富士健康クラブ

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第20号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第20号


第4章 宇宙のしくみを活かす健康法
  

4-2.簡単気功法 


[
功法6] : 叩動功

「叩動功」(こうどうこう)はとても簡単ですが、気功効果が高く、また「気感」を得られ易い気功です。立位で両手の様々な部分をリズミカルに叩きます。手の経絡が刺激され全身の気の流れが良くなります。「叩動功」は名古屋の林茂美先生が千葉市の竹内蓮心先生に伝授され、竹内先生から私に伝授されました。


「共通動作」

○肩幅より少し狭く立つ(足先は真前に向ける)

○リラックス・脱力して両手を胸の前でリズミカルに叩く

○呼吸はリズムに合せて2回鼻で吸い、2回鼻で吐く(ただし無理しないこと)

○叩くスピードは同じスピードで。1秒間に1.2回~1.4回程度

○手を叩くリズムに合せて股関節と膝を緩めて腰をわずかに上下させる。

○時間は全体で10分程度


「動作手順」

1.左右掌の最下部を叩く

左右の掌を縦にして胸の前で向い合わせる。

左右の掌の最下部(手根部=手首に接する部分)同士をリズミカルに軽く叩く。

ただし、左右の掌上部や指の部分は離して触れないように。Vの字。

回数は16回以上

2.掌の真中を叩く

掌の真中(労宮というツボがあります)を他方の手の拳(こぶし)でリズミカルに叩く。

(1) 左掌の真中を右手の拳で軽く叩く――16回以上

(2) 右掌の真中を左手の拳で軽く叩く――16回以上

(3) 2回に1回左右を入れ替える  ――16回以上

3.拳同士を叩く

両手を軽く握り、左右の親指側同士をリズミカルに叩いたり、子指側同士を叩く。

(1) 手の甲を上にして親指側同士を叩く――16回以上

(2) 手の甲を下にして子指側同士を叩く――16回以上

(3) 2回に1回入れ替える ――16回以上

4.手の甲を叩く

手の甲同士を軽くリズミカルに叩く。(両手を上下に動かす)

(1) 左手の甲の真中を右手の甲で軽く叩く――16回以上

(2) 右手の甲の真中を左手の甲で軽く叩く――16回以上

(3) 2回に1回入れ替える――16回以上

5.親指と人差指の間 を叩く

親指と人差指の間の又同士を軽く叩いて刺激する――16回以上

(1) 左手の親指と人差指の間に右手の親指と人差指の又を入れて軽く叩く

(2) 右手の親指と人差指の間に左手の親指と人差指の又を入れて軽く叩く

(3) 2回に1回入れ替える

6.5本の指の又同士を叩く 左右の指を開いて、5本の指の又同士を軽く叩く

(他の動作より少し長めにじっくりと)

(1)5本の指の又同士を軽く叩く(右手親指が上になるように連続して)

(2) 5本の指の又同士を軽く叩く(左手親指が上になるように連続して)

(3) 2回に1回入れ替える

7.手首を振る

脱力して肩の高さで手首を柔らかく振る

(1) 上下に振る――8回以上

(2) 水平に振る――8回以上

(3) 斜めに振る(ハの字) ――8回以上

(4) 逆斜めに振る(逆ハの字)――8回以上

(5) 上下に振る  8回以上上下に振ったら徐々にスピードダウンする

8.掌同士をゆっくり向かい合せる

   掌で気を感じ、味わう

(1)掌に意識を集中

(2)掌をゆっくり小さく様々に動かして気感を楽しむ

9.気で頭部をマッサージする

気のボールをイメージしてゆっくり動かし、頭部の気を整える

(1)両掌の間に気のボール(直径20cm程度)をありありとイメージする

(2)気のボールを縦に2つに分ける(瞬間的に2つの気のボールになる)

(3)2つの気のボールを各々左右の掌に乗せて目に近付け頭の内部に浸透させる

(4)両掌を左右・上下・前後にゆっくり動かし、2つの気のボールで頭の内部をマッサージする

(5)両掌の気のボールを目の周りでゆっくり左回転、次に右回転させる

(6)顔を洗うよう手を下から上にゆっくり動かし、気のボールで顔を整える

10.両手を軽く擦り合せてから、気になる身体の部分に手の平をやさしく当てる

   手の平から気を浸透させる

   

[功法7] : 香功抜粋

「香功抜粋」は、「香功」(シャンゴン)の中から重要部分を抜粋した短縮版です。「香功」は中国禅宗に伝わってきた秘密気功と言われてきましたが、田瑞生老師によって1988年一般公開されました。簡単で覚え易く健康効果が大きいことから急速に広まり、実践愛好者1000万人と言われています。

