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富士健康クラブ

[宇宙の不思議・いのちの不思議]  第39号


[宇宙の不思議・いのちの不思議]  第39号

第5章 大宇宙のしくみ  <仮説>

[5-3] 気、心、情報

<<仮説5>>

根源のエネルギー」は万物の根源であり、「気」とも呼ぶ。
水の海に例えて、宇宙空間を「気の海」と考える。



(1)「根源のエネルギー」は万物の根源であり、物質形成、宇宙形成、生命体創出、意識形成など様々な働きの根源です。その働きを含めて「根源のエネルギー」を「気」と呼びます。

(2)「気」は宇宙空間に一様に拡がっていますので、宇宙空間は「気の海」であり、様々な働きの舞台であると考えます。

(3)「気」はエネルギーそのものですから本質的に動的であり、「気の海」は絶えず動いていると考えられます。水の海が絶えず動いているように、「気の海」は宇宙全体に拡がり絶えず動いている、振動していると考えます。


<補足>

(1)「気」のつく日本語の言葉は数え切れないほどたくさんあります。そして「気」の表わす意味・概念も広範囲に及びます。
その中で「気」の意味する最も「純粋、深奥、根源的」なものは、万物の大元である「根源のエネルギー」を指していると考えられます。
すなわち、「気」という言葉の根底には、「根源のエネルギー」があります。

(2)「気」には様々な働きや変化や気のレベルがあり、それらが言わば多層構造となって、この複雑な宇宙と生命体を成り立たせていると考えます。

(3)水の場合で例えてみます。水は温度や圧力が変化すると、液体だけでなく、個体(氷)や気体(水蒸気)にも変化します。1つの水分子も状況により様々な相変化を行い、全く異なる姿を表わします。
また水の分子は多くの場合、ひとつひとつが単独で存在しているのではありません。多数の水分子が集合して「クラスタ」と呼ばれる様々な大きさの集合体になっています。
それらが集合して水道水や川や海の水になっています。

(4)「気」の場合は高次元のため、観察することはもちろん、想像することさえできませんが、同様に様々な形態、相、構造などに相当する「変化」があり得ると考えます。



<<仮説6>> 

「気の海」の振動を「心」と総称する。
「心」は「気の海」の振動に基づく「情報」を持つ。


(1)「気」と「心」の関係は、「水」と「波」の関係に似ていると考えると判り易いと思います。
海の水には様々な振動や動きや流れがあります。海の表面では、小さなさざ波や、大きな波、巨大な津波もあります。海の中にも動きがあります。小さな流れ、海流、深層海流、渦巻き流など様々な動きがあります。その動きがさらに別の動きを誘導します。これらの振動、動き、流れは、それぞれに応じた「情報」(意味)を持っています。  

(2)同様に広大な「気の海」にも様々な振動、動き、流れなどがあり、それらを「心」と総称します。心は振動であり、多様な情報を持っています。
「気」は根源のエネルギーですから、「気の海」はエネルギーと情報を併せ持つことになります。

(3)ここでの「心」は、脳に浮かんだ表面意識など私たちが普通に使う「心」を当然含みますが、その範囲をさらに大幅に拡張しています。「気の海」は宇宙全体に拡がっているのですから「心」も宇宙全体に拡がり得ると考えます。

次の仮説でご説明しますが、私たちが「脳」で考えたことは、脳の中だけでなく、宇宙全体に拡がると考えます。信じ難いと思われる方が多いと思いますが、そのように考えると様々な不思議が氷解していきます。


<補足>

上記の仮説は考え方を大幅に拡張していますので非常に判り難いと思います。

(1)音波は空気の振動であり、その振動が音として情報を運びます。電波も同様です。振動や動きや流れはそれ自身情報を運びます。

(2)1本の「ロープ」を床に伸ばして、片方の端を手で揺すると、次第に動きが波のように伝わっていきますね。手の揺すり方を変化させると、ロープの波の形が様々に変化します。波の形が情報を表わしています。

