[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第81号
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第81号
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1.地球温暖化の主要因 ― 世界的な大スキャンダルになるかも!?
4月号の、<蛇足> 地球温暖化の原因は? の中で、私の20年来の素朴な疑問を述べてみました。地球温暖化の原因は、温室効果ガス、特に二酸化炭素(CO2)の人為的増加が主原因とされていますが、本当なのかということです。現在の大気組成は、窒素が78.1%、酸素20.9%、これだけで90.0%を占めています。
CO2濃度は微量であり僅か0.04%に過ぎないので、これが2倍になっても全体の中では1/1000レベルのCO2変動であり、その程度の変動が果たして地球温暖化の主原因になるのだろうかと疑問に思っていました。
インターネットで少しだけ調べてみました。長期間にわたり膨大な資料、論文が出ていました。そして懐疑的に考える学者も世界中に多数いました。
「CO2主犯論者」と「懐疑論者」の間で長期間にわたる論争があり、裁判まで起こされていました。私の知識程度で、どちらが正しいなどと断言することはできませんが、仮に「CO2主犯論者」が正しくなかったとなると、前代未聞の世界的大スキャンダルに発展するかも知れません。
現代は「CO2主犯論」に基づいて既に世界中が動いてきており、CO2排出量の削減に向かって突き進んできているからです。そして、困ったことにCO2排出権の国際取引まで行われてきています。
1968年に「ローマクラブ」が設立され環境保護運動が始まり、1972年の第一報告書「成長の限界」以来、人口増加や環境破壊が続けば、資源の枯渇や環境の悪化によって100年以内に人類の成長は限界に達すると大キャンペーンを続けてきました。
その流れの延長線上で、1988年に「IPCC」(国連気候変動に関する政府間パネル)が設立され、人為的起源(化石燃料燃焼)による地球温暖化の要因を調査、評価してきています。IPCCの国際会議として、1995年からCOP(気候変動枠組条約締約国会議)が開かれ、1997年のCOP3では京都議定書が議決されました。
以後も毎年COPが開催されており、この流れの中で「CO2の人為的増加」が地球温暖化の主犯とされてきており、世界中の多くの人々がそれを信じて既にそれが「通説」になっています。
なお、COPメンバーの約1/3が科学者、残りは政治家、産業人、ビジネスマンその他諸々のようです。そして世界中の研究者を含めて、それによって潤っている関係者が多いと言われています。
アメリカ元副大統領アル・ゴア氏は、上記のような環境問題に取り組み、ドキュメンタリー映画「不都合な真実」などに出演して幅広く啓蒙した功績などにより、IPCCと共に2007年ノーベル平和賞を受賞しています。
しかし、「CO2主犯説」はデータ操作や予測モデル操作など、その科学的論拠に問題があるとして、「懐疑論者」の批判を長年浴びてきました。
もちろん「CO2主犯説」側の反論も多数ありますが、「人為的CO2増加」に関しては、具体的なCO2実測値ではなく「モデル計算」の提示でお茶を濁しており、論拠が弱いように感じられます。
私の感覚では、「地球温暖化」の原因として「人為的CO2増加」を主犯にするのは妥当性を欠くように感じていますが、あくまでも素人の直感に過ぎません。
もし仮に、「CO2主犯論」が正しくなかったとなるとトンでもないことになります。
IPCCには「国連」の冠がついており、世界各国が参加して30年以上にわたって活動してきた経緯があり、今さら基本認識が間違っていたとは言えないでしょう。もし明るみにでれば、国連自体の権威も、ノーベル賞の権威さえも地に堕ちてしまいます。
世界中の政府、関連諸機関が間違った前提のもとに、間違った決定をし、間違った政策を進めてきたことになります。
日本でも平成28年の「地球温暖化対策計画」に基づき、CO2排出量を2030年度に2013年度比で26%削減するとの中期目標を、さらに2050年までに80%のCO2排出削減を目指すことを長期的目標にしています。そのための費用として年間5兆円程度が必要という話もあるようです。
しかし、「CO2主犯論」が正しくなかったと仮定すると、莫大な費用と努力をつぎ込んでCO2排出量を削減したとしても、地球温暖化の抑制にはあまり寄与しない可能性が高いことになります。
小泉進次郎環境大臣はどのように考えているのでしょうか?
もし小泉大臣が、中立的な地球科学者・研究者を集めて諮問委員会を作り、あらためて公正厳密な調査を行うと仮定します。そして、「地球温暖化と人為的CO2濃度上昇」との相関が大きくないと判明したら、国際社会に大きな一石を投じることになります。小泉大臣はCO2排出削減のための数十兆円の浪費を節約することができ、日本だけでなく世界中でヒーローになるかも知れません。
<補足1>
懐疑論の反論は多岐にわたっており具体的なデータも相当数提示されています。中には地球は温暖化していない、という反論も複数あります。
「CO2主犯論」の論拠は、20世紀後半のデータを取り上げて、気温上昇とCO2の排出増加とが同期しているというものです。しかしそれ以外の期間では論拠が希薄と思われます。
現実には、地球の温度変化はずーっと上昇を続けているわけではありません。
・1880年から1910年迄:寒冷化
・1910年から1943年迄:急激な温暖化
・1943年から1976年迄:緩やかな寒冷化
・1976年から1998年迄:急激な温暖化
・1998年以降:ほぼ停滞
そして、温度変化と人為的CO2濃度との相関は明確にはなっていません。それだけではなく、長い歴史で見ると平安時代や有史以前に遡って調べた様々なデータなどから、長期間にわたって両者の相関は明確でないことが解ってきているようです。
<補足2>
つくば市にある国立環境研究所の「地球環境研究センター」に、私の素朴な疑問をメールで問い合わせてみました。以外に早く返信がありました。
回答は:「仮に地球に大気がまったく無かった場合と比較して、現在の地球の気温が保たれているのは、6割程度が水蒸気、2割程度がCO2の温室効果によるものと考えられます。ですから、CO2が0.03%から0.04%に3割も増えれば、地球の気温に明瞭な影響をおよぼすのです。」
回答者は、地球環境研究センターの幹部であり、「CO2主犯論」の日本のリーダーのようです。そして,CO2よりも水蒸気の方が3倍温室効果が高いことを認めています。また、実際には3倍ではなくもっと差が大きく、CO2の温室効果はずっと小さいというデータもあるようです。
3.地球温暖化や寒冷化の要因は?
