているので、3次元に住む私たちには認識することができないのです。
(4)私たちの宇宙を構成する星や銀河や銀河団など全ての物質を集めても、物質の総合計は宇宙全体の4.9%しかないことが判っています。残りは未知のダークマターと、未知のダークエネルギーで95.1%を占めています。宇宙は未知だらけ、謎だらけなのです。
未知のダークマターは「気」が凝集した未知の素粒子であり、未知のダークエネルギーは「気」そのもの、または「気」が若干変化したものと考えます。
すなわち、物質もダークマターもダークエネルギーもその大元は全て「根源のエネルギー」すなわち「気」なのです。
[宇宙の構成比率]
○物質合計 4.9%
○ダークマター(未知) 26.8%
○ダークエネルギー(未知) 68.3%
(5)多くの科学者は、アインシュタインの相対性理論が前提としている「3次元空間と時間」から成る宇宙を想定しています。しかし、それだけでは宇宙や生命体の様々な現象を説明できないと私は考えています。私は、物質は「3次元空間と時間」の制約を受けますが、「気」や心、意識、いのちなどの非物質は、3次元よりも次元の高い「高次元の空間」に拡がっており、「3次元空間と時間」の制約を受けないと考えています。
<補足>
(1)一般に低次元の生命体は高次元の現象を認識することができません。例えば、仮に私たちが3次元ではなく1次元低い、2次元の世界に住んでいると仮定しましょう。2次元だから、面の上の物質や現象は認識できますが、たとえ1cmでも面から離れた物質や現象は全く認識できません。面から離れたら、もはや2次元ではないからです。
(2)もし、その高次元の存在の影が2次元の面の上に投影されれば、その影は認識できます。でも、あくまで影に過ぎないので、形や色などの情報は大幅に減少します。また、高次元の存在が、たまたま2次元空間に接触すると、その接触部分だけは認識することができます。
私たちが見えない筈の「気」を感じることができるのは、3次元空間に投影された高次元の影や接触部分を感じていると考えることができます。
[仮説B]
「気」が凝集すると物質が生ずる。
全ての物質の背後に「気」が集約している。
この「気」は物質に関する情報を保持している。
(1)「根源のエネルギー」すなわち「気」が凝集すると物質が生じます。そして、その物質を覆うように「気」が集まっています。この「気」は、その物質固有の情報を保持しています。すなわち、物質は「もの」だけでなく固有のエネルギーと情報を合わせ持っています。
(2)例え話ですが、雲や霧の実態は小さな水滴の集合体です。水滴が生じるためには、その周囲に膨大な水蒸気が存在する必要があります。見える水滴の背後に、見えない水蒸気の存在が不可欠です。
次元が違いますが、同様にすべての素粒子の背後に、その素粒子を成り立たせるための「気」(根源のエネルギー)が集約しています。素粒子が集まってできる全ての原子の背後にも、それぞれに対応した原子の「気」が集約しています。原子が集まってできる全ての分子の背後にも、それぞれに対応した分子の「気」が集約しています。
(3)同様に、私たちの身体を構成する全ての細胞の背後に、それぞれに対応した細胞の「気」が集約しています。細胞が集まった沢山の「器官」にも「気」が集約しています。「臓器」にも臓器を成り立たせるための「気」が集約しています。
「人体」にも人体を成り立たせるための「気」(エネルギー)が集約しています。それぞれの「気」は多層を成し、それぞれの情報を持ち、それぞれ役割が異なります。
<補足> 「気」の多層構造
これらの「気」は、それぞれのレベルの「エネルギーと情報」を持っています。そして多層構造を有しています。すなわち、素粒子の「気」、原子の「気」、分子の「気」、細胞の「気」、器官の「気」、臓器の「気」、人体の「気」などが重なり合い、多層をなしてそれぞれの物質や生命体を成り立たせていると考えます。一言で「気」と言っても、実際には様々なレベルの多層構造をベースにして、この複雑な宇宙と生命体を成り立たせていると考えます。
物質は3次元の存在ですが、「気」は高次元の存在なので、3次元空間のどの場所に「気」があるのかを特定することはできません。3次元空間に住む私たちは、高次元の存在がどこにあるのかを認識することは原理的にできないのです。直感的に解かり易いように、物質を覆うように「気」が存在すると表現していますが、実際には位置や時間を特定することができません。「気」は3次元空間と時間を「超越」しているのです。
「多層構造」という言葉は3次元空間を前提にした言葉ですから、高次元空間には馴染みませんが、イメージ的に解かり易くするために敢えて使用しています。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
by jiriki-tachikawa
| 2017-06-15 08:10
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