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富士健康クラブ

57.からだの防衛力

57.からだの防衛力

「からだの防衛力」と聞いて皆様は何を思い浮かべますでしょうか?
多分、免疫機能や自然治癒力を思い浮かべる方が多いのではと思います。
そうですね。外部からの細菌やウイルスなどの侵入に備えて、我々のからだ
には様々な防衛のための仕組みが組み込まれています。
ガンの発生に関してさえ、何重にも防御機能が備えられています。
その防御機能を活性化することによってガンを予防することが、本メールマガ
ジンの主題でした。
今回は最近筆者が体験した面白い(?)経験をご報告します。


1.断食合宿

筆者は昨年9月に琵琶湖で「断食合宿」に参加しました。
4日間の断食ですから4日間全て食事抜きです。食事の代わりに、昆布の煮
だしスープを1杯だけ頂きます。他に、水、お茶類は自由に飲むことができ
ます。要するに固形物なし、水分だけで4日間を過ごします。

筆者は以前にも何度か断食をしたことがありますし、自力整体整食法の長期
実践者ですから、朝食は水分だけで過ごしています。したがって4日間の
断食そのものは特に空腹を感じることもなく平穏に終了して帰京しました。


2.思わぬ防衛力

1か月ほど経過した頃、何人かの友人から「まつ毛がやけに長い」と言われる
ようになりました。しかし自分自身では、まつ毛など注視したこともないの
で、それほど気に留めませんでした。

2カ月経過した11月になると、車の運転中に遠方の標識の細部がボヤーっと
してはっきり見えなくなってきました。そして12月になると更に急速に
視力が悪くなってきたと感じ眼医者に行きました。
両眼とも進行した白内障でした。

9月に断食合宿に行くまでは異常がなかったので、原因に思いを巡らせました。
断食から帰って1~2カ月で急速に悪化したので、「アレが原因だ!」と気が
付きました。実は断食合宿中には、体操やウォーキングや様々なトレーニング
を行いますが、そのひとつに太陽を直視するトレーニングを4日間やりました。

太陽直視というとビックリする方が多いと思いますが、実はそのような修行
法があります。筆者は30年ほど前にもやったことがあり、当時は全く問題が
ありませんでした。しがって今回も自信をもって両眼を眼一杯拡げて数分間
太陽を凝視していました。

常識では太陽を直視しては絶対ダメということになっています。今年の金環
日食のときも盛んに注意が喚起されました。でも若ければ、少しぐらいなら
特に問題が起きないことが多いようです。
しかし、70歳過ぎの老人に、夏の4日間の太陽直視は無理だったようです。

9月の強烈な太陽光をまともに直視したので、眼がビックリしたのだと思い
ます。このままではヤバイことになる、と目が回避動作を模索しました。
先ず、まつ毛を長くして少しでも太陽光が目に入らないようしようと、懸命
にまつ毛を伸ばしました。

次に、目に入ってくる太陽光が網膜に届き難いように、レンズ(水晶体)を
白濁させました。レンズが濁れば、通過する太陽光が減って、網膜や視神経へ
の障害を減らせます。まさに「白内障」です。

更に目の角膜を凸凹にして光を分散させようとしました。その結果、網膜に
映る映像がぼやけて、視神経を傷めにくくしました。
いわゆる「乱視」でしょうか。

すなわち、太陽直視によって「からだの防衛機能」が直ちに働いて、出来得
る限りの対策を取り続けたと考えられます。そして筆者自身はそのことに
全く気付くことなく、からだの内側で密かに対策が練られ、実際にからだ
が内部で操作されたことになります。
しかも例えば、日焼けで皮膚のメラニン細胞が増加して黒くなるなどの単純
な反応ではありません。
滅多に起きない危機に対しても複数の対策が自動的に講じられています。


3.防衛機能の実体は?

今回は目を防衛するために、からだの防御機能が発動されましたが、からだ
の他の部分についても同様に防御機能が自動的に働くものと思われます。
それではいったい、「からだの内側の何」が防衛対策を策定して実際に実行
したのか? その「主役」は誰なのでしょうか?  
多分、視神経や水晶体や角膜などの部分品は脇役ではあっても主役ではない
と思います。全体を総合的に判断して、様々な複数の対策を講じているから
です。

当人にとっては無意識のことですから、脳の働きと考えるのも無理が大きいと
思えます。少なくとも一般人は、目がこのような危険に遭遇したらどうする、
こうするなどの知識はありません。せいぜい目を閉じる程度のことでしょう。
脳の記憶回路の中にそのような広範な情報が格納されているとは考えにくいと
思います。