1940年代私が子供の頃は、今よりもずっと寒かったように記憶しています。標高800m台の富士山のふもとでしたが、朝配達される牛乳瓶が凍結して割れていたり、生卵が凍結してカチンカチンになったり、冬の河口湖や山中湖は全面結氷が当たり前でした。今では真冬でもほとんど結氷しません。私は、増減はあるものの20世紀全体としては、地球が温暖化傾向であったと思っています。
問題は、CO2の温室効果を基軸にした「CO2の人為的増加」を主犯にしてよいのかどうかは疑問に思っています。
私は、地球温暖化や寒冷化の要因は、何かひとつに原因を押し付けられるような単純なものではないのではと思っています。もっと大きな他の要因が影響している可能性も考えられます。他の要因とは、例えば水蒸気量の変動や地球の公転運動のずれ(ミランコビッチサイクル)などが既に挙がっており、他にも種々ありそうです。地球自体や太陽系や銀河系内の様々な変動要因が地球の気温に影響を与えることもあり得ます。
私はCO2増加も要因の一つとは思いますが、むしろ「廃熱」が地球温暖化に直接影響すると考えています。世界中で石油、石炭、天然ガスなど、いわゆる「化石燃料」の消費量が急激な増加を続けてきました。
発電や化学処理や動力利用などの際に、必ずエネルギーロスが発生し、ロスの大半は熱になってしまいます。例えば世界中の化石燃料発電所の平均発電効率が30%と仮定しても、残りの70%は「廃熱」として捨てられてしまいます。自動車のガソリンが動力として使われる以外のエネルギーも「廃熱」として捨てられます。
化石燃料が膨大な「廃熱」を産出して地球上に蓄積されると、地球温暖化の直接要因になります。私はそもそも、化石燃料をエネルギー源として安易に浪費すべきではないと考えています。未来の人類のために残しておくべきと思っています。
化石燃料の浪費が「廃熱」を産み、CO2を増加させます。どちらの寄与が大きいのか私には計算できませんが、いずれにしても化石燃料を安易に燃やしてはいけないと考えます。
4.植物は窒息しないの?
私にはもう一つ解らないことがあります。
人間は大気濃度21%の酸素を呼吸していますが、高山に登っただけでも酸素不足で体調を崩します。一方、植物は僅か0.04%の二酸化炭素を吸入し、同量の酸素を排出し、炭酸同化作用により、地球上を緑で埋め尽くしていきます。大気中0.04%のCO2と、21.0%のO2、バランスが極端に悪いですね。植物は呼吸不全にならないのでしょうか。苦しくないのでしょうか。
「CO2主犯論者」は、大気中のCO2を削減するために CO2を固定化して地中に埋設する計画まで進めようとしています。僅か0.04%の二酸化炭素をさらに減らして植物は大丈夫なのでしょうか。もし植物が枯死したら地球上の人間、動物は全滅します。生物全体のことを考えると、CO2削減は逆方向ということになります。
極めて純朴な疑問と思いますが、全体的に見て何かおかしいように感じています。
なお、地球温暖化と地球寒冷化とを比較すると、生物にとっては温暖化の方が望ましい方向と思われます。もちろん程度問題ですが。何故なら、寒冷化して氷が地表を覆うのに比例して生物の生息範囲が縮小され、「種」の数も個体数も減少する筈だからです。
果たして結末はどうなるのでしょうか!?
何か情報をお持ちの方おられましたら教えて頂けると嬉しいです。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第76号
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第76号
新型コロナウイルス感染者が急増し非常事態に近づきつつあるようです。大変残念なことに、日本の感染爆発に対する備えは極めてお寒い状況です。担当省庁は、1月の中国武漢の惨状を見たら、直ちに最悪のケースまで想定して先手、先手で対策を講じるべきなのに、今まで一体何をやってきたのでしょうか。4月になった今でも基本的な検査体制さえ構築できない担当省庁が、最悪の事態に適切に対処できるとは思えません。とても悲しいことです。
当面は各個人がわが身を守らざるをえません。感染リスクを回避し、生命力、免疫力を高めておくことがますます重要になると思います。
8.宇宙のしくみ
前回までのご説明の中で、気、生命力 気功などの言葉がでてきました。これらの言葉に関する概説とそのバックグラウンドです。これらは科学では説明できないため誤解されている方が多くおられます。「宇宙のしくみ」にまで遡らないと説明できないため、理解が難しいかも知れません。お時間のない方は下線部分だけを拾い読みする程度で適当に読み飛ばしてください。
8-1 科学の限界
(1) 科学技術が急速に進歩し、何でも科学で解明できる、科学はいつも正しいと考えている方々が多いと思います。科学で証明できないものは怪しいと考える方々までおられます。しかし、それは間違いです! 科学の結果は正しいとは限りません! 科学は仮説の積み上げに過ぎません。新しい仮説が次々と登場して古い仮説を置き換えていきます。今現在は正しいと思われている最新の科学論文でも、10年経過すると90%は正しくないことが判明しています。(2018年ノーベル生理学医学賞を受賞した本庶 佑教授の談話)
(2) そして科学の守備範囲は限られています。実はとても狭いのです。科学の対象は、直接観測できる「物質」が対象です。そして再現可能で客観性のある事象(条件さえ同じなら、誰がやっても、何時やっても同じ結果が得られる事象)だけを扱います。
一方、「心・意識・いのち・生命エネルギー」は非物質であり科学の対象から外れています。見えないし客観性も再現性も不十分なため、科学では扱えないのです。
(3) 宇宙は、物質と非物質で構成されていますが、科学は見える物質しか扱っていません。 科学者はとても頭脳明晰ですが、深く追求する必要上どうしても視野が狭くなり勝ちであり、ご自分の研究領域以外に視野を拡げる方は極めて少数です。その結果、様々な不思議や謎が未解明なまま残されています。とりわけ大きな謎が生命に関する謎、人間の能力に関する謎、そしてエネルギーと物質に関する謎です。
(4) では、宇宙全体をどのように考えたら良いのか、物質の世界と非物質の世界をどのように結び付けたら良いのか? 私は40年間にわたる探求の結果、拙書「大宇宙のしくみが解かってきた!」で私案を提唱しています。恒星、銀河、ブラックホールなどの「物質」と、心、意識、いのち、気、生命エネルギーなどの「非物質」を結びつける「21の仮説群」によって、宇宙や生命など様々な謎を読み解いていきます。逆にこのように考えないと広範に及ぶ様々な謎を解消できません。
この仮説は従来の枠組みを大きく拡げて「宇宙のしくみ」を概説しています。
8-2 宇宙の根源は何か?
森羅万象、宇宙の根源は何でしょうか?
現代科学は、物質の根源は「素粒子」であると考え、その発見競争に明け暮れ、200種類ものバラバラな素粒子が発見されています。とても「素」粒子とは言えそうにありません。そして20世紀末から壁に突き当たって、科学最先端での進歩は停滞をはじめています。
私の仮説に沿って超簡単にご説明します。
私は、「根源のエネルギー」が宇宙の大元、根源であると考えます。物質も非物質も全て「根源のエネルギー」から生ずると考えます。
「根源のエネルギー」が凝縮すると物質として見え、「根源のエネルギー」が振動すると、その波形に応じて、心・意識・いのちなどが生ずると考えます。
「根源のエネルギー」は長たらしい言葉なので、私は「気」という言葉で代用しています。すなわち、「根源のエネルギー」=「気」として説明しています。これが「気」の定義です。
したがって、宇宙の根源はただ一つ、それは「気」であるということになります。
「気」という言葉は様々な意味を持っていますが、それらはそのままにして、「根源のエネルギー」の意味を加えています。
8-3 生命力とは何か?
