富士健康クラブ

第55号   様々な食事法(2)

ガンを予防しましょう    2014年1月09日


第55号   様々な食事法(2)

食事に関して補足いたします。
食事は、健康・長寿にとって極めて重要な要素です。


1.断食

断食が食事法のひとつかどうかはさて置き、長い人生の中で一度経験してみる
と何がしかの「気づき」が得られるかも知れません。体調回復、健康増進に
役立つ可能性もあります。
断食とは、一定期間食事を絶つことですが、一口に断食といっても、目的や
方法は様々です。
断食は、心身を一度リセットして、健康を回復する効果があるといわれてい
ます。永年治らなかった難病が、断食期間中は痛みや辛い症状が消え、回復
傾向を示すことが多いと言われています。
筆者は腰痛以外ほとんど病気をしたことがないため、本格的な断食はやって
いません。
その代り「プチ断食」をいくつか体験してきました。今思い出せるだけでも
下記のようなものがあります。
(1)朝食抜き
(2)朝食と昼食抜き
(3)週40時間断食
(4)4日間断食

(1)と(2)は以前ご説明した「自力整体整食法」がこれにあたります。
既に8~9年やっています。
(3)は、筆者が会社時代に2年近く毎週実施したものです。
毎週木曜日の夕食まで普通に摂り、以降金曜日の朝食から、土曜日の朝食まで
4食を抜きます。そして土曜日の昼食から次の木曜日までは普通に摂ります。
約40時間水分だけで過ごします。
仮に土曜日の昼食も抜くと48時間断食になりますが、これを行うと土曜日
午後に脂肪がジリジリ燃えているのを実感できます。そして着実に痩せ細って
しまいます。
(4)は前回ご紹介しました。


2.断食の効果

(1)食物が長期間入ってこなくなると、からだは危機的状況と判断します。
そして何としても生き延びなければと様々な対抗策がとられます。前回ご説明
した「からだの防衛機能」の主役である「気のからだ」が働き始めるのです。
先ず、体内に蓄えられた糖を燃やします。糖が無くなると余分な脂肪を燃や
します。さらに蛋白質を分解して燃やします。

(2)その他様々な変化が起きます。

○ 生命力が活性化され、自然治癒力が回復する(生き延びなければ!)
○ 内臓脂肪など余分な脂肪類が燃やされる(健康効果)
○ 内臓に休養を与えることになり内臓が元気になる(病気回復)
○ 性機能が復活する(生きている間に子孫を残そう!)
○ 宿便が排出される(からだが軽くなります)
○ 体内の毒素が排出される(デトックス効果)
○ 体内の老廃物が排出される
○ 皮膚病がキレイに治る

(3)一度断食をすると、空腹感に慣れてきます。
1~2食くらい抜いても我慢できるようにからだが変化していきます。

(4)中高年の場合、活動量が低下した分、食物摂取量を減らす必要があり
ます。断食を試してみることで、摂取量を減らす契機になります。

(5)断食にも注意すべき点があります。
○信頼の置ける指導者のもとで行う必要があります。
特に4日以上の断食は、場合によっては命の危険を伴うことがあり得ます。
○筋肉が落ちる可能性があります。
断食後にタンパク質をしっかり摂り、運動量を増やす必要があります。
○減量した分皮膚がたるみ、顔やお腹のシワが目立つ可能性があります。


3. 炭水化物の摂り過ぎ

(1)皆様ご存じのように、からだに必要な5大栄養素として下記があります。
○ 炭水化物    体内でエネルギー源として働く
○ タンパク質   からだの構成材料になる
○ 脂質      体内でエネルギー源になり、細胞膜の材料になる
○ ビタミン    13種類のビタミン:野菜類・海藻類に多い
○ ミネラル    16種類のミネラル:野菜類・海藻類に多い

(2)この中で、エネルギー源としての役割は、炭水化物の専属的役割では
ありません。炭水化物の代わりに脂質やタンパク質を燃やしてエネルギー源
として代用することができます。

(3)炭水化物は米、パン、麺などの主食や、イモ類、砂糖などに豊富に含ま
れます。日本人、特に中高年齢者は炭水化物を摂り過ぎる傾向があるようです。
炭水化物が過分に摂取されると、血液中の血糖値が上昇し易くなり、これが
定常化すると血管をはじめとして様々な組織が「糖化」します。
「糖化」とは、糖がタンパク質と結合して、タンパク質を別の物質に変質させ
てしまうことを言います。

(4)「糖化」が起きると様々な細胞や器官が本来の機能を果たせなくなり
ます。血管の場合、硬くもろくなり動脈硬化の原因になります。
最近では「糖化」が、糖尿病のほか、さまざまな病気の原因になっていること
がわかってきています。心筋梗塞・脳梗塞・骨粗しょう症・白内障・しみ・
しわ・歯周病・アルツハイマー病・がん などもそうです。

(5)困ったことに「糖化」が進んでも自覚症状がほとんどありません。
この「糖化」を防止しようとするのが、以前ご紹介した「糖質制限食」です。
一言でいえば、「炭水化物を減らしましょう」ということになります。


4.中高年の食事法

(1)食事については人それぞれ、考え方やこだわりがあると思います。
また成長期、壮年期、それ以降で食事内容が変化して当然です。

(2)以前も少し触れましたが、本来は、「食べたいものを、食べたい時に、
食べたいだけ」食べるのが基本だと思います。神様は、不足しているものを
自然に食べたくなるように、人間の食欲システムを設計している筈です。
しかし、身心が十分に脱力できていないと、からだの内側からの微弱な信号を
キャッチするのが難しいと思います。現実には、時間だから食べなければ、
3食しっかり食べなければと、既成観念に支配されて食べてしまいます。

(3)高年齢の筆者が食事について留意していることは下記の通りです。

◎ 主食を少なめに、副菜を多めに摂りましょう。
中年以降の方々は、ご飯やパン、麺類などの主食は少なめにしていきましょう。
逆に野菜類を中心に副菜を多めに摂りましょう。

◎ 野菜類は、種類も量も多めに摂りましょう。
特に生野菜を多く摂りましょう。
先ず生野菜から食べ始めましょう。

◎ 炭水化物、特にご飯は少な目に摂りましょう。
タンパク質はしっかり摂りましょう。

◎ よく噛んで、ゆっくり食べましょう。

次回は、「調心(5)」を予定しています。


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by jiriki-tachikawa | 2014-01-09 00:00 | ガン予防2メールマガジン

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