さらに仮に、大きな環境変化が続き、生命の存続に危機が感じられると、それ
にも備えようと臨機応変にあらゆる対策を講じてくるものと思われます。
すなわちこの機能は、単に防御だけでなく、生命活動の全体を支え、さらに
生物の進化の原動力になっているとも考えられます。


4.生命体の主役

では防衛機能の主役はどのように考えたら良いのでしょうか?
難問だと思います。
生命の神秘と言って片づけてしまえばそれで終わりになってしまいます。

筆者は次のように考えています。
少々解り難い点はご容赦ください。

(1)すべての「物質」や「生命体」には、それらを覆うようにして見えない
「気」が集約しています。 「気」は「根源のエネルギー」であり、かつ情報
の媒介役を担います。
すなわち、物質の最小構成要素と思われている「素粒子」のひとつひとつに
小さな「気」が集約しています。それらが集まった「原子」にもより大きな
原子の「気」が集約しています。同様に、分子の「気」、細胞の「気」、器官の
「気」、臓器の「気」、人体の「気」などが大きく重なり合い、「気」が多層を
なしてそれぞれの物質や生命体を覆っていると考えます。

(2)これらの「気」は、それぞれのレベルの「エネルギーと情報」を持って
います。生命体を構成する「細胞」や、「器官」や、「臓器」や、「人体」にも、
それぞれを生かし、機能させるための、「エネルギーと情報」を持ったそれ
ぞれのレベルの「気」が集約しています。
筆者はそれらを総称して「気のからだ」(=エネルギー体)と呼んでいます。
もちろん目で見ることはできませんが、肉体のからだを覆うように高次元空間
にまで拡がっています。

(3)これらの「気のからだ」は、内部で相互に連携して、多層的に、有機
的に作用し合います。そして、生命体が「生命活動」を行う上での「主役」に
なると考えています。逆に言えば、「気のからだ」がなければ、「生命活動」
は成り立たないと考えられます。
からだの防衛機能も生命活動の一環であり、その主役は「気のからだ」です。
細胞や遺伝子など目に見える範囲の「物質」だけで生命活動の全てを説明する
のは無理なのです。

(4)太陽直視によって眼が危険に曝されたと「気のからだ」が判断すると、
様々なレベルの「気」が相互に連携し、そのエネルギーと情報をフル活用
して、総合的な防衛手段を講じるのです。その他の様々な危険に関しても
同様に、「気のからだ」が主役となって様々な防衛策を講じるのだと思います。

(5)「生命体の防衛」と「生命の進化」は密接に関係するような気がします。
大小様々な防衛反応の経験とその集積が、生命進化の原動力のひとつになって
いるのではないかと感じています。

(6)「気のからだ」は、様々なレベルの情報が連携して、多層的に、有機的
に作用し合う巨大な複合ソフトウェア・システムであるとも考えられます。
そして単に膨大なデータ群を有するだけでなく、それらを自動的に選択し、
演算し、判断し、最適な解答を導き出す目に見えないコンピュータ・シス
テムであるとも考えられます。ハードウェアを必要としない複合コンピュータ・
システムです。

(7)そして単に情報処理だけでなく、その結果を実現化するための具体化
エネルギーを操作できるのです。「気」は根源のエネルギーですから。
だから防御機能だけでなく生命維持のための様々な機能を発揮し、さらに
進化にも関われるのだと考えます。

(8)一般的には、動物の情報処理の中核は「脳」であると信じられています。
でも脳によって様々な「本能」を説明するのは困難だと思います。
脳ではなく「気のからだ」の見えない複合コンピュータ・システムが「主役」
であり、脳は脇役であると考えた方が説明し易いのではないでしょうか?
このような仮説を唱える人は、多分世界中に居ないと思いますが。


「気」や「気のからだ」については、下記をご参照ください。
     2012.3.15発行 第36号 「気」とは何か?(5)


[補足]   反省

筆者はこの冬やむなく白内障の手術をしました。
生まれて初めて自分のからだにメスを入れました。
とは言っても、手術そのものは片目10分であっという間に終わります。

術後はハッキリ見えますが、固定焦点なので遠方がボンヤリと霞みます。
そして身体全体のバランス感覚が微妙に悪くなったような気がします。

やはり神様から頂いた最高の贈り物「からだ」を大事にしなければと反省して
います。いつまでも若い気持ちで今まで飛び回っていましたが、70歳を超え
たら多少なりとも年を考えなければと反省しています。
以上



by jiriki-tachikawa | 2012-10-18 00:00 | ガン予防メールマガジン

中高年を主対象とする健康・長寿・自己実現のための健康クラブです
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