(1)生物と非生物の相違点
生物と非生物で大きく異なる点があります。
非生物、すなわち普通の物は、時間の経過とともに次第に風化し、朽ちて崩壊していきます。長い時間で見ると家も岩も山も風雨、日照、地震、その他の自然作用によって次第に崩壊していきます。「熱力学の法則」と呼ばれる物理法則です。
しかし生物は、誕生後、成長し、活動し、生殖し、周辺を変化させていきます。生物が死ぬと、個体は朽ちて崩壊してしまいますが、子孫の生命体が生きている間は変化を続け、「熱力学の法則」に逆らうように見えます。
生物が全く存在しなかった初期の地球に、初めて生物が出現して以降、地球の様子が大きく変化してきました。単細胞生物、魚類、植物、動物、そして人類が出現して、地球そのものに大きな変化、影響を及ぼし続けています。
非生物は次第に崩壊の方向へ、生物はそれとは逆に成長し、構造化の方向へ向かいます。崩壊と成長。方向性が180度真逆です。この点が生物と非生物の最大の相違点です。
(2)崩壊と成長の差
崩壊と成長、その違いの根源は何でしょうか。
科学者は相違のあることは認めますが、その理由について説明できません。分子が集まり高分子になり巨大化し複雑化すると「自然に」動きだし生命活動が始まるという偉い生物学者もおられます。何故動き出すのか説明がありません。
私は単純に考えます。
生物には「生命エネルギー」が作用し、非生物には作用しないと考えます。
生命エネルギーが作用しない非生物は物理法則に則って次第に崩壊し、生命エネルギーを持つ生命体は、そのエネルギーの働きで成長し構造化していくと考えます。きわめて単純で自然な考えです。
(3)生命エネルギーとは何か?
人間はもちろん全ての生物は、生命エネルギーの働きで生かされています。それでは「生命エネルギー」とは何でしょうか?
「生命エネルギー」もその根源は「気」であると考えます。「気」が少し形を変えたもの、それが「生命エネルギー」です。もちろん見えないし形もないのですが、生物が誕生するときに「生命エネルギー」がつながる、あるいは生物を覆うと考えます。
「生命エネルギー」に覆われた生物はそのエネルギーの働きで、誕生し、成長し、活動し、生殖し、繁栄します。「生命エネルギー」は、生物全体を取り巻くように回転する「気の渦巻き」であると考えると解りやすいかと思います。台風のイメージです。
「生命エネルギー」が生物から離れると、その生物は死に、残されたからだは単なる物質なので朽ちて崩壊していきます。なお、「エネルギー体」という言葉は、生物を覆っている「生命エネルギー」を指している場合が多いかと思います。
「根源のエネルギー」も「生命エネルギー」も高次元空間に属するため、見えないし、観測・計測もできません。しかし人間は訓練によって「生命エネルギー」を感じることができます。オーラとして見ることができる人もいます。私も一部を見ることができます。合気道、合気術、気功、太極拳、東洋医学などは「生命エネルギー」を活用する方法論であり、科学で全く説明できない「気の威力」を発揮することができます。
(4) 生命力とは何か?
「生命力」は、「生命・生物を維持していこうとする力、あるいはその働き」を指しています。ある生物の「生命エネルギー」が十分高い場合は、その生物の「生命力」も高く、生命活動が正常に維持されます。すなわち、生命力が高い状態では、免疫力が正常に働き、自然治癒力も正常に働きます。したがって簡単に病気にかかることはありません。
生命力の高い状態は、一言で言えば、「元気溌剌として活動的、前向き、積極的な状態」と言ってよいと思います。加齢などにより「生命エネルギー」が衰えてくると、台風の勢力が次第に衰えるのに似て、「生命力」も低下して病気に罹り易くなっていきます。年齢を重ねれば重ねるほど、「生命力」を高く維持することが重要になってきます。
では「生命力」を高めるにはどうしたら良いでしょうか? それが「気功」です。
9. 気功とは何か?
既にご紹介した「順式腹式呼吸法」も「ガンを予防する歩く気功」も「気功」の一種です。
「気」を扱う健康法・練習法などを全て「気功」と呼びます。呼吸法、合気道、合気術、太極拳、ヨガ、東洋医学、イメージトレーニングなどは「気」を活用する方法論なので全て「気功」の一種ということになります。
「気功」は「生命力」を高め健康を維持するだけでなく、人間の持つ知られざる高度な機能を引出すこともできます。すなわち、人間力を格段にグレードアップすることができます。だからお勧めしています。
(1)「気感」
「気」は目には見えませんが、気功を続けていると次第に「気」を感じられるようになっていきます。「気感」といいます。「気感」には個人差があり、比較的早めに感じる方もおられるし、なかなか感じにくい方もいらっしゃいます。気感が判るようになると、人体の体表面の様々な場所から気が強く出ているのが判るようになっていきます。
(2)病気予防
気功を続けていると「生命力」が高まり、エネルギー体が整っていきます。免疫力が高まり、自然治癒力が活性化し、病気にかかり難くなります。
(3)老化抑制
気功によって老化を抑制することができます。年齢を重ねて身心が衰えてきても、気功は衰えた生命力、体力を補ってくれます。肉体のからだは、しなやかさを保ち、心も若返ります。そうです! 高齢になるほど気功の恩恵を享受できるようになります。
(4)治療
気功を続けていると「気の流れ」が良くなり、簡単な病気なら治すことができるようになります。そして自分自身の病気だけでなく、家族の簡単な病気を治せるようになっていきます。てのひらをご家族にかざして暫く心を落ち着けているだけでも、相手のエネルギー体が次第に整ってくるようになります。「手当て気功」と呼ばれます。
(5)遠隔治療
手当て気功は、普通は数10cm程度の距離で手当てしますが、その距離をぐんと離すことができます。50km、500km離れた病気の人を治すことのできる人もいます。遠隔治療といいます。「気」は高次元空間に属するため距離や時間を超越するからです。
(6)武術
気の働きを活用すると武術の威力が格段に向上します。合気道や太極拳、古武術の一部は気の働きを利用しています。多くの武術は、力とスピードと技を重視します。気の武術は逆転の発想であり、徹底的に力を抜いて気の効果を引出します。離れて立つ相手を気で飛ばすことが出来る人もいます。実際に経験したことがない人には到底信じられないでしょうが。
(7)更に!!!