(3)1次元のロープでなく、2次元の「布」でも同様です。縦横10mの正方形の大きな布を用意して、その周囲に40人が取り巻きます。1辺に10人、4辺で合計40人が立ち、布に向き合います。それぞれ自分の前の布端を手で持って揺すると、布が様々な振動を起こします。40人の揺すり方によって実に様々な、そして複雑な模様を描き出すことができます。

(4)3次元でも4次元でも同様です。次元が高くなればなるほどさらに複雑な振動、模様が発生し多様な情報が生み出されることになります。
「気の海」は高次元ですから、その振動も超多様な情報を持つと考えられます。



<<仮説7>>

脳細胞の活動は振動となって気の海に拡がる。
脳細胞のネットワークはアンテナの役割を果たす。


(1)脳細胞は生きており絶えず動いているので「振動」していると見做すこともできます。多数の脳細胞が様々に振動すると、前記の大きな「布」と同様に、脳細胞空間に多様な模様が生じます。それが心(表面意識=顕在意識)の元になると考えられます。

(2)実はここから先が極めて重要です。
テレビやラジオやスマートフォンなどは電波を使用していますね。
電波は、アンテナ内部の「電子」の振動が周囲の空間に拡がった電磁界です。電子が振動すると、その周囲に電磁界が発生してそれが時間とともに周囲に拡がって電磁波となります。

(3)同様に、脳細胞が活動すると、その動き、振動が周囲に伝わり、「気の海」すなわち宇宙空間に拡がり「心」(情報)になると考えます。
脳細胞は他の細胞に比べて桁違いに長く伸びており、かつ複雑に枝分かれして脳細胞同士で結びつき、超複雑な「脳細胞ネットワーク」を構成しています。この脳細胞ネットワーク自体がアンテナになると考えます。

(4)脳細胞の活動は多岐にわたります。感覚、感情、好き嫌い、判断、意欲など様々です。それらに応じて脳細胞は絶えず複雑に振動して、脳細胞だけでなく気の海へ情報が拡がっているのです。
それらを総称して「心」と呼びます。

(5)アンテナは電磁波を発信するだけでなく、外部からの電磁波を受信することができます。同様に脳細胞は、「気の海」すなわち宇宙空間に拡がっている「心」と共鳴して情報を受信することができます。

(6)現代科学は物質中心ですから、脳細胞の活動だけに焦点をあてています。脳に浮かぶ狭い「心」しか考えていません。そして心の究明がなかなか進展していないように見えます。
当然、脳と心は密接に関係しますが、私の仮説では、「心」は肉体の脳の範囲だけでなく、外側の「気の海」へ拡がっていると考えます。「心」は脳の活動を包含し、さらに「気の海」に、宇宙空間全体に拡がっていると考えます。


<補足1> 重要な脳の働き

脳の働きにはいろいろありますが、特に下記の2点はとても重要と考えています。

(1)脳は生きた細胞でできた一種のコンピュータであり、肉体レベル、物質レベルの情報処理装置といって良いと思います。脳は、情報を変換し、取捨選択し、加工し、記憶し、活用します。脳に浮かぶ表面意識は、顕在意識とも呼ばれますが、それは心の表層のほんの一部であり、心の本体と本質は高次元の「気の海」に拡がっていると考えます。

(2)脳は物質である脳細胞と、非物質である心を結びつける一種の変換装置であると私は考えています。
電磁波はアンテナから発射されます。また空間を飛び交っている様々な電磁波はアンテナで受信されます。
脳神経細胞で構成される脳表面の多層空間は、気の海との情報変換を行うためのアンテナの役割を果たすと考えます。
脳細胞の活動が気の海へ拡がるだけでなく、気の海の振動がアンテナを通して脳細胞に伝わります。


<補足2> 記憶

「記憶」のメカニズムはまだ良く解かっていませんが、一般的に脳細胞群の中に記憶されていると考えられてきました。
しかし私の仮説によると、脳内だけでなく「気の海」にも記憶されていると考えられます。むしろ記憶の多くは脳内だけでなく「気の海」にも記憶されていると考えられます。