「共通動作」

○肩幅より少し狭く立つ(足先は真前に向ける)

○心身ともにリラックス・脱力して両前腕を軽やかに動かす

○呼吸は自然呼吸(ゆったりと鼻から吸い鼻から吐く)

○赤児のように純粋無垢な穏やかな心を維持する

○微笑みを浮かべてニッコリと

「動作手順」

1.両手開合

両手の平を向かい合わせてお腹の前に。

左右の肘から先を、水平に開いたり閉じたり開閉する。10回。

スピードは10往復で15秒程度。以下の動作も同じスピードで行う。

手の平に意識を集中しながら前腕だけを水平に動かす。

2.富士山のシルエット

両手の平で富士山のシルエットを上から下へ撫でるようにカーブを描く。手の位置は、上は首の高さ、下に降ろした時、丹田の高さに。

漢字の「八」の字のように滑らかなカーブを描く。描いたら首の高さに戻して繰り返す。

下では両手をあまり広げ過ぎない。両肘を伸ばし切らない。

3.ピアノ弾き

両手の平を下向きにして、前腕を外45度に開き、次に内45度に閉じ、繰り返す。ピアノを弾くような感じで、前腕を水平に開閉する。左右の肘の位置はほぼ固定し、動かさない。10本の指を伸びやかに伸ばし、手の平に意識を集中しながら、水平にゆったりと動かす。

4.逆ピアノ弾き

両手の掌を上向きにして、前腕を外45度に開き、次に内45度に閉じ、繰り返す。左右の肘の位置はほぼ固定し、動かさない。10本の指を伸びやかに伸ばし、手の平に意識を集中しながら、水平にゆったりと動かす。

5.うちわを揺らす

両手の平を縦にして約20cm離して向かい合わせ、20cmの距離を保ったままお腹の前で左右に約45度ずつ振る。左右の肘の位置はほぼ固定し、動かさない。2枚の団扇(うちわ)を左右一緒にゆっくり扇ぐ感じ。手の平に意識を集中する。

6.天地左転

両手の平を縦にして約20cm離して向かい合わせたまま、鳩尾(みぞおち)を中心にして前腕をゆっくり左回転させる。回転の範囲は、上は首、下は丹田の範囲に留める。真円よりも少し横長の楕円を描く。

7.天地右転

逆回転。両手の掌を縦にして約20cm離して向かい合わせたまま、鳩尾(みぞおち)を中心にして前腕をゆっくり右回転させる。

8.両耳に気を流す

両手の平を縦にして上下に動かす。

左右の手の平を同時に、下は丹田の高さ、上は両耳の高さの範囲で弧を描いて往復させる。肘の位置はほぼ固定し、縦に弧を描くように前腕を上下に動かす。

9.両眼に気を流す

両手の人差し指から小指までを軽くくっつけて、離した親指と""の字(左手の場合、右手では逆C)を作る。縦に弧を描くように両手の2つの""を上下に往復させる。下は丹田、上は両目の前。両手の2つの""を丹田の前から弧を描いて上にあげ、目の前3cmに近づけ、そして下ろす。

10.交差振り子(気の発電)

両腕・両手を脱力して体の前で振り子のように自然に左右に揺らす。

左右の手の甲を前方に向け、腕が外側に開いたり、内側に閉じて軽くクロスするようにゆったり揺らす。腕・手は肩を支点として、振り子のように自然に左右に揺れるような感じ。閉じるときは、お腹の下で両手を交差させる。開くときは、両腕をあまり広げ過ぎない。両肘を伸ばし切らない。

手の平と丹田を両方意識しながら両腕を揺らす。

<留意点>

(1)各動作の回数は36回が基本となっています。ただし1.の両手開合だけは10回(約15秒)です。回数は状況に応じて増減して結構です。

(2)両手を動かすスピードはいつも一定にします。できれば1.の両手開合のスピードを維持します。

(3)各動作において、手の平に意識を集中します。意識を手の平に集中するほど、気感を感じ易くなります。

(4)各動作によって両手の動かし方は様々ですが、1~7の動作では基本的に前腕部分を動かします。肘の位置はほぼ定位置をキープします。肘自身は大きくは動かさないようにします。

<補足>  香功抜粋の気感

継続していると次第に気感、気の感覚を感じられるようになってきます。気感は個人によって相違が大きいのですが、手の平で感じる方が多いかと思います。なお、各動作によって気の感じ方が微妙に異なります。