気のトレーニングを続けていると上記のような健康・長寿・治療、武術などだけでなく、様々な変化を体験することが多くなってきます。
◎ 心が穏やかに、そして前向き、積極的になっていきます。
◎ 周囲との人間関係が次第に和やかになっていきます。
◎ しばしば「直感」が働くようになっていきます。
◎ 閃いたり、アイデアが降りて来やすくなります。
◎ そして「想い」が実現し易くなっていきます。
◎ 潜在能力が開花する方々もおられます。
現代医学の人間・生物に対する捉え方は、物質面に偏り過ぎています。非物質面に視野を拡げないと上記などあり得ないことになってしまいます。実際にやってみれば直ぐに判ることなのですが・・・
10.視野を拡げましょう!
「気」や「気功」が誤解される最大の要因は、見えないから、観測できないからだと思います。でも見えないから無いと断言することはできません。現代科学最大の謎「ダークエネルギー」は見えませんし正体は全く不明ですが、存在することは解かっています。
「心や意識やいのち」も見えませんが、誰でも何となく認識はしています。これらは3次元空間でなく、見えない高次元空間に拡がっています。だから観測できません。
「気」や「気功」は、「科学」を超越しています!!
現代文明は、残念ながら欧米起源の「物質偏重文明」になってしまいました。物質的な豊かさ、すなわち物や貨幣の価値が重視され過ぎており、それが世界レベルの格差拡大、環境破壊、紛争拡大の元凶になっています。世界が間違った悪い方向へ向かっています。
「物質偏重文明」の推進役は、物理学を中心とする科学と、劣化した資本主義経済かと思います。科学は物質だけを対象としているため、心、意識、いのち、気、生命エネルギーなど非物質の重要性を認識できない「科学教信者」が世界中に増加しています。人々の視野がとても狭くなり、その結果、現代文明のバランスが物質側に大きく傾いています。
物質偏重と欧米流の利己主義の蔓延によって、現代文明は病んでいると考えられます。トランプ、習近平、プーチンなど大国の指導者たちは、品格どころか人格さえ疑いたくなるような自己中患者に見えてしまいます。
人間とは何か? 幸福とは何か? 人間はどう生きるべきか? など極めて基本的なことが忘れ去られつつあります。
「物質偏重文明」は持続不可能であり、また持続すべきではないと考えます。私たちは、物質だけでなく、非物質(心、意識、いのち、生命エネルギー、気)に視野を拡げ、精神性を重視する文明に軌道修正する必要があると考えます。
欧米人には「気」という言葉はもちろん、その概念さえありません。生命体をはじめ宇宙すべてを物質としてしか見ることができません。
しかし、日本人は違います。150年前までの日本には、当時の世界中の文化人が羨望した高度な精神文化と気の文化が確立していました。今年は明治153年に当たります。
日本人が再び物質の外側に視野を拡げることができれば、「和」の精神を拡げ、人類の進むべき方向を軌道修正し、世界をリードできる筈と私は考えています。
今回の新形コロナウイルス騒動を契機にして、気功を継続される方々が増加すれば嬉しいです。気功などという非科学的な胡散臭いことができるか! と思われる方々が多いかと思います。私自身、重症の脊柱管狭窄症のため僅か5分も歩けなかった身体を、40年間気功によって永らえさせてきました。来年80歳になりますが今でも至って元気です。そして気功を続けていると次第に世界観、宇宙観が変化してくるように思っています。
11.無料メールマガジン: 「大宇宙のしくみが解かってきた!」
この「新型コロナウイルス 臨時号」は、本号で一段落とし、次号からは通常のテーマに復帰いたします。ご購読ありがとうございました。
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解り難い長文にお付合い頂きありがとうございました。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第80号
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第80号
生命体の本質は?
5. 「意識」のひろがり
先月の [4-1.生物の構造] において、「生物のからだ」は「意識体」で覆われており、生物の死後は「意識体」だけが消えずに残存すると述べました。
そして、「意識体」=「生命エネルギー+生命情報+意識」でした。
今月は「意識体」の内、「意識」のみを取り出して考察します。何故「意識」を考察する必要があるのか、それは人間や生物に関する様々な不思議を読み解く上で不可欠だからです。
「意識」は、見えない世界の中核であり、見えないだけにとても難解です。
残念ながら科学的手法では扱えないため、「意識」に関して一般的に認められた定義・共通概念はありません。
5-1.生きている生物の「意識」
(1)人間の「意識」
人間の「意識」は、脳の神経細胞の活動によって生ずる「表面意識」が主役になります。私たちが日常で「意識」という場合は「表面意識」を指しています。ただし、表面意識は絶えず「気の海」に投影され続けており、すべてが「気の海」に記録されています。そして「潜在意識」の一部分を構成すると考えます。
「表面意識」は「潜在意識」に絶えず投影・記録され、また「表面意識」は時々「潜在意識」の影響を受けます。「表面意識」と「潜在意識」は互いに強いつながりを持ち、相互に影響し合います。「潜在意識」に関しては来月以降にご説明いたします。
人間の「意識」の範囲はとても広範です。機能別に分類すると、感覚、認識、感情、判断、思考、推論、記憶、直感など「自我」を主体とする幅広い機能があります。また、思考に伴って、「知識、叡智」など様々な情報が発生します。これらも「気の海」の振動ですから「意識」の一部と考えます。
さらに人格や品格など、人間の総体としての意識レベルの高低に関する概念があります。
なお「記憶」は、通常「脳」に記憶されると考えられていますが、同時に潜在意識にも記録されています。記憶を思い出すとき、脳の記憶から取り出す場合と、潜在意識の記録から取り出す場合と両方あると思われます。
(2)人間以外の生物の意識
人間以外の動物、植物、単細胞生物などは、それぞれが「それなりの意識」を持つと考えます。単純な単細胞生物でも、ウイルスでさえも、「それなりの意識」を持つと考えます。
