富士健康クラブ

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第15号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第15号

第3章 健康のグレードアップ  
 

3-3 気功とは何か?

1.「気功」という言葉   

気功という言葉は何千年も前から使われてきたように思われ勝ちですが、実は戦後にできた新しい言葉です。それまでは、導引、行気、運気、吐納、静座法など流派によって様々な呼び方が行われてきました。

1953年になって、中国の唐山気功療養所の劉貴珍(りゅうきちん)老師が「気に関わる修練」は、全て「気功」と呼ぶことにしようと提言を行ってから「気功」という言葉が広まりました。気功の「功」は、鍛錬、修練、トレーニングを意味します。すなわち、「気」に関するトレーニングは全て「気功」であるということになります。

その結果、「気功」が包含する領域は大幅に拡がりました。それ以前の導引、行気、運気などの元々の「狭い気功」と、領域が広まったことによって包含される、太極拳、合気道、瞑想、座禅、ヨガなどの「広い気功」なども、「気功」の範囲ということになります。

「気功」には何千もの方法・スタイル・流派があります。

2.「気功」を実際にやってみる

「気」に関しては、理解できる方と、そうでない方と2分されると思います。「気」は見えませんからやむを得ない面があります。しかし実際にやってみると誰でも「気」の働きを体感し納得することができます。

皆さんは、「気功、呼吸法、合気道、太極拳、瞑想、座禅、ヨガ、指圧」などのトレーニングのいずれかを経験したことがありますでしょうか? これらを継続している方々の多くは、「気」の働きを体感・実感・納得されていることと思います。

少し練習すれば誰でも「自転車」に乗ることができるのと同様です。仮に自転車を見たことも聞いたこともない人が、もし頭だけで考えると、安定な3輪車、4輪車ならともかく、不安定な2輪車を自在に乗り回せるとは思えないでしょう。でも実際に練習すれば直ぐに自転車に乗れるようになります。そして歩く場合の数倍の速度で、しかも疲労も少なく自在に乗り回すことができます。実際にやってみると想像以上に便利で役立つし、何よりも爽快で楽しいことに気付きます。世界が拡がって感じられます。

「気」のトレーニングも同様です。実際に継続してみると想像以上に気の働きが大きく広く深いことに感動します。単にからだが健康になるだけでなく、心が拡がり、穏やかになり、前向きになり、やる気が出てきます。生命力が高まってきます。

近ごろ流行りはじめている「マインド・フルネス」も呼吸法、気功の一種と言って良いと思います。ただし、マインド・フルネスの歴史はたったの数年、気功の歴史は数千年であり、拡がりと深みが異なります。

3.気功の三要素

気功には様々な要素があります。それらを整理して大別すると3つの要素に絞ることができます。「調身、調息、調心」です。まとめて「三調」と呼ぶこともあります。「調」は、「ととのえる」という意味合いです。

(1)「調身」: 身体を整え、力が抜けた無理のない自然な姿勢を維持します。

(2)「調息」: 呼吸を整え、意識して腹式呼吸を維持します。

(3)「調心」: 雑念を払って無念夢想の状態を維持し、そして集中します。

(1)調身

「良い姿勢」と言うとどんな姿勢を思い浮かべますでしょうか?

私の場合は、小学校時代の「気をつけ!」の姿勢を思い出します。背筋を伸ばし、胸を張って、顎を引いて、ピシーっと立ちました。確かに見た目は綺麗に見えるかも知れませんが、筋肉を緊張させて姿勢を維持するので5分間続けるのも辛いですよね。ですから次に必ず「休め!」がありました。

健康に良い「良い姿勢」は大分異なります。「調身」によって健康に良い姿勢を目指します。

「調身」とは「からだを整える」ことですから、「からだから無駄な力を抜いて、無理のない自然な姿勢を維持」できるようにします。

立っている時も、座っている時も、動いている時も、何時でも、不要な力を最大限抜いて、長時間でも疲れないような、自然でバランスのとれた姿勢を維持できるようにします。それだけで「気」の流れが良くなります。多くの気功が「調身」の要素を含んでいます。

(2)調息

調息とは一言で言えば「呼吸法」です。一般に認識されている以上に極めて重要です。浅い胸式呼吸でなく深い腹式呼吸によって呼吸をコントロールします。

無意識ではなく、しっかり「意識した呼吸」を行うことによって、全身・全組織に酸素と養分を廻らせて、全ての細胞が設計図通りに機能できるように新陳代謝を活性化させます。

私たちは普段、無意識に呼吸をしています。しかし浅い呼吸をしている場合が意外に多いと言われています。時として、気がつかない間に呼吸がとても浅くなり、肺の一部分だけを使って「必要量の何分の一」かの浅い呼吸をしていることが時々あります。

思い悩んでいるとき、悲しみに沈みこんでいるとき などに特に呼吸が浅くなりがちです。この場合、身体の組織には酸素や養分が十分に届かなくなって、酸欠で悲鳴をあげる組織ができ易くなります。生命体にとって最悪の状況です。とても病気にかかり易い状態になってしまいます。

「呼吸法」にも沢山の方法・スタイル・流派があります。その中で基本は「順式腹式呼吸法」と「逆式腹式呼吸法」です。

第4章で具体的な方法をご説明いたします。

(3)調心

意識をコントロールして脳をリラックスさせ、雑念のない平静な心に導きます。

「調身、調息、調心」の「三調」の中では、この「調心」が一番難しいと言われています。イメージトレーニングや瞑想や座禅などは、「調心」の一種ということになります。

「調心」では、先ず脳をリラックスさせ、脳の活動を鎮静化させ、平静な心に導きます。入静と呼びます。入静状態に入ったら、次に意識をある目標に集中します。意守といいます。目標は、からだの部分であったり、心や潜在意識の部分であったり、課題であったり、願望であったりと様々です。

特に「調心」は経験豊富なしっかりした先生に師事するのが安全です。

4.気功の学び方と留意点

気功は、教室やサークルに通って、実際に一緒にやってみながら馴れて覚えていくのが一般的な習い方です。そしてひとつ ふたつだけでなく複数の気功を習います。少数の気功で、調身、調息、調心、外気功など多くの要素を網羅することは難しいからです。

気功を行う上での留意点は下記の通りです。

(1)リラックスして心身を脱力して行う。

気楽に、気ままに、マイペースで、無理をせず、自然体で行う。

(2)悲しい時、怒っている時など感情が高ぶっているときは行なわない。落ちついて心が静まってから行う。

(3)早い時間帯に行う

出来れば、早朝、午前、午後の明るいときに行う。

夜はせいぜい10時前まで。深夜は行わない。

(4)収功

気功の最後に収功(深呼吸3回)を行う。

気を丹田に収める。

(5)自己流の気功は行わない。

   安易に気功を行うと、思わぬ障害が起きることがあります。「偏差」といいます。   気功の世界はとても奥が深いのです。経験豊富なしっかりした先生に師事するのが安全です。

気功を行う上で何より大事なこと、それは継続することです。

継続することによって気功の威力を実感できるようになります。

富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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by jiriki-tachikawa | 2017-09-16 17:58 | 応用編メールマガジン

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