○1~7項までは手の平に意識を集中すればするほど、気感を感じ易くなります。

○8項は両手で丹田の気を耳の真横まで引き上げる都度、左右の耳の間に自動的に気が流れ、頭部を気が貫通する様子をイメージしながら行います。

○9項は両手で丹田の気を両眼の前まで引き上げる都度、丹田の気が両眼に流入して目を潤し、さらに頭部全体に気が拡がる様子をイメージしながら行います。

10項では、丹田の気を意識し、さらに手の平の気を強く意識することにより、お腹の前で「気が渦巻く」、「気が発電」される感覚が生じるようになってきます。


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# by jiriki-tachikawa | 2017-11-20 11:40 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第19号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第19号

第4章 宇宙のしくみを活かす健康法  

4-2.簡単気功法 

[功法4] : 振動功

「振動功」は、身体の力を抜き、リラックスする効果の高い超簡単気功法です。継続すれば、次第に身体の力が抜けて、コリや歪みが軽減されていきます。また循環機能・骨密度・免疫力などの増加も期待できます。武術の鍛錬にも有効です。

<振動功のポイント>

(1)両足を肩幅より少しだけ狭くして立ち、爪先を真前に向けて両足を平行にします。

(2)全身を脱力させ、股関節と膝を柔らかく緩めて、身体全体を2~4cm程度上下にリズミカルに揺すります。時々、背骨を意識して、背骨を上下にリズミカルに揺すります。

(3)揺するスピードは1分間に110回~140回程度が一般的ですが、いろいろ変化させてみて気持ちの良いスピードでゆったり揺すります。

(4)揺する時間は、出来れば5分、最初は疲れない範囲で3分程度でも結構です。少しずつ長くしてきます。下記のバリエーションを加えると5分以上できるようになります。

(5)1日3回程度続けていると、身体の固い部分が次第にほぐれてきて、少しずつですが身体のコリや歪みが小さくなっていきます。

<振動功のバリエーション> 

(1)揺すりながら、身体の上部から順番に力を抜いていくイメージを続けます。身体を上下に揺すりながら順番に、頭から、両肩から、胸から、お腹から、背中から、腰から、お尻から力を抜いて、力を足裏に落とし込んでいくイメージを続けます。実際に力が抜けてくると、足裏で身体の重みが重くなったように感じられてきます。

(2)重心を左足に移して、背骨を意識して背骨を2~4cm程度上下にリズミカルに揺すります。数分揺すったら重心を右足に移して、背骨を意識して背骨を2~4cm程度上下にリズミカルに揺すります。

(3)重心を真中に戻し、両肩を意識して、両肩全体を大きく5~8cm程度上下にリズミカルに揺すりながら、肩を緩めほぐしていくイメージを思い続けます。

(4)次に胸を意識して、胸全体を大きく5~8cm程度上下にリズミカルに揺すりながら、胸の内側を緩めほぐしていくイメージを思い続けます。また、内臓を意識して、主な内臓を緩めほぐしていくイメージを思い続けます。

<補足> 

(1)リラックスして、力を抜きながら、リズミカルに身体を上下に揺すりましょう。当然ながら、力を入れてこわ張った状態で揺するのではありません!

「振動功」を継続しているとコワバリが次第に取れて、クセや歪みが軽減されていきます。ただし、1度や2度やっただけでは取れません。継続することで少しずつ軽減されていくものです。

(2)揺するだけで何故コリや歪みが取れるの? と不思議に思われるかも知れません。

器に豆や塩などを入れて表面が凸凹している状態を想像してみてください。器の縁をトントンと軽く叩いていると、次第に凸凹が小さくなって表面が平らになっていきますね。それと同じ原理です。

(3)身体全体を上下にリズミカルに揺することにより、頭部が揺れ、内耳の中にある「耳石」も揺れます。後にご説明する「NASA健康法」と同様またはそれ以上の効果が期待できます。

[功法5] : 両手前後振り+イメージトレーニング

    

「両手前後振り+イメージトレーニング」も身体の力を抜き、リラックスさせるのに効果のある超簡単気功です。合気道や太極拳など「気の武術」の準備気功としても重宝されています。