そして生物の発展段階に応じて、例えばチンパンジーのように人間の「意識」に近い意識を持つ生物や、はるかに単純な意識を持つ生物など、「種」によって意識の濃淡は様々と思われます。ウイルスは、遺伝子とそれを囲むたんぱく質の殻だけから構成されており、生物と見做さない学者が多いようですが、私はウイルスも意識を持つと考えるため生物の仲間と考えています。
脳を持たない単細胞生物やウイルスが、何故どのようにして「それなりの意識」を持つのか疑問に思われると思いますが後の「発展意識」のところで簡単に触れます。
繰り返し申し上げている通り、素粒子、原子、分子、物質は、それらに関する固有の情報をその周囲に保持しています。これらの物質情報は、それらを構成するための、言わば「静的情報」です。一方、生物の「意識」はその延長線上にありますが、生命エネルギーと生命情報の働きが加わって「動的」、「能動的」、「主体的」である点が物質情報と大きく異なります。
5-2.死後の生物の「意識」
「気の海」には、無数の死後の生物の「意識」が浮遊しています。
1つの「意識」は、「気の海」の中の、1つの「振動のまとまり」に対応します。100億の「意識」があれば、100億の「振動のまとまり」が対応します。「意識」の内容に応じて振動の波形がそれぞれ異なります。
死後の生物の「意識」を敢えて分類してみます。
1.地球上にかつて存在した全ての単細胞生物の全ての「種」の全ての個体の 「意識」
2.地球上にかつて存在した全ての植物の全ての「種」の全ての個体の「意識」
3.地球上にかつて存在した全ての動物の全ての「種」の全ての個体の「意識」
4.地球上にかつて存在した全てのヒトの全ての「種」の全ての個体の「意識」
上記4.のヒトの死後の意識も様々です。
悟りを開いた人の意識、聖人として尊崇された人の意識、素晴らしい行動によって他者から尊敬された人の意識、など高位に位置する人の意識があります。平々凡々と普通に暮らした中位に位置する人の意識があります。悪行を働き周囲に大迷惑をかけた下位に位置する人の意識があります。人の意識は様々です。それらが「気の海」の中に浮遊しています。
そして「宇宙のしくみ」は、基本的に成長・発展の方向を志向しており、徐々に下位から中位へ、中位から高位の意識へ向かうように期待され、構成されているのでは、と私は考えています。
5-3.「意識」のつながり
意識は「気の海」の振動です。「気の海」は高次元空間であり、無限の広がりを持ち、内部に境界は一切ありません。したがって「気の海」の中の意識は、条件さえ合えば他の意識と互いにつながり得ます。ラジオの周波数を合わせれば、離れていても情報が伝わるように、意識と意識は、振動が合えばつながり得ます。
このことは極めて重要です。
(1)生きている人の意識と、別の生きている人の意識とがつながり得ます。いわゆる「虫の知らせ」や「テレパシー」などはそれかも知れません。
(2)死後の意識と、別の死後の意識がつながり得ます。ドリフターズの志村けんの意識と、いかりや長介の意識が「気の海」の中で親しげに会話をしているかも知れません。
(3)生きている人の意識と、死後の意識ともつながり得ます。生きている人が、死後の意識の冥福や成仏を願う「祈り」などがそれかも知れません。
(4)死後の意識と、生きている人の意識ともつながり得ます。いわゆる「霊障」と呼ばれる現象は、死後の意識が生きている人の意識に影響を及ぼすものと言われています。それは無いだろう、と思われる方々が多いと思いますが、複数の著名な霊能者が、生きている人の病気の何割かは死後の意識によって影響を受けていると言っています。
自ら体験せず、探究もしない人が、絶対あり得ない!と断言することはできない筈です。様々な「意識」の働きの実例が沢山あります。科学が発達する以前の人々、例えば明治以前には、それらを実感し理解していた人々が多くいたようです。現代の私たちが知らないだけかも知れません。現代人は、物事の見える表面だけを見て、見えにくい裏側や内側に意識が及んでいないのかも知れません。
5-4.死後の「意識」の集積・統合
「類は友を呼ぶ」という言葉があります。様々な意識の中で、似ている意識同士は共振・共鳴して新たな意識が生ずることがあると考えます。
例えば、意識Aと意識Bの間に共通点が無ければまったく共振しませんが、意識A1と意識A2との間に似ている面があると、その似ている部分が共振して双方とも大きな振動になります。
意識A1と意識A2だけでなく無数の意識が似ている面を持っていると、それらの共振が、集積・強調されて、新たに意識Cが生ずることもあり得ます。すなわち、無数の似ている意識が共振・集積・統合・昇華されて、以下に述べる「発展意識」が生ずることがあり得ると考えます。
5-5.生物の「変化」と「進化」
上述の「発展意識」について考えてみます。人間は複雑過ぎるので、小さな昆虫の場合で考えます。
ある昆虫は花の蜜を探して移動し、見つければ近づいて蜜を吸います。危険を察知すれば隠れて回避行動をとります。生物はどんな「種」であれ、環境に応じて何としても生き延びようとする「意識」を持っているように見えます。
仮に環境が激変して、お好みの花の蜜がまったく無くなってしまうと、何とかして生き延びようと様々な試行を始めます。1匹だけでは難しくても、同じ種の無数の昆虫が同じ意識を持つと、それらの共振・集積・統合・昇華が起こって上述の「発展意識」が生まれ、何とかして生きるための解決策を見出そうとします。例えば、今までは見向きもしなかった違う種類の花の蜜を吸うとか、あるいは蜜を諦めて蜜以外を食べるように生物が「変化」することがあります。
「発展意識」も「気の海」の振動ですから、強力な「気」のエネルギーを誘導することができます。物質を変化させることもできます。条件が合えば、意識したことが実現できることもあり得ると考えます。
そのために例えば身体の構造まで変化することがあれば、新しい「種」として生命活動を始めることになります。この場合は「進化」したことになります。
以上は昆虫の例でご説明しましたが、全ての生物は、もともと「種」ごとに「発展意識」を持っていると考えます。
私は、ダーウィンの「突然変異と適者生存」だけで進化は説明できないと考えています。むしろ「進化」の原動力としては、「環境の激変」と「発展意識」による模索が、より大きく寄与すると考えています。実際に試験管内の細菌を飢餓状態に導くと、その細菌の進化が促進されることが実験で確かめられています。
5-6.発展意識が「種」をリードする!