このことは、[5-1] 3項でご説明したコンピュータとインターネットの雲(クラウド)の関係に良く似ています。自分のコンピュータの情報の一部を、自分のコンピュータでなく、インターネットの雲に移動して、必要に応じて取り出して利用することができます。そうすることで、自分のコンピュータの記憶装置は小さくても、クラウドの記憶装置を最大限に活用することができます。
脳の場合も、有限な脳細胞だけでなく、無限に拡がる「気の海」に情報を記憶することができるのです。
実際に、私たち人間の脳細胞の数は150億個ほどで有限なのに、記憶容量の限界を感じることはありません。想い出せるかどうかは別の問題と考えれば、いくらでも記憶できそうな気がします。人間の記憶容量が大きく感じられる秘密は「気の海」だったのです。脳細胞の数は有限ですが、「気の海」の記憶容量は無限に大きいからです。
なお、気の海による記憶には、後で述べる「仮説13」
「意識は消えずに残り得る」が関係します。



<<仮説8>>

心(意識)によって気が誘導されエネルギーが動く。
心(意識)は物質に影響を及ぼし得る。


(1)水の分子が動いて波ができ、波によって水の分子自体も動かされます。また津波は海の水の動きや流れによって発生し、それ自身巨大なエネルギーを運びます。

(2)水の流れと同様に、気の海にも流れがあります。流れによって気自体も動かされます。気の海の動きは「心」ですから、「心」によって「気」は動かされる、誘導されることになります。そして同時にエネルギーを運びます。

(3)気功や気の武術などを継続していると、心(意識)によって「気」が誘導されることを実際に体感することができます。心を集中する時の気の威力の凄まじさを実感できるようになります。
「意識が気を導く」ことは、太極拳の基本原理になっています。
なお、「意識」に関しては「仮説9」でご説明いたします。

(4)心(意識)によって素粒子すなわち物質に影響を及ぼし得ます。既に[5-1] 2項でご説明した「地球意識プロジェクト」の実験が証明しています。素粒子は物質の最小単位ですから、それらが集合した原子や分子や物体が、心(意識)によって影響を及ぼされても不思議ではありません。
すなわち心(意識)によって、物質を変化させたり動かせる可能性があります。

(5)数万人以上の人が集まり、心(意識)を集中したときに物質に影響が出易くなります。「地球意識プロジェクト」の実験でも、少人数では影響がありませんが、数万人規模の心(意識)が集中すると素粒子に影響が及ばされます。

(6)もし、心(意識)の集中が強力にできれば、たった一人でも物質を動かすことは不可能ではなさそうです。
まだ必要条件が解かっていませんが、念力やサイコキネシスと呼ばれる現象はあり得ると考えられます。


<補足> エネルギーの相違

一般のエネルギーと根源のエネルギー(=気)との相違は何でしょうか?
「仮説1」で述べたように、私たちが日常で使う「エネルギー」は、物質に関わるエネルギーであり、3次元空間において働き、高次元空間には作用しません。太陽エネルギー、運動エネルギー、熱エネルギー、電気エネルギー、化学エネルギー、原子核エネルギーなどです。
一方、「根源のエネルギー」(=気)は物質の存在を前提とせず、高次元空間にまで拡がります。もちろん、3次元空間においても働きます。
「心や意識や気やいのち」などは、高次元空間に拡がる「気の海」の存在を必要条件にしています。これらは、気の海の振動そのものだからです。



ここまで読まれて皆様はどのように感じられましたでしょうか。突拍子もない破天荒な考えだと思われる方が多いと推察します。
私自身も確かにそう思います。
しかし、これまで第1章~第4章でご説明してきた、宇宙、物質の根源、生物、人間に関する様々な不思議、未解明の疑問点は、現代科学ではほとんど説明不可能です。
でも、今ご説明している合計18の仮説を総合すると、多くの不思議が少しずつ氷解し納得できるようになると思います。
逆に仮説のように考えないと、不思議がほとんど解消できないのです。
この仮説群は、物質の世界と、非物質の世界を結びつける「統合宇宙論」として記述しています。


富士健康クラブ 
   関口 素男
    sekiguch@m-net,ne.jp



by jiriki-tachikawa | 2015-06-18 00:00 | 不思議メールマガジン

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