<両手前後振りのポイント>

「基本動作」

(1)両足を肩幅より少しだけ狭くして立ち、足先を前方に向け平行にします。

(2)身心をリラックスさせながら、両手を左右一緒に自然に前後に振ります。

(3)両手の指先を伸ばし気味にし、手の平どうしを向かい合わせ、左右一緒に自然に前後に振ります。そして10本の指先を意識します。

「基本動作+メージトレーニング」

基本動作を維持しながら、下記のイメージトレーニングを続けます。

(1)頭から力を抜いて、力を大地に流し落としていきます。頭が空っぽ。

(2)首から力を抜いて、大地に流し落としていきます。首が空っぽ。

(3)両肩から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

(4)胸から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

(5)鳩尾(みぞおち)から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

(6)お腹から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

(7)背中から力を抜いて、力を大地に流し落としていきます。

(8)腰と股関節から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

(9)お尻から力を抜いて、大地に流し落としていきます。

<留意点>

(1)両手を自然に前後に振りながら、頭の上から順番に力を抜いていき、最終的には腰と股関節を緩めながら、お尻からも力を抜きます。腰の周囲には沢山の筋肉が層をなして骨盤を取り囲んでいます。それらの筋肉群を極力脱力させることが重要です。

(2)力を抜くことは意外と難しいものです。継続して練習していると次第に力が抜けてくるようになります。うまく力が抜けてくると、両足裏に身体の重みがズシーっとかかってきます。

(3)両手を自然に振る動作は、中国語で「スワイショウ」と呼ばれています。武術の鍛錬法として使われています。そのスワイショウにイメージトレーニングを重ねています。両手の前後の振れ幅は自然で結構ですが、あまり大きく振り過ぎないようにします。

(4)力を抜くイメージの仕方はお好きな方法で結構です。例えば、頭から力を抜くイメージの場合は、頭の中味が上から下へどんどん流れ落ちていくイメージでもよいですし、頭の中に満たされていた水が大地に流し落とされて水面が下がっていくイメージでも、あるいは光が満ちていく様子をイメージする方法でも結構です。

(5)時間は、5分、できれば10分以上続けます。

継続していると次第に手の平で「気」を感じるようになってきます。「気」の循環が高まるからです。

<補足> 立ち方のポイント

気功の立ち方は、とても奥が深いです。力を抜いて立つことが基本ですが、練習を続けていると、立っているだけで全身に気を拡げることができるようになります。

そのポイントです。

(1)先ず、両足を肩幅より少しだけ狭くして立ち、足先を前方に向け平行にします。

(2)腰と両股関節を緩め、両膝もわずかに緩めます。次に両股関節を後方へ2cmほど引き込み、お尻全体を緩めて、お尻を後ろ側から2~3cmほど下へ沈めます。椅子に腰掛け始めたときの姿勢です。

膝を曲げてお尻を下げるのではありません。腰、股関節、お尻から力を抜くことでお尻が沈み、結果的に膝が少し緩むだけです

(3)上記がうまく出来ると、両足裏に身体の重みがズシーっと降りてきます。力が抜ければ抜けるほど足裏で重みをしっかり感じられるようになっていきます。身体の重みを感じることはとても重要です。

そうなってきたら両足裏がどんどん柔らかくなっていくイメージを続けます。続けていると実際に足裏が少しずつ柔らかくなって、足裏全体で身体の重みを均等に支えられるようになってきます。10本の足指もしっかり床に着くようになってきます

(4)柔らかい両足裏で床をわずかに下方へ押し下げる意識を持ちます。

続けていると次第に、足裏から垂直上向きに働く作用を感じて背骨が上に伸びたくなるような感覚が生じてきます。足裏から全身に気が拡がっていきます。

富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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# by jiriki-tachikawa | 2017-10-25 07:27 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第18号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第18号

第4章 宇宙のしくみを活かす健康法  

「気」は「根源のエネルギー」であり大宇宙の大元です。その「気」の働きを積極的に引き出すのが「気功法」です。本章では、気功法(=気功)の具体例をご説明いたします。

気功の種類は数えきれないほど多く、簡単なものから複雑なものまで様々あります。簡単な気功であっても、その動作を文章だけでご説明するのはなかなか困難です。長大な文章になってしまうので読むだけでも疲れてしまい、実際にやってみようという意欲が薄れがちになるからです。したがって、ここでは基礎的な、超簡単な気功のみをご紹介いたします。超簡単な気功であっても継続していると必ず素晴らしい効果が表れてきます。

4-1.呼吸法の実際

呼吸法は極めて重要です。想像する以上にその効果は大きいです。以下にご紹介する簡単な呼吸法だけでも、継続さえ出来れば病気が半減でき、アンチエイジング効果も期待できます。細胞レベルで全身が元気になり、身体だけでなく心の働きまで活性化されていきます。

[功法1] : 順式腹式呼吸法

(1)鼻からゆったりと息を吸いながら、お腹を前側に膨らませます。次に鼻からゆったりと息を吐きながら、お腹(丹田)を後側に引き込みます。これを繰り返すだけです。呼吸に合せてお腹を意識して前側に大きく膨らませ、意識してお腹(丹田)を後側に引き込みます。

(2)吸うとき、出来れば「細く、長く、深く、均一に」吸います。吐くときも、出来れば「細く、長く、深く、均一に」吐きます。ただし、無理せずにゆったり気持ちよく呼吸できる範囲で結構です。

(3)姿勢は楽な姿勢で結構です。椅座(椅子に腰かける)が無難ですが、立位、正座、あぐら、結跏趺坐(両足を組む)でも、あるいは仰向けで寝た姿勢でも結構です。

<留意点>

◎ 大事なことは、決して無理をしないことです。ご自分のペースでゆったり気持ちよくできる範囲で続けていると、次第に腹式呼吸法に馴れてきます。そして「細く、長く、深く、均一に」呼吸できるようになっていきます。

◎ 吸う時間は、5~10秒程度、吐く時間も5~10秒程度で最初は短めから練習します。ご自分のペースで少しずつ慣れるようにしていってください。

◎ 心を落ち着け雑念を排除して静かに呼吸します。呼吸そのものに意識を集中するのも方法の一つです。すなわち、吐く息、吸う息に意識を集中します。

◎ もし息を吐くときに、鼻から吐くのに違和感がある方は、当面 口から吐いても結構です。続けていると次第に鼻から吐けるようになっていきます。

◎「順式腹式呼吸」を、出来れば1日3回以上行います。はじめは1回あたり5分ほどで結構です。無理をせずに、ご自分のペースでゆったり気持ちよく腹式呼吸をしましょう。

<補足>

(1)順式腹式呼吸法の「順式」とは、息を吸うときにお腹を膨らませるのを「順式」と言い、逆に息を吸うときにお腹を引っ込めるのを「逆式」と言います。

(2)「丹田」とは、からだにいくつかある重要なエネルギーセンターの一つです。丹田の場所は、流派や指導者によって若干異なりますが、お腹側と背中側のちょうど中間あたりに位置し、ゴルフボールより少し大きめの容積を占め、エネルギー(気)が充満しているエネルギーセンターであると考えられています。お臍の下(およそ横指4本分)の奥にあるとする説が比較的多いようです。続けていると、実際に丹田のエネルギーを感じられるようになっていきます。

(3)出来れば舌先を上の歯の根元か歯茎に軽く触れるようにします。エネルギー(気)の流れが更に良くなります。身体の背中側とお腹側を縦に循環する気の流れが良くなるからです。

[功法2] : 逆式腹式呼吸法

(1)鼻からゆったりと息を吸いながら、肛門を締めて真上に引き上げます。同時に、お腹(丹田)を後側に引き込みます。

(2)鼻からゆったりと息を吐きながら、肛門とお腹(丹田)と腰全体を緩めて脱力します。

(3)姿勢は楽な姿勢で結構です。椅座(椅子に腰かける)が無難ですが、正座、あぐら、結跏趺坐(両足を組む)でも結構です。



<留意点>

◎ 肛門を締めて真上に引き上げ、お腹(丹田)を後側に引き込む時は、少し力を入れます。強さは、弱からず、強からず、適度な力を入れます。

◎ 吸う時間は、5~10秒程度、吐く時間も5~10秒程度で最初は短めから練習します。出来れば、1回5分程度を1日3回繰り返します。ただし、無理をしないように、ご自分のペースで少しずつ慣れるようにしていってください。

◎ 雑念を排除して、意識を、肛門周辺とお腹(丹田)だけに集中します。

<補足>

(1)「逆式腹式呼吸法」にも沢山の方法、流派があります。上記でご説明した逆式腹式呼吸法はその一例であり、「骨盤底筋」を鍛える効果があります。特に女性の皆様には大事な呼吸法と思います。いわゆる「締り」が良くなり、尿漏れなどを予防することができます。姿勢は、座っていても、立っていても出来ます。電車の中でもどこでもできます。

(2)慣れてきたら、次のバリエーションも試してみては如何でしょうか。

息を吸いながら、肛門ではなく少し前方の尿道口あたりを締めて引き上げるようにしてみます。そして、呼吸ごとに肛門と尿道口を交互に引き上げるようにしてみます。

(3)お腹(丹田)を後側に引き込むのを一時的にやめて、肛門と尿道口を吸気とともに交互に引き上げることに専念します。括約筋の強化が促進されます。

(4)逆式腹式呼吸法の一例をご紹介しましたが、できれば順式腹式呼吸法もしっかり行ってください。呼吸法の基本は順式腹式呼吸法だからです。

[功法3] : 正心調息法

「正心調息法」は、塩谷信男医学博士(19022008年)がご自身の体験を基にして創案された健康増進を主目的とする呼吸法です。病気治癒・願望成就も可能です。博士は106歳まで長生きされ、ゴルフのエージシュートを2回達成されています。

91歳のときにこの素晴らしい健康法を自分だけで独占するのは勿体ない、万人に公開しようと決意。以後、博士による書籍執筆や講演会活動などによって「正心調息法」が急速に広まりました。

そのステップの中に想念(言葉の力)・内観(イメージの力)を組み込むことで、病気治癒、願望実現の効果が期待できます。

なお、「正心」とは下記の3項目を絶えず維持することです。

◎物事をすべて前向きに考える

◎感謝の心を忘れない

◎愚痴をこぼさない

実際には、下記の(1)息法と(2)想念 を25サイクル繰り返し、最後に(3)静息において「大断言」を10回強く念じて終わります。

(1)息法:  下記の「吸息・充息・吐息・小息」を25サイクル繰り返します。

 A. 吸息:鼻から息を吸う。吸った息を丹田に押し込むイメージ。

 B. 充息:息を止める。吸った息を更に丹田に押し込む。肛門を締める。

 C. 吐息:息を吐く。息を静かに長めに吐く。丹田・肛門・全身を緩める。

 D. 小息:間合いをとる。普通の呼吸を1~3回して息を整える。

(2)想念:  息法に合わせて下記の文言を念じる(黙念する)。

 A. 吸息:「宇宙の無限の力が丹田に収められた。そして全身に満ち渡った。」

 B. 充息:「全身が全く健康になった。○○病が治った。」

 C. 吐息:「体内の不要なものが全部吐き出された。全身がきれいになった。芯から若返った。」

 D. 小息:文言不要。次の吸息に備える。

(3)静息:丹田に軽く力をこめたまま、次の「大断言」を10回ゆっくり強く念じる。

「大断言」=「宇宙の、無限の力が、凝り凝って、真の、大和の、み世が生り成った。」

(うちゅうの、むげんのちからが、こりこって、まことの、だいわの、みよがなりなった。)

<留意点>

 

◎ 「宇宙の無限の力」とは、「根源のエネルギー」すなわち「気」のことです。

◎ 姿勢は椅座(椅子に腰かける)、正座、あぐら、結跏趺坐(両足を組む)何でも結構です。

◎ 背筋を気持ちよく伸ばし、顎を軽く引き、眼を閉じます。

◎ 両手をお腹の前にもっていき「鈴の印」を組みます。両肘は直角に曲げ、両肘が軽く脇腹につくようにします。鈴の印は両手でおにぎりを軽く握るときの手の形です。左右の親指以外の4本の指をつけたまま、両手を近づけて空気のおにぎりを囲い込むようにしながら両手を球形に合せます。ただし左右の親指がクロスする部分だけ小さな穴(直径1~2cm)を空け、他の部分は閉じます。

◎ 継続がとても大事です。

できれば毎日1セット、できれば時間をおいて合計2~3セット行います。

<練習法>

(1)最初は息法だけを練習します。

 A.吸息:6秒以上。

 B.充息:6秒以上。

 C.吐息:8秒以上。

 D.小息:間合いをとる。息が整うまで普通の呼吸を続ける。

(2)次に想念の文言を丸暗記します。

(3)息法と想念を組み合わせて練習します。

すなわち、6秒間以上かけて吸息しながら「宇宙の無限の力が丹田に収められた。そして全身に満ち渡った。」と黙って念じます。

次に、6秒間以上かけて充息しながら「全身が全く健康になった。○○病が治った。」と

黙って念じます。このとき病気治癒ではなく、願望実現を望む場合は、「○○病が治った」の代わりに「○○がかなった」と黙って強く念じます。

次に、8秒間以上かけて吐息しながら、「体内の不要なものが全部吐き出された。全身がきれいになった。芯から若返った。」と黙って念じます。

(4)息法と想念を25サイクル繰り返します。

10サイクル以上続けたら、「○○病が治った」を別の「○○病が治った」に、または「○○がかなった」に入れ替えても結構です。

(5)息法と想念を行うときに、言葉の表す情景をありありと想い描きます。例えば、B. 充息では、「全身が全く健康になった。○○病が治った。」と黙然しながら、実際に病気が治って小躍りして喜んでいる様子をリアルにイメージします。継続するエネルギーの働きによって、次第にイメージした通りに事体が進んでいくからです。