すべての生物には、その「種」ごとの「発展意識」が伴っている、そしてその「種」全体の生物をリード(主導)していると考えます。人間はもちろん、動物にも植物にも単細胞生物にも、それぞれの「種」の「発展意識」があります。
生物は、個々の個体に生ずる小さな「意識」と、それらの「発展意識」が、互いに共振・協調しながら、その「種」を生き永らえさせるために、絶えず模索していると考えます。
同一の「種」の内部では、「個は全であり、全は個である」が成立します。その「種」の意識が共振し、一体化し、融合すると考えます。「意識」も「発展意識」も「気の海」の振動であり高次元空間に属するので、空間の隔たりはまったく関係なくなり、融合あるいは共有すると考えることができます。
「全」の中心、主役が「発展意識」であり、強い革新エネルギーを持ち、様々な「本能」プログラムを変更したり、「個のからだ」の一部を変化させたりします。
大幅な変革に成功した場合は、新しい「種」へ「進化」したことになり、新たな「発展意識」が誕生することになります。
「発展意識」の能力は「種」によって異なります。単細胞生物時代の能力はそれほど高度でなかったかも知れません。進化の過程で「種」が少しずつ複雑化・高度化し、それにつれて「発展意識」の能力も高度化していったと考えられます。
「発展意識」は「気の海」の振動ですから、他の「意識」や、様々な「知識・叡智」とつながり得ます。ある「種」の「発展意識」が、全く別の「種」の「発展意識」と協調することによって、いわゆる「共生」が成立することもあり得ます。
例えば、細胞とミトコンドリア、人間と腸内細菌、マメ科の植物と根粒菌、イソギンチャクとクマノミ(魚)などは、異種間の「共生」の実例です。ダーウィンの「突然変異と適者生存」だけでは、「共生」の説明は難しいと思います。
また様々な「知識・叡智」を活用することができた「発展意識」の自我は、私たち人間の能力を超えるほどの広い視野を持ち、高い視点を持つこともあると考えます。実際に植物や動物など多細胞生物は、極めて高度に設計され、素晴らしい能力を持っています。
その結果、21世紀の人間でも思いつかない高度な機能・性能を持つ生物がたくさん実在し、人間がそれらを模倣する「生物模倣技術」がいくつも生まれて実際に利用されています。
「生物の多様性」と「高度な生物」の出現は、「発展意識」によってもたらされたと私は考えます。
高度化した「発展意識」は「生物創造の神」と考えてよいのかも知れません。もちろん、「神」といっても「気の海」の振動に過ぎませんし、キリスト教など一神教の「天地創造の神」とはまったくの別物です。
「生物創造の神」はそれぞれの「種」をリードしていく存在であり「種」の数だけ存在することになります。
さらに、各「種」の「発展意識」の共通部分が共振・統合・昇華されて「大発展意識」が生じ、全ての生物の共通意識になる可能性があります。逆に「大発展意識」が大元になって、各「種」の「発展意識」が生ずると考えることもできそうです。高次元空間では時間の概念が変質するので、後-先の意味合いが薄れると思われます。
<お知らせ>
「宇宙と生命」の謎を読み解く! 連続講座 第6回をコロナ禍のために
3/15(日)から 5/24(日)へ延期し、さらに再延期していましたが、
現段階で9/13(日)午後を予定しています。来月別途ご案内いたします。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第79号
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第79号
<< 5月番外編 >>
新型コロナウイルスの「大きな第1波」に関しては、どうやら感染ピークを通過したようですね。ヨーロッパやアメリカ並みの「感染爆発」はギリギリ回避できた様子であり、とても「ラッキー」だったと思います。今後も新規感染者数が上下に波打ちながらも、少しずつ低減の方向に向かいそうな気配です。そして秋頃に「大きな第2波」が予想されています。
秋以降は、季節性インフルエンザも発生する筈ですから、新型コロナとインフルエンザの挟み撃ちにあって大混乱する可能性がありそうです。
私がもっと心配するのは、来年のオリンピック・パラリンピック開催です。今のままでは通常開催はかなり厳しいのではと感じています。大きな理由は2つです。
一つ目は、誰もが感じている通り、世界中の200を超える国や地域から数千万人が日本に押しかけてきます。仮にそれまでに、ワクチンや新薬が開発できたとしても、世界中に行き渡るわけではありません。当然ながら、少なからず無症状感染者が来日して、感染源になる可能性が高まります。
訪日外国人は例年3千万人を超えており、オリンピック・パラリンピックで増加する要素と、コロナ禍で減少する要素と両方あります。観光客、応援客の来日ピークは、来年7~9月と思いますが、選手団によっては来年春前から来日して全国各地で順応練習を始めます。
満足なPCR検査さえできず、十分な病床数も確保できない現状の防疫体制で大丈夫でしょうか。意思疎通が難しい外国人の感染者にしっかり対処できるのでしょうか。少なくとも今のままの体制では難しそうに思えます。医療従事者が可哀そうです。
二つ目は、安全保障上の脅威、一番解りやすいのはテロの脅威です。競技施設や原発施設などの防護は多分できるでしょう。しかし、ウイルス攻撃に耐えられるでしょうか。テロリスト達は日本の弱点を知ってしまいました。ほんの数人だけで、いとも簡単にオリンピック・パラリンピックに大打撃を加え、中止させることができてしまいます。これを防止するためには、今のままの防疫体制、医療体制では難しそうに思えます。
感染症対策は安全保障上の重要アイテムです。担当省庁は認識できているのでしょうか。
2.厚労省の役割
コロナ禍に対する2月時点の厚労省と政府の対応を見て、私はこりゃ駄目だと思いました。国民の「健康と命」を守る主担当は厚労省の筈であり、先手、先手で早目の対策を打ち出す義務がありますが、まったく無能・無策でした。先手どころか後手さえ打てない、むしろブレーキ役になって邪魔しているように見える時さえありました。5月になってもPCR検査さえ十分にできないのが実情です。方策はいくらでもあるのに・・・。
例えば、日本の開発ベンチャー会社(プレシジョン・システム・サイエンス社)が全自動PCR検査システムを開発・製造してヨーロッパにOEM輸出をしています。デリケートな手作業が一切不要になったため、その高速性、高信頼性、安全性により、感染抑制に大いに貢献したとしてフランス政府から感謝状が贈られています。
しかし残念ながら日本国内では1台も稼働していません。厚労省の認可が下りていないからです。岩盤規制、官僚主義、既得権益などが災いしていなければ良いのですが。
2月に厚労省の組織図をネットで見ましたが、新型コロナ対応に関する主責任部署がどこなのかはっきり見えませんでした。主要幹部はほとんど「医系技官」が占めています。
平時でさえ問題の多い厚労省が、非常時に対応できないのは当然なのかも知れません。しかし、ウイルスは古代から人類の敵であり、21世紀に入っても数年ごとに新規ウイルスが各地で発生しています。
有名なのは、SARS、新型インフルエンザウイルス、MERSなどですが、これからも新規ウイルスが登場する筈です。
それに備えるのが厚労省の重要な役割の筈ですが、全く果たせていません。今まで何をやっていたのでしょうか。
台湾は、いち早く昨年12月から迅速に対策を講じて、最小限の被害に抑えています。少し遅れた韓国も評価されています。日本の担当省庁は無能、無策、無責任と言われても仕方ないでしょう。
本来なら、抜本的な大改革を断行すべきですが、時間的に間に合いません。やむなく緊急措置として、感染症全般に関する「コントロールタワー機能」を設置すべきと思います。厚労省から切り離してその上に位置づけ、強力な権限を持たせ、徹底的な調査を行い、全体を見渡し、先々を見通して、あらゆるケース・スタデイを行い、計画・立案して内閣に提言し、その後の実務を主導・監督させるべきです。
そこに厚労省出身の視野の狭い医系技官を入れたら元の木阿弥になってしまいます。
厚労省の問題点は多々あり、今回のコロナ対応だけではありません。
既に「ゲノム編集食品」が解禁されていますが、食品ラベルにそのことを表示する義務を外してしまいました。国民はまったく知らずに、「ゲノム編集」された大豆やトウモロコシやその他の食品を口に入れることになります。
「ゲノム編集」は「遺伝子組み換え」よりも危険度が少ないと米国では言われており、それに横並びしてしまったようです。しかしEUではリスクがあるとして規制されています。
厚労省は、「国民の健康と命を守る」義務がありますが、いったいその認識があるのでしょうか。
3.行政機構の大改革が必要
コロナ禍によって判ってしまいました! 大改革が必要なのは厚労省だけではありません。多くの省庁が動脈硬化を起こして本来の機能が果たせなくなっています。
マスクを配る、10万円を配る、助成金を配る、のに何カ月かかるのでしょうか。ドイツ在住の日本人女性が、オンライン申請したら二日後に数十万円相当が口座に振り込まれてきたと報道されています。
明治以来150年間、紙とハンコと、省益重視と事なかれ主義に染まった行政が続いてきました。このままではコロナ後の世界情勢の激変に対処できそうにありません。コロナが一段落したら早々に、全省庁の見直しと大改革を始めるべきと思います。
その前提として、コロナ禍後の世界動向を幅広くスタディーして、具体的な戦略を研究し構築する必要があります。
なお、コロナ対応で国内の混乱が続くと、尖閣諸島が占領される危険性が高まります。ここ10年で中国の海軍力は急速に増強されつつあり、現時点で既に日本の3倍を超えています。さらに年々軍事費を増額させて留まる気配がありません。
そして尖閣諸島占拠のシナリオが着々と進行しているようです。一度占領されたら取り返すことはほとんど不可能です。実は沖縄さえ安全ではありません。中国は以前から「沖縄は日本の領土ではない」と公言してはばかりません。
日本は安全保障上のスキを絶対に見せてはならないのです。
老人の心配ごとですみません。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第78号
[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」] 第78号
生命体の本質は?
4.生命体の区分
4-1.生物の構造
生物の構造を考える前に、岩や砂など生物以外の普通の物質の構造を考えてみます。
(1)物質の構造
現代科学では、物質は素粒子や原子や分子の集合体であり、それ以外には何もないと考えています。
私は、全ての物質は、その周囲の「気の海」にその物質に必要な情報を保持していると考えています(仮説3.)。「素粒子」の背後には、その素粒子を成り立たせるための「根源のエネルギー」(=「気」)が集約し、その振動波形によってその素粒子に関する情報を保持しています。
同様に、素粒子が集まってできる全ての「原子」、原子が集まってできる「分子」、分子が集まってできる「物質」も、その振動波形によってその物質に関連する膨大な情報を保持しています。私はそれらを「物質情報」と呼んでいます。「物質情報」は「気の海」の振動です。
すなわち、物質は「物質+物質情報」で成り立っていると考えます。
(2)生物の構造
次に生物の構造を考えます。現代科学では、生物は、物質の集合体である「からだ」だけであり、それ以外には何もないと考えています。
私は、「生物のからだ」は「物質+物質情報」で成り立っていると考えます。なお、生物の場合の「物質情報」を「気のからだ」とも呼んでいます。
さらに「生物のからだ」は、「生命エネルギー+生命情報」で覆われている(あるいはリンクしている)と考えます。「生命情報」は「気の海」の振動です。
すなわち、生物は「物質+物質情報(気のからだ)+生命エネルギー+生命情報」で成り立っていると考えます。
さて、ここからお話が一段飛躍します。科学では全く説明できない「意識に関するハードプロブレム」と呼ばれている領域です。神秘の世界と言っても良いと思います。
すなわち、「物質+物質情報(気のからだ)+生命エネルギー+生命情報」の相互作用によって、生物には「意識」が生じます。「意識」も「気の海」の振動です。そして意識の主体を「自我」と呼びます。生命体は「自我」を中心にして生命活動を営むと考えます。
(仮説9.)
したがって「意識」を加えると、生物は「物質+物質情報(気のからだ)+生命エネルギー+生命情報+意識」で成り立っていると考えます。
なお、上記構造の「物質+物質情報(気のからだ)」を除いた部分を私は「意識体」と呼んでいます。すなわち、「意識体」=「生命エネルギー+生命情報+意識」 となります。
<補足> 何故「意識」が生ずるのか?
生物の発生と同時に、「生命エネルギー+生命情報」は、「気の海」の中に見えない「高性能コンピュータ機能」を構築すると考えます。生物が生きている間、「気」の複雑な流れ、動き、振動の結果として「コンピュータ機能」が生ずると考えます。
「高性能コンピュータ」の「ソフトウェア(プログラムやデータ)」は、あらかじめ「生命情報」の中に組み込まれています。このソフトウェアは、コンピュータが作動している間、「自我」を中心にして、感覚、認知、判断、思考、行動などを生ずるように設計されています。それらが、いわゆる「意識」となります。上記はすべて「気の海」の「振動」であり、形は一切ありません。
(3)意識体の構造
生物が死ぬと「物質+物質情報(気のからだ)」は散逸しますが、「生命エネルギー+生命情報+意識」は「気の海」に残存すると考えます。それが上述の「意識体」です。一般的に「霊」と呼ばれるものに相当すると思います。
すなわち、意識体は「生命エネルギー+生命情報+意識」で成り立っており、生物の死後も消えずに残存すると考えます。
意識体の本質は「気の海」の振動です。「気」は高次元空間に拡がっているので、高次元の性質によって、一度現われたものは永久に消えないと考えます。
46億年の地球の歴史の中で無数の生物が、生まれ、死んできたわけでから、無数の意識体が「気の海」に浮遊していることになります。
4-2.2つの意識体
意識体は、2種類に大別されます。生きている生物の意識体と死後の意識体です。
前者は有限数であり、後者は、人間はもちろん、動物、植物、単細胞生物など全てを含むので、死後の意識体の数はほとんど無限大です。
両方とも「生命エネルギー+生命情報+意識」であり構造上では同一ですが、内容は若干異なると思われます。何故か?。生きている時の生物の意識体は、肉体のからだとの相互作用が働きますので複雑な働きをしますが、死後の意識体にはそれらがない分、働きが簡略化されていると思われます。
また、生きている生物にとって生命情報は絶対に不可欠ですが、死後では重要性が低下する筈ですし、生命エネルギーの強さも、からだを維持する必要がない分、そこそこで良い筈です。
なお、生きている生物では、脳や神経細胞の活動に伴って「表面意識」が発生しますが、死後は表面意識が消滅します。ただし生きている間の表面意識は絶えず「気の海」に投影されており、一瞬一瞬のすべてが「気の海」に記録されています。そして死後もそれらが残存します。
4-3. 生命体と魂
生きている生物と、死んだ生物の意識体を、まとめて「生命体」と呼んでいます。
両者の主要な相違点は、からだ(物質)を伴うか、伴わないかです。
また「魂」(たましい)という言葉は、人によって意味する内容が異なると思いますが、ここでは「自我を中心とする意識」が「魂」に相当すると考えます。
ややこしくなるのでこのメールマガジンでは、「魂」という言葉は極力使用せずに、「意識」という言葉で全体を括って表現しています。
4-4. 生物の構成要素の相違点
生物は「物質+物質情報(気のからだ)+生命エネルギー+生命情報+意識」で成り立っています。それぞれの相違点が解り難いと感じる方が多いかと思います。
1.物質: 岩や砂などは普通の物質です。生物の「からだ」も物質です。
2.物質情報(気のからだ): 物質を構成するのに必要な情報です。