富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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# by jiriki-tachikawa | 2017-10-19 10:31 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第17号

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第17号

第3章 健康のグレードアップ   

3-5.呼吸法

呼吸法は、「気功」の中の重要な要素です。

無意識ではなく、しっかり「意識した呼吸」によって、体内の全ての細胞に血液が送られ、酸素と養分が十分に届けられます。そして全ての細胞が生き生きと活性化され、設計図通りの本来の機能を取り戻していきます。体内の酸素不足が解消され、生命力、免疫力が高まり、病気やガンを未然に予防します。そして元気が湧いてきます。

1.呼吸法の基本

(1)呼吸法には数えきれないくらい多くの種類があります。目的も方法も流派も難度も様々です。

・健康増進のための呼吸法

・病気を治すための呼吸法

・願望を成就するための呼吸法

・武術鍛錬としての呼吸法

・修養の過程としての呼吸法

・悟りに至る呼吸法

などなど色々あります。呼吸法は驚く程奥が深いのです。また呼吸法は、心の深い領域とも密接に関係します。次章において、病気を治すための呼吸法・願望を成就するための呼吸法の実例をご紹介いたします。(正心調息法)

(2)呼吸法を大別すると、「胸式呼吸」と「腹式呼吸」に分けることができます。

子供の頃から無意識に行っている呼吸は胸式呼吸が中心であり、肋骨を動かせる範囲内の比較的浅い小さな呼吸です。

一方、腹式呼吸は、練習によって大きくお腹を動かせるので、ゆったりとした深く大きな呼吸を行うことができます。健康増進効果がより大きいのは腹式呼吸です。

(3)腹式呼吸の中で基本中の基本は、「順式腹式呼吸法」です。

息を吸いながらお腹を前側に膨らませ、息を吐きながらお腹(丹田)を後側に引き込みます。お腹を大きく前後に動かすことにより、横隔膜が動き、内臓も一緒に動かされ刺激されるため健康が増進されます。別に「逆式腹式呼吸法」もあります。

具体的な方法は、第4章でご説明いたします。

2.呼吸法の効果

「呼吸法」は想像以上に大きな効果をもたらします。健康長寿の「鍵」といっても良いと思います。単に酸素と養分を全身・全組織に廻らせるだけではありません。普段私たちが無意識に行っている呼吸は、「自律神経」によって自動的に制御されています。

一方、呼吸法による呼吸は、逆に「自律神経」を望ましい状態に調整することができます。また内臓が程よい刺激を受け、内臓自身の働きが活性化されていきます。さらに、リラックスし易くなり、心が落ち着き、心の働きを活用しやすくなってきます。

以下に呼吸法の効果を整理します。

(1)生命力、免疫力の向上

長く細く深い呼吸によって、体内の全ての細胞に血液が送られ、酸素と養分が十分に届けられます。そして全ての細胞が活性化され、生命力、免疫力が高まり、病気やガンを未然に予防します。

(2)自律神経の調整

呼吸法によって自律神経を調整することができます。自律神経は交感神経と副交感神経とから構成されており、両者のバランスが乱れると様々な不調が生じてきます。呼吸法によって自律神経のバランスを整えることができます。このことは次項でもう少し具体的に説明します。

(3)内臓の活性化

お腹を前後に大きく動かそうとすると横隔膜が上下に動くので、横隔膜周辺の内臓も一緒に動かされ、程よい物理的な刺激を受け、内臓自身の働きが活性化されていきます。

(4)リラックスし易くなり、次第に脱力できるようになってきます。その結果、「気」が身体中を滞りなく循環するようになってきます。そして「気」が全身に満ち満ちていきます。

(5)呼吸法によって次第に心が落ち着いてきます。雑念を排除し易くなってきます。そして「心」の働きを活用し易くなってきます。ストレスが軽減され易くなります。

「心」の働きの活用については、拙書「ガンにならない歩き方」の「調心」をご参照ください。

3.呼吸法による自律神経の調整

呼吸法によって自律神経の調整ができると述べました。

(1)自律神経とは?

自律神経は、からだの活動度を自動的に調整する重要な神経系です。からだを活動的にさせる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」とから構成され、意識することなく自動的に身体を最適な状態に維持します。

(a)交感神経は、自動車に例えるなら、アクセルとして機能します。いざという時(例えば敵と遭遇した時など)交感神経は、心拍数を上昇させ、血圧を上げ、呼吸数を上げ、闘争準備や逃走準備を行います。

(b)副交感神経は、ブレーキとして作用し、上記と逆の働きを行い、また消化機能や排泄機能を促進させます。

この交感神経と副交感神経の絶妙なバランスによって心身が快調に維持されますが、バランスが崩れると様々な不調が生じてきます。

(2)自律神経の調整

(a)交感神経を高めるためには、意識して吸気を長めに吸い、吐くときは短めに吐いて呼吸を続けます。次第に交感神経が刺激されて、アクセルの働きが優位になります。気持ちが落ち込んで元気が出ないとき、やる気が湧いてこないときなどに試します。

(b)副交感神経を高めるためには、意識して呼気を長めに吐き、吸うときは短めに吸って呼吸を続けます。次第に副交感神経が刺激されて、ブレーキ機能が優位になります。

気持ちを落ち着けて安静を得たいときに試します。

(c)特に問題がないときの呼吸は、吸う時間と、吐く時間をほぼ同じ長さでゆったりと気持ちよく呼吸を続けます。吸うときも、吐くときも、細く、長く、深く、均一に、吸いまた吐きます。

富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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# by jiriki-tachikawa | 2017-10-07 10:45 | 応用編メールマガジン

[大宇宙のしくみが解かってきた!「応用編」]  第16号

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第3章 健康のグレードアップ  
 

3-4.気功の分類

気功には何千もの方法・スタイル・流派があると述べました。したがって気功の分類法もいろいろあります。

1.動きによる分類

(1)動功: 動きながら行う気功

(2)静功: 座ったまま、立ったままなど、見かけ上あまり動かないで行う気功

2.範囲による分類

(1)内気功: 身体の内側の気を整える気功(自分自身の健康、鍛錬)

(2)外気功: 身体の外側にまで気を拡げて、相手(家族や患者など)の気を調整する気功

3.目的に応じた分類

(1)養生気功: 健康・長寿のための内気功、外気功

(2)医療気功: 病気治療のための外気功

(3)武術気功: 武術として相手を制するための外気功

(4)宗教気功: 道を究め、霊性を高め、悟りを開く一環としての気功(仏教気功、チベット密教気功、道教気功など)

4.主要素による分類

(1)調身が主体の気功

(2)調息が主体の気功

(3)調心が主体の気功

(4)上記を複合した気功

5.姿勢による分類

(1)座って行う気功

(2)椅子に腰掛けて行う気功

(3)立って行う気功(たんとう功と言います)

(4)動きながら行う気功

(5)歩きながら行う気功

(6)寝た状態で行う気功

なお「太極拳」は、本来は気を活用する武術なので、動きながら行う武術気功に分類されます。


<補足> 気のからだの構造

気のからだは見えませんし、かたちもハッキリとは認識できません。

肉体のからだのように皮膚で囲まれた定型ではなく、体の外側まで拡がっています。しかも意識によって拡大したり縮小したりします。例えば、丹田を意識して、丹田の気を拡げようと思うと、実際にお腹の前方に丹田の気が拡がって大きくなるのを感じることができます。また眼力を鋭くして前方を凝視すると、視線に沿って眼から気が伸びていきます。てのひらで視線を遮ると、てのひらも眼もその変化を感じます。武術では眼力がとても重要です。

「気のからだ」は喩えて言えば、からだを取り囲む「電波の雲」のようなものと考えることもできます。生命体にはそれぞれ、エネルギーと情報を持った電波の雲が取り巻いているのです。それを「エネルギー体」と呼んだりもします。電波ですから境界がなく原理的には無限に拡がっています。だから遠く離れた他人の気のからだを調整する、すなわち遠隔治療することができるのです。

ただし、電波の正体は、「電子」の振動が周囲の空間に拡がった物質次元の電磁波ですが、「気」は高次元の存在です。次元が高いので電波よりも遥かに精妙機微であり、空間と時間を超越します。すなわち「気」の働きは空間と時間の制約を受けないのです。

気のからだは見えませんが、いくつかの構造を持っていると考えることができます

「経絡」(けいらく)は気のからだの一つの構造と見ることできます。「経絡」は簡単に言えば生物の「気の流れ道」です。様々な経絡がありますが、内臓に関する経絡だけでも12経絡あります。

肺経、大腸系、胃経、脾経、心経、小腸系、膀胱系、腎経、心包系、三焦経、胆経、肝経の12経絡です。各経絡上にはそれぞれ複数のツボが点在します。指圧や鍼灸など東洋医学では、これらのツボを利用して経絡を調整し、気のからだを整え、肉体のからだを整えていきます。

富士健康クラブ 

   関口 素男

    sekiguchi.m@ozzio.jp


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# by jiriki-tachikawa | 2017-09-24 18:15 | 応用編メールマガジン

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