例えば、各素粒子情報をもとにして原子を構成し、各原子情報をもとにして分子を構成し、各分子情報をもとにして高分子を構成し、各高分子情報をもとにして細胞を構成し、各細胞情報をもとにして「からだ」を構成します。それぞれを物質情報と呼びます。その全体を「気のからだ」と呼びます。この段階は単なる物質の構成段階ですから、これだけで生命体として動き出すわけではありません。
物質情報(気のからだ)は、構造化のための静的情報です。
3.生命エネルギー: 生物が生命活動を営むのに必要な、原動力のエネルギーです。
放置すれば物理法則によって崩壊せざるを得ない「からだ」を、生命エネルギーが成長させ、躍動させ、繁栄させていきます。
上記2項の物質情報によって「からだ」が構成されても、それは単なる物質であり、それが生命活動を始めるわけではありません。生命エネルギーと生命情報が「からだ」を覆うことでエネルギーと情報が注入され、初めて生命活動が始まります。
4.生命情報: 生命活動に必要な動的情報です。
生物が誕生し、成長し、成熟し、生殖する各段階で必要になる膨大な情報・プログラム類です。例えば、受精卵が卵分割し、成長していく段階で、どのような条件でどの遺伝子をONにし、どのような条件でOFFにするのかを指定する情報・プログラムも生命情報の一部です。遺伝子自身にはそのような膨大な情報は保持できません。遺伝子の情報容量はとても小さいからです。
また、生物はその種ごとに様々な本能(習性)を持っており、本能に従って生命活動を起こしますが、そのための膨大な情報・プログラムも生命情報の一部です。
生命情報は「気の海」の振動であり「からだ」を取り囲むように浮遊していると考えるとイメージし易いかと思います。でも実際には高次元空間の振動ですから宇宙空間全体に拡がって振動している筈ですね。
5.意識: 生命活動の結果生ずる「新たな振動」です。
上記1~4項の相互作用によって生ずる「気の海」の新たな振動を「意識」と呼びます。個々の生物が個々の意識を持ちます。意識のあらゆる過程が「気の海」に残存します。
なお、意識の総称を「こころ」と呼びます。こころは「気の海」の振動の総称です。
なお、2~5項目は、全て「気の海」とその振動です。理解し易くするために項目を分けて説明していますが、高次元空間においては全てが融合して一体として働き、実際には分離不能かも知れません。残念ながら単なる生物である人間は、高次元の世界の詳細構造を見ることはできません。
<蛇足> 地球温暖化の原因は?
生命の本質など解り難いお話が続いていますので、一寸だけ話題を変えてみたいと思います。
地球温暖化が急速に進行しています。北極、南極、グリーンランド、氷河などの氷が急速に溶けています。海面も上昇を始めているようです。ここ数10年に限ってみれば地球温暖化傾向は事実と思われます。
しかし、現在の地球温暖化の原因は明らかなのでしょうか? 諸説ある筈ですが現時点では、温室効果ガス、とりわけ二酸化炭素(CO2)の増加が主犯にされています。世界全体の二酸化炭素排出量は50年前に比べると、3倍以上に増えていると言われています。
現実に国際会議において、各国別の二酸化炭素排出量の削減が義務付けられています。そして呆れたことに、排出余裕のある国から無い国へ排出権利の取引まで行われています。
一方、現在の大気組成は、窒素が78.1%、酸素20.9%、アルゴン0.93%、水蒸気0.0~3.0%、ネオン以下は微量となっています。窒素と酸素だけで全体の99.0%を占めています。二酸化炭素は僅か0.04%に過ぎないので、これが2倍になっても3倍になっても全体の中では1/1000レベルの変動です。その程度の変動が果たして地球温暖化の主犯になるのでしょうか? 二酸化炭素のパーセンテージではなく、絶対量の問題なのでしょうか?
私は、二酸化炭素の増加も原因の一つとは思いますが、むしろ「廃熱」の影響の方がより大きいのではと推測しています。世界中で石油、石炭、天然ガスなど、いわゆる「化石燃料」の消費量が増加を続けています。
発電や化学処理や動力利用などの際に、必ずエネルギーロスが発生し、ロスの大半は熱になってしまいます。例えば世界中の化石燃料発電所の平均発電効率が30%と仮定しても、残りの70%は廃熱として捨てられてしまいます。自動車のガソリンが動力として使われる以外のエネルギーも廃熱として捨てられます。
化石燃料が膨大な廃熱を産出して地球上に蓄積されていきます。廃熱が増加すれば、地球温暖化の直接要因になります。地球に蓄積される熱と、地球から放射される熱の差(バランス)が重要な筈なのに、「廃熱の議論」があまり聞こえてこないのは何故でしょうか。もちろん上記以外に、地球自体や太陽系や銀河系内の様々な未知の要因が地球の気温に影響を与え得ると思います。
当面の温暖化の原因について皆さんどのようにお考えでしょうか。
私にはもう一つ解らないことがあります。
人間は大気濃度21%の酸素を呼吸していますが、高山に登っただけでも酸素不足で体調を崩します。一方、植物は僅か0.04%の二酸化炭素を呼吸して炭酸同化作用を行い、地球上を緑で埋め尽くしていきます。植物は呼吸不全にならないのでしょうか。
そればかりか大気中の二酸化炭素を削減するために 二酸化炭素を固定化して地中に埋設する計画まであります。僅か0.04%の二酸化炭素をさらに減らして植物は大丈夫なのでしょうか。もし植物が枯死したら地球上の人間、動物、ほとんどの多細胞生物が全滅します。
極めて純朴な疑問と思いますが、私は何か大きな見落としをしているのでしょうか。
何か情報をお持ちの方おられましたら教えて頂けると嬉しいです。
<お知らせ>
「宇宙と生命」の謎を読み解く! 連続講座 第6回をコロナ禍のために 3/15(日)から 5/24(日)へ延期いたしましたが、残念ながら再延期いたします。現段階では日程を決められないため、あらためてご連絡いたします。多分9月前後になるかと思っています。
富士健康クラブ
関口 素男
sekiguchi.m@ozzio